広報さがみはら No.1331 平成28年(2016年)2月15日号 3面 ---------- 平成28年度から 国民健康保険税の税率を改正します  国民健康保険は、病気やけがの際に安心して医療が受けられるように、加入者の皆さんが保険税を出し合い必要な医療費に充てる、相互扶助の制度です。 税率改正の背景 保険給付費などが年々増加  加入者の高齢化や医療技術の高度化などから、26年度の保険給付費(主に本人負担分を除いた医療費)は22年度に比べ約48億円も増加しています。また、国民健康保険などの医療保険者が拠出する後期高齢者医療制度を支えるための支援金や介護保険制度による介護納付金も増え続けています。 保険税の増額が必要です  保険給付費などの財源は、保険税と国・県からの補助金などで賄うことが原則ですが、保険給付費などの増加により、現行の保険税率では賄えていません。そのため、福祉・教育・道路整備などの行政サービスのために使う「一般会計」から多額の繰り入れを受けています。このような状況から、保険税率を改正します。 国民健康保険特別会計歳入に占める繰入金(26年度決算) 790億円 保険税 183億円(23%) 国・県支出金200億円(25%) 社会保険等からの交付金 225億円(28%) 県内市町村による共同事業交付金 77億円(10%) 一般会計繰入金 84億円(11%) その他(3%) 改正後の税率 ※所得割の税率のみを見直し(均等割・平等割は変更なし) 保険税(年税額) 医療分・支援金分・介護分ごとに課税限度額があります。 所得割 医療分 5.15%から5.33% 支援金分 1.85%から2% 介護分 1.25%から1.52% 均等割(1人当たり) 医療分 2万3,000円 支援金分 1万円 介護分 6,900円 平等割(1世帯当たり) 医療分 1万9,200円 支援金分 4,800円 介護分 5,400円 支援金分は後期高齢者医療制度を支援するためのもので、加入者全員に賦課します。 介護分は40歳から64歳の介護保険料で、加入している医療保険の中で賦課します。 具体的な税額は、6月中旬に送付する納税通知書をご覧ください。 保険税の軽減  22年3月末日以降に、倒産や解雇などで離職した人は、申告により、離職した本人の前年給与所得を100分の30として計算し、軽減します。 対象 22年3月末日以降に倒産や解雇、雇い止めなどで離職し、次の全てに該当する人 ○国民健康保険加入者で、離職日時点で64歳以下 ○雇用保険受給資格者証の離職理由コードが、11、12、21、22、23、31、32、33、34のいずれか ※離職日により軽減の適用年度が異なります。 保険税の減免  申請により、減免される場合があります。 ※詳しくはお問い合わせください。 対象 保険税の支払いが困難な次のいずれかに該当する世帯 ○災害により家屋等が3分の1以上損害を受けた ○会社都合の退職(解雇・会社倒産など)、事業不振、休廃業、公私の扶助を受けていて、現年見込み所得額が前年の所得の70%以下に減少する ○疾病により、医療費(税控除の対象分)が所得の30%以上となった ○土地・家屋を売却して、その収入の全額を債務の返済に充てた ○刑事施設等に収容され、療養の給付制限を受けた期間がある ※災害により家屋等が3分の1以上損害を受けた、刑事施設等に収容され、療養の給付制限を受けた期間がある世帯を除く世帯は、世帯主(国民健康保険に加入していない世帯主も含む)と国民健康保険の被保険者全員の所得額と、生活保護基準により算出した基準生活費との割合等で適用を判定します。 納期限までに必ず納めましょう  特別な事情がなく滞納が続くと、財産を差し押さえたり、保険証の返還を求めたりするなど、やむを得ず厳しい措置を取ることがあります。 ●納付は便利な口座振替で  毎回納付する手間が省け、納め忘れの心配がなくなります。一度手続きをすれば翌年度も自動的に更新されます。 