広報さがみはら No.1391 平成30年(2018年)8月15日号 7面 ---------- 10代から知っておきたい がんってなに?  日本では、「がん」によって命を落とす人が年々増えています。がんにならない、命を落とさないために、「がん」という病気をきちんと知り、今できることを考えてみましょう。 がんってどんな病気なの? 予防するためにできることはないかな? などの疑問にお答えします! クイズに答えながら、一緒に「がん」について学びましょう! Q1 どうして私たちが「がん」について知る必要があるの? 1 めったにない珍しい病気で、知っている人が少ないから 2 自分や自分の大切な人が将来がんになる可能性は、実はとても高いから 3 学校のテストに出るから Q1の答え 2   日本人の場合、おおよそ2人に1人が一生のうちにがんと診断されるといわれています。今、がんは死亡の原因の第1位で、全体の約30%を占めています。 相模原市のがんのこと  市でも、がんは死亡の原因の第1位で、がんによる死亡者数は年々増加しています。平成27年度では、1,769人が、がんで命を落としています。 Q2 がんはどうやってできるの? 1 自分の細胞がコピーミスを起こして、がん細胞になる 2 身近にいる人から感染する 3 焦げた食べ物を何回か食べるとできる Q2の答え 1   私たちの体の中では、毎日古い細胞と新しい細胞が入れ替わっています。新しい細胞は、もとの細胞がコピーされて作られますが、時々コピーミスを起こすことがあります。このエラー細胞が「がん細胞」になります。  多くの場合はコピーミスした細胞を免疫細胞が退治してくれますが、たまに見逃してしまうことがあります。これが育つと「がん」になります。 Q3 がんにならないためにできることはある? 1  飲み物は熱いもの、食べ物は塩分が多いものを選ぶ 2  免疫細胞を疲れさせないために、なるべく運動をしない 3  将来たばこを吸わない、お酒を飲み過ぎない Q3の答え 3   がん細胞ができる原因の1つが、たばこです。たばこを吸う人が吐いた煙を吸うこと(受動喫煙)も、がん細胞が作られる原因になります。また、たばこを吸う人がお酒を飲み過ぎると、がん細胞が作られる確率がもっと高くなります。  生活習慣に気を付けて、がんを予防しましょう。  ただ、生活習慣に気を付けていても、完全には予防できないのが「がん」。  がんで命を落とさないためには、がん検診を受けることも大切です。 相模原市のがん検診  市では、日本人のがんによる死亡の原因の上位を占めている「胃がん」「大腸がん」「肺がん」「乳がん」に加えて、近年増加傾向にある「子宮がん」の検診を実施しています。 始まります がん教育  33年度から中学校2年生の保健体育で「がんの予防」について学習することになります。がんに対する正しい知識や、予防の大切さについて学校でも学習していきます。 まとめ 誰でもがんになる可能性はあります。 正しい知識を身に付けて、大人になったら必ずがん検診を受けましょう! がん検診の申し込み方法など詳しくは、市ホームページをご覧になるか、電話で市コールセンター(電話042−770−7777)へお問い合わせください。 問い合わせ 健康増進課 電話042−769−8322  ※がん教育については学校教育課(電話042−769−8284) ---------- 市シティセールスFacebookページ「相模原市シティセールス」 https://www.facebook.com/sagamihara.pr 市シティセールス Twitter「相模原市シティセールス」 https://twitter.com/sagamihara_PR