広報さがみはら No.1401 平成31年(2019年)1月15日号 6.7面 ---------- プログラミングで変わる 子どもたちの学び方 プログラミング教育は平成32年度(2020年)から全国の小学校で必修化されます。市立小学校では、全国に先駆け、これまでにない子どもたちの学び方の可能性を、最大限に生かそうとする率先した取り組みが始まっています。 なぜいまプログラミング? これからを生きる子どもたちの基礎教養に ※プログラミングとは コンピューターが意図した動きをするように仕組みを考えることの総称です。  少子高齢化が進み、労働人口が減少していくこれからの社会をよりよく生きるためには、情報技術を使いこなすための「考える力」や、課題解決のための「発想力」などの基礎教養力が必要です。  プログラミングを使った授業では、「机上」だけではない、「体験」型の授業を行います。 実際に試行錯誤をしながら解決するプロセスをたどり、「考える力」と「発想力」を育てます。  市では、プログラミングに早い段階から触れる機会をつくり、これから大きく変化していく社会・価値観の中で、子どもたちが心豊かに生きていく基礎となる力を伸ばす教育に取り組んでいます。 これまでの授業をより深く 発展した学びにできます 例えば… 自分のイメージに合わせて動かすためにはどんな指示や組み合わせが必要かを考えると、 論理的思考が育ちます。 イメージしていた動きと違った場合にどう変更したらもっとうまくいくのかを考えると、 課題解決力が育ちます。 小学校1年生の授業風景をのぞいてみました 楽しみながら基礎を定着! プログラミングロボットとともだちになろう!  体験型の授業で、ロボットがイメージ通りに動くように、一枚ごとに動きの指示内容が異なるパネルを組み合わせていきます。限られた条件から見通しを立てて物事を進めたり、答えを導くまでの過程にはいろいろな方法があったりすることを授業の中で自然に学びます。 授業の流れ 1.先生からの合図でさっそく開始!スタートとゴールを設定します。 2.パネルの指示内容を理解しながら、ロボットがゴールにたどり着くように、自分たちで道順を考えます。 3.うまくいかなくても、何度もチャレンジ。試行錯誤することで、目標まで繰り返し考え抜く力が養われます。 4.上手に動けば大喜び!ほかのグループと問題を出し合いました。 5.今日の授業の感想を紙いっぱいに記入。すぐにまとめる力も身に付きます。 小学校6年生の授業風景のぞいてみました プログラミングを教科の学びに応用! 社会科 災害に強いまちづくりを考えてみよう  この日のテーマは防災。がれきの中から人を助けるロボットなど、災害時に必要な仕組みを考え、そのモデルをブロック型のプログラミング教材で作りました。グループごとに素晴らしいアイデアを発表していました。 発表したアイデア ●土砂崩れの現場に自動で向かい土砂を撤去するブルドーザー ●支援物資を自動で届ける自動車 ●がれきの中から人を見つけ出すロボット など 自ら学ぶ力を育てるのが “さがみはらの教育” 考える、試す、また考える… それがこれからの学びのスタンダード 問い合わせ 教育センター 電話042−754−2577