手続きに必要なもの預金通帳、印鑑(通帳の届け出印)、保険証か納税通知書 申し込み 直接、金融機関か国民健康保険課、緑・南区役所区民課、各まちづくりセンター(橋本、本庁地域、大野南を除く)・出張所へ ●休日納税相談窓口を ご利用ください  平日に保険税の納税相談や納税ができない人のために、窓口を開設します。電話での相談も受け付けます。 日時 3月6日(日曜日)午前9時から午後4時 会場 国民健康保険課(市役所本館1階) 問い合わせ 国民健康保険課  保険税率の改正について 電話042−769−8235 軽減・減免について 電話042−769−8296 納税相談について 電話042−769−8234 ---------- 麻溝台・新磯野第一整備地区土地区画整理事業 早期のまちづくりに向けて着実に前進 事業の進捗(しんちょく)状況 麻溝台・新磯野地区は、圏央道の相模原愛川インターチェンジ(IC)から約3キロメートルに位置し、幹線道路の整備による交通利便性の向上が期待される地区です。同IC開通による産業系土地利用の需要を踏まえ、地区の中央部(第一整備地区)について、先行してまちづくりに取り組んでいます。  これまでに、地権者の皆さんと将来の土地活用について意向調整を進め、1月末には、事業の工事などを行うため、地区の一部について仮換地指定※を行いました。 ※土地区画整理前の土地に換えて、新たに使用することができる土地(仮換地)を指定すること 今後の予定 建物等の移転補償調査などを実施し、順次、道路・上下水道などのインフラ整備、造成工事に着手し、企業の誘致を図りながら、平成35年度の事業完了をめざします。 仮換地指定(順次) 造成工事着手(28年度以降順次) 誘致企業の選定・立地 事業完了・換地処分(35年度) 誘致企業の選定・立地 問い合わせ 麻溝台・新磯野地区整備事務所 電話042−769−9254 ---------- お知らせ 記帳・帳簿書類の保存が必要です  平成26年1月から、個人で事業や不動産貸し付けなどを行う全ての人(所得税申告等が不要な人を含む)に、記帳と帳簿書類の保存が必要となりました。 ※詳しくは、国税庁ホームページをご覧になるか、お問い合わせください。 問い合わせ 相模原税務署電話042−756−8211 ---------- お知らせ 建築基準法一部改正 定期報告制度が変わります  6月から、同法12条に基づく定期報告・定期点検制度が変わります。これまでの報告対象用途に加え、診療所や飲食店、遊技場などが対象となる予定です。 問い合わせ 建築審査課 電話042−769−8254 ---------- さがみ風っ子教師塾  市立小・中学校教員志望者を対象に、人間性豊かな教師を養成するため、平成21年10月に開塾しました。現在、教育に対する夢や情熱を持った第7期生57人が、本市の教員をめざして学んでいます。 塾長から さがみ風っ子教師塾長 的川泰宣さん(JAXA名誉教授)  さがみ風っ子教師塾は、相模原市・日本・世界の未来を担う子どもたちを育むために、教師とその卵の皆さんが「志と人間性を磨き育てる」場です。教育に対する夢や情熱を持った人の入塾を、経験豊かな専任講師たちと待っています。 塾生から 第7期生 宇田川翔平さん  講義や体験活動、塾生同士での協議など、教員に必要な力を付ける機会がたくさんあり、自分を高めています。塾で学んだことを、将来の教員生活で積極的に生かしていきたいです。 見学会を開催! パネルディスカッション 「教育への夢と情熱を語る」  塾生がパネリストになり、的川塾長と教育への夢や情熱を語り合います。第7期生が本市の教員をめざして学んでいる様子を見学しませんか。 日時 2月27日(土曜日)午前10時から正午 会場 総合学習センター 定員 50人(申込順) 申し込み 2月26日までに、電話か、Eメールに住所、氏名、年齢、電話番号、「見学会」と書いて、同センター(Eメールjyuku@sagamihara-kng.ed.jp)へ ※詳しくは、同塾ホームページをご覧になるか、お問い合わせください。 問い合わせ 総合学習センター 電話042−756−3647