広報さがみはら No.1262 平成25年(2013年)4月1日号 4面 ---------- ごみの減量化・資源化等の推進を図るために 一般廃棄物処理基本計画を改定  市では、市民・事業者・行政が協働して、ごみの減量化・資源化、適正処理の推進と、生活排水処理の推進を図るため、3月に「一般廃棄物処理基本計画」を改定しました。  この改定は、平成20年に策定した同計画の中間目標年度における見直しを行ったもので、これまで取り組んできた施策を評価・見直すとともに、東日本大震災の発生をはじめとした廃棄物を取り巻く環境の変化や、国の制度改正等への対応を図るものです。同計画(ごみ処理基本計画、生活排水処理基本計画)の目標年度(30年度)における各種数値目標の見直しと、その目標達成に向けて重点的に取り組む事項を計画に位置付けました。  目標達成に向けて、改めて4R〈Refuse(リフューズ)(ごみになるものを受け取らない)、Reduce(リデュース)(物を大切に使いごみを減らす)、Reuse(リユース)(物を繰り返し使う)、Recycle(リサイクル)(ごみを資源として再び利用する)〉への取り組みにご協力をお願いします。 お問い合わせ 廃棄物政策課 電話042−769−8336 改定した数値目標 (ごみ処理基本計画) @市民1人1日当たりの家庭ごみ排出量 目標「500g以下」を「480g以下」に改定 Aごみ総排出量 23年度実績 23万7,234t 目標(改定前)30年度 25万t以下 目標(改定後)30年度 22万3,000t以下 Bリサイクル率 23年度実績 20.2% 目標(改定前)30年度 30%以上 目標(改定後)30年度 25%以上 ※1 C最終処分量 ※2 23年度実績 2万4,161t 目標(改定前)30年度 − 目標(改定後)30年度 2万1,000t以下 ※1 ペットボトル等資源の軽量化や、新聞等書籍類の電子化の進展により資源回収量が減少したため、リサイクル率を改定しました。 ※2 ごみを焼却した後の灰等の埋め立て量である最終処分量を、新たな目標として定めました。 重点的に取り組む事項 ごみ処理基本計画 @ごみと資源の排出ルール徹底のための周知・啓発の充実  地域の特性に考慮しながら、自治会未加入者、集合住宅等の単身居住者、学生などに重点を置いた周知・啓発を行います。 A事業系一般廃棄物のさらなる減量化・資源化に向けた対策の実施  業種ごとの指導・啓発や、剪定(せんてい)枝を含む木くずや小学校残渣(ざんさ)調理で出た生ごみ等)などの食品廃棄物の資源化を図ります。 B使用済み小型電子機器等の再資源化に向けた事業の実施  家庭から排出される使用済み小型電子機器等について、回収ボックスを設置するなど適正なリサイクルを確保します。 C家庭ごみの有料化を含めたごみ処理手数料のあり方の調査研究  すでに有料化を実施している自治体のごみ量の推移や課題等を整理し、ごみ処理手数料全体の適正なあり方について調査研究を行います。 D収集運搬体制の見直し  収集運搬体制における課題等を整理し、収集回数、収集方式等さまざまな視点から見直しを行います。 E安全で安定的なごみ処理・処分体制の確保  災害に強いごみ処理体制の構築に向けて、災害廃棄物等処理計画の見直しを行います。また、次期最終処分場の施設設置に向けた調査や、財源確保に向けた施策を検討します。 F市民・事業者・行政の協働による仕組みづくりの充実  市民・事業者・行政それぞれの連携を強化するとともに、行政は庁内の関係部署との連携を図り、さらなる協働事業の充実を図ります。 G地域に根差した組織体制の検討  既存の環境事業所等を生かし、地域の窓口としてより身近な組織体制の確立をめざして検討します。 生活排水処理基本計画 @生活排水処理を進めるための市民への普及啓発や指導等の強化  生活排水処理の重要性を広く啓発して水源地域としての市民の意識向上を図ります。また、公共下水道への接続指導等の強化や高度処理型合併浄化槽の設置の推進により、良好な水環境の保全を図ります。 A津久井クリーンセンターの着実な整備と安定的な管理運営  し尿処理施設の老朽化に伴う津久井クリーンセンターの再整備を着実に進め、安定的・効率的な管理運営の確保を図ります。 Bディスポーザー汚泥への対応  ディスポーザー※ 汚泥の収集運搬、処分が確実に行えるよう、体制の確保を図ります。 ※流し台の排水口の下に取り付ける台所用生ごみ処理機 レモン1個分(約100g)のごみ減量にご協力を 相模原ごみDE71大作戦  相模原ごみDE71(でない)大作戦は、一般廃棄物処理基本計画で定めたごみの減量化・資源化を着実に推進するため、「1人1日当たりレモン1個分(約100g)のごみ減量」を目標にした取り組みです。これまでの取り組みで、平成19年度に比べ約30gのごみが削減されました。残り70gの減量をめざし、市では引き続き次のような取り組みを皆さんと行っていきます。 出前講座の実施  自治会や小学校などに市職員が伺い、ごみの分別や減量化に関する講座を行っています。 街頭キャンペーンの実施  分別戦隊シゲンジャー銀河やレモンちゃんがスーパーマーケットや駅に登場し、ごみの減量化・資源化を訴えています。 集積場所で指導  自治会役員や廃棄物減量等推進員と市職員が、ごみ・資源集積場所で利用者にごみの分別指導を行っています。 分かりやすいパンフレットの作成  ごみの分別に役立つよう、見やすく分かりやすいパンフレットを作成しています。 ※一般廃棄物処理基本計画は、各行政資料コーナー・図書館で閲覧できるほか、市ホームページの 暮らしの情報 → リサイクルとごみ → 計画・統計など でもご覧になれます。 家庭ごみ分別サイトのご利用を 市コールセンターでは、ごみの出し方や収集日程などが確認できる家庭ごみ分別サイトを開設しています。ぜひご利用ください。 お問い合わせ 市コールセンター 電話042−770−7777