広報さがみはら No.1282 平成26年(2014年)2月1日号 6.7面 ---------- 相模原の文化財を学ぶ  市内には旧石器時代から近現代までの文化財が数多くあります。気軽に見られる文化財や、相模原の歴史を学べるイベントなどに足を運んで、相模原の歴史に触れてみませんか。 ※詳しくは、市ホームページの 観光・文化 → 史跡・文化財 → さがみはらの文化財一覧 をご覧ください。 市文化財展 「伝えていきたい ふるさとの自然と文化」  市域の歴史や文化財などを調査・研究している市民団体や大学内の有志団体が、日頃の研究成果の展示や発表を行います。 日時 2月14日(金曜日)〜16日(日曜日) 午前10時〜午後8時(14日は正午から、16日は午後4時まで) 発表会 16日(日曜日) 午前10時30分〜午後0時30分※1団体10分程度。時間は前後する場合があります。 会場 ユニコムプラザさがみはら  ※希望者は直接会場へ 発表順 1 発表団体 相模女子大学 社会マネジメント学科 有志 テーマ 民俗行事と地域活性化 ― 風をめぐる民俗 ― 発表順 2 発表団体 麻布大学 あざおね社中 テーマ 青根の棚田の歴史と成り立ちと生物調査 発表順 3 発表団体 相武台のナベトロ遺跡をたどる会 テーマ 消えゆく陸士の名残り「新戸トンネル」(市道新戸相武台) 発表順 4 発表団体 尾崎行雄を全国に発信する会 テーマ 教科書などに見る尾崎行雄 発表順 5 発表団体 相原の歴史をさぐる会 テーマ 相模原市二本松地区の変遷 発表順 6 発表団体 相武台歴史同好会 テーマ 関東大震災と旧相模原市域― その形跡はどのように残されているか その2― 発表順 7 発表団体 相模原郷土懇話会 テーマ 相模原南部の今昔写真 発表順 8 発表団体 さがみはら地名の会 テーマ 自治会名を通して地域の歴史を探る―大野北地区を中心として― 発表順 9 発表団体 城山エコミュージアム運営委員会 テーマ 城山エコミュージアムの活動紹介 発表順 10 発表団体 市教育委員会(県立津久井湖城山公園、文化財調査・普及員東南班と合同) テーマ 津久井城調査成果、田名向原遺跡公園事業、勝坂遺跡公園事業、相模大野周辺文化財マップ紹介] 問い合せ 文化財保護課 電話042−769−8371 ---------- 民俗芸能大会  市内の民俗芸能保存団体が、市内各地に伝わる伝統芸能や仕事唄などを披露します。 日時 3月2日(日曜日) 午後1時〜4時 会場 あじさい会館  ※希望者は直接会場へ 時間(予定) 午後1時 5分 出演団体 ぼうち唄保存会 時間(予定)  午後1時20分 出演団体 田名八幡宮獅子舞(ししまい)保存会 時間(予定) 午後1時50分 出演団体 相模粋鼓会(招待団体) 時間(予定) 午後2時10分 出演団体 上溝シャンソン保存会 時間(予定) 午後2時25分 出演団体 大島諏訪明神獅子舞保存会 時間(予定) 午後2時55分 出演団体 光明学園相模原高校和太鼓部(招待団体) 時間(予定) 3時15分 出演団体 大沼土窯搗(どがまつ)き唄保存会 時間(予定) 3時25分 出演団体 長徳寺盆踊保存会 問い合せ 文化財保護課 電話042−769−8371 ---------- 編布作り  縄文時代の編み物「編布(あんぎん)」について学びます。実際に麻ひもを編んで、コースター程度の大きさの作品を作ります。 日時 2月16日(日曜日) 午後2時〜4時 会場 旧石器ハテナ館 対象 小学校4年生以上=10人(申込順) 費用 50円 申し込み 電話で同館(電話042−777−6371)へ ---------- 旧石器ハテナ館作品展  体験教室や出張授業で作った作品(勾玉(まがたま)・石器・土器など)やイベント写真、中学生による文化財保護ポスターの応募作品などを展示します。 日時 2月20日(木曜日)〜28日(金曜日) 午前9時〜午後5時(20日は午後2時から、28日は午後4時まで) 会場 旧石器ハテナ館 問い合わせ 同館 電話042−777−6371 ---------- 勝坂を学ぼう!原当麻〜勝坂遺跡周辺文化財探訪  勝坂遺跡ボランティアガイドの解説で、東原古墳、浅間神社、八景の棚、上磯部の土塁など約5kmにわたり、原当麻〜勝坂遺跡の文化財を探訪します。 日時 3月9日(日曜日) 午前9時〜正午 集合場所 原当麻駅 定員 50人(申込順) 申し込み 電話で文化財保護課 電話042−769−8371へ ---------- 古民家園のひなまつり  ひな壇飾りを展示します。昔ながらのひなまつりを体験してみませんか。 日時 2月23日(日曜日) 午前10時〜11時30分 会場 古民家園(相模川自然の村公園内) ※希望者は直接会場へ 問い合せ 文化財保護課 電話042−769−8371 ---------- 弓矢作り  竹で弓矢、黒曜石で矢じりを作りながら、製作を通して弓矢が使われ始めた背景などを学びます。弓矢が完成したら試射体験をします。 日時 3月16日(日曜日) 午後2時〜4時 会場 旧石器ハテナ館 対象 小学生以上=30人(申込順)  費用 100円 申し込み 3月1日から電話で同館(電話042−777−6371)へ ---------- 相模原の文化財年表 原始 旧石器時代  旧石器ハテナ館( 史跡田名向原遺跡旧石器時代学習館) 田名向原遺跡(国指定史跡)で発見された、わが国最古といわれる2万年前の住居状遺構を中心に、旧石器時代などについて学べます。 ※2月8日に、講演会「当麻山無量光寺の中世石造物」があります。 交通 原当麻駅から「望地キャンプ場入口」行きバス「塩田下」下車徒歩1分 問い合わせ 同館 電話042−777−6371 縄文時代 史跡勝坂遺跡公園  縄文時代中期の大集落跡が中心の公園です。周辺で出土した土器は「勝坂式土器」として縄文時代中期の目安とされています。園内に笹葺(ささぶ)きと土葺きの竪穴(たてあな)住居2棟や、竪穴住居廃絶後の窪地、敷石住居を復元しています。 ※2月9日に、「勝坂を学ぼう!勝坂の野鳥観察」があります。 交通 下溝駅から「相武台前駅」行きバス「上磯部入口」か「勝坂入口」下車徒歩5分 問い合わせ 文化財保護課 古代 奈良時代 三彩小壺  日本で初めて釉薬(ゆうやく)をかけて作られた奈良時代の焼き物です。三彩土器は3色(白・緑・褐色が一般的)の釉薬をかけ、奈良三彩陶器と呼ばれています。田名坂上遺跡で出土した三彩小壺は、郷土の歴史を知る上で貴重とされ、市指定文化財となっています。 ※市立博物館で展示 奈良・平安時代 古代のカマドと土器  市では、カマドが伴う奈良・平安時代の竪穴住居が数多く発見されています。相原(相原遺跡群)や橋本(橋本遺跡)、東橋本(矢掛・久保遺跡)、上鶴間(中村遺跡)など、境川流域で数多く見つかっています。 中世 戦国時代 津久井城跡  県立津久井湖城山公園内の城山が戦国時代の山城「津久井城跡」です。戦国時代の典型的根小屋式山城として遺構が残されています。 交通 橋本駅から「三ヶ木」行きバスで「クラブ前」下車徒歩20分 問い合わせ 県立津久井湖城山公園管理事務所 電話042−780−2420 近世〜近現代 江戸時代  小原宿本陣 江戸時代初期に開かれた甲州道中の宿場で、19世紀初期に建てられた県内で唯一残る本陣です。県指定重要文化財になっています。 交通 相模湖駅から徒歩20分 問い合わせ 同所 電話042−684−4780 江戸時代 旧青柳寺庫裡(古民家園)  江戸時代中期に建てられたとされている旧青柳寺庫裡(きゅうせいりゅうじくり)(古民家園)は相模川自然の村公園内に移築・復元されています。県指定重要文化財になっています。 交通 橋本駅からコミュニティバス「相模川自然の村」下車徒歩5分 問い合わせ 同所 電話042−760−1130 江戸時代(幕末) 旧中村家住宅  全国的に珍しい幕末期の擬洋風(和洋折衷)建築で、主屋(しゅおく)は国登録有形文化財になっています。外観は1階が和風、2階が洋風の要素でまとめられているのが特徴です。 交通 下溝駅から「相武台前駅」行きバス「勝坂入口」下車徒歩5分 問い合わせ 文化財保護課 明治時代 吉野宿「ふじや」  甲州道中の10番目の宿場で、旅籠「藤屋」があった場所です。明治29年に火事で焼失し、30年ごろに建て直された建物を郷土資料館として公開しています。 交通 藤野駅から「相模湖駅」行きバス「吉野」下車徒歩1分 問い合わせ 同所 電話042−687−5022