広報さがみはら No.1421 令和元年(2019年)11月15日号 6.7面 ---------- 認知症であってもなくても いろいろなことをしたい! −みんなをつなぐ まちづくり−  認知症であってもなくても「いろいろなことをしたい!」という望みは誰にでもあります。周囲の人が一方的にサポートするだけでなく、認知症の人もできること・やりたいことをアピールし、仲間を作っていく。そんな取り組みが市内に広まっています。 みんなの「したい!」を応援したい 例えば… 「ウィッシュカード」で双方のニーズをマッチング  ウィッシュカードは、みんなの「望み」を伝えるために、さがみはら認知症サポーターネットワーク(通称さがサポ)が使うツールです。認知症の人や家族のニーズだけでなく、パートナー全員のニーズを聞き取り望みを叶えるこの取り組みが、全国的にも注目されています。 ※パートナー 認知症の人、認知症サポーターを含むさがサポの会員 ウィッシュカードを通じて助け合いの思いをつなぎたい さがサポ代表世話人 佐藤さんの話  さがサポは、「お互いさまのパートナー」をモットーに活動をする団体です。  「ウィッシュカード」によってさまざまな人をマッチングしていくうちに、認知症の人だけでなく皆それぞれできないことやできること、仲間とならできることがあるという大きな気付きがありました。それが、「お互いが助け合う」活動の大きな柱になっています。  今後も、助けたいという気持ちを持った人が一人でも多く増えて、笑顔や「ありがとう」があふれるまちになると信じて活動を続けていきます。 さがサポ  約600名のパートナーが活動しています。パートナーズカフェの設立・運営や、スポーツを通じた交流会の企画・運営などさまざまな活動をしています。 身近なことから手助けしたい 例えば… 認知症サポーターとオレンジリング  認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けをする人です。  また、市内には認知症サポーターとなり、認知症サポーターのシンボルである、オレンジリングを身に着けて働く皆さんが増えています。 ※認知症サポーターになるには、認知症サポーター養成講座を受講する必要があります。 お客様の目線でご案内をしています 市内ショッピングセンター インフォメーションカウンター 前田さんの話  ショッピングセンターでは、カウンターで何度も同じことを質問したり、道に迷っていたりする方がいらっしゃいます。もし、何度同じ質問をされても、何度でもお答えします。また、迷っている人には、口頭で説明するよりもその場所までお連れした方が分かりやすい場合は同行してご案内します。  以前からハキハキと受け答えすることを心掛けていましたが、認知症サポーター養成講座のおかげで、より臨機応変に対応ができるようになりました。 お互いの「してほしい」と「したい!」がつながった 例えば… パートナーのみんなと一緒に「好き(スキ)ーに行きたい」望みがかなった  国体出場経験のあるスキー選手だった山根さんは、認知症を発症してから長い間、大好きなスキーから遠ざかっていました。「スキーに行きませんか」とウィッシュカードで呼び掛けたところ、スキーに行きたいパートナー家族とマッチングができ、一緒にスキー旅行に行くことができました。  スキー場では見違えるような生き生きとした姿で周りの人を感激させ、本人も大満足でした。 例えば… 「農業を手伝ってほしい」&「地域で活躍したい」望みがかなった  「農園で収穫しませんか」という呼び掛けに、ボランティアの一員として認知症の人が参加しています。みんなで汗を流すことは、楽しく、生きがいにもつながっています。  また、収穫した野菜はイベントで販売しています。そこは認知症の人が接客や商品の品出しを担当し、一人一人が役割をもって住民の皆さんと交流できる、地域貢献の場になっています。 お手伝いできてうれしいです ※スキー、農園の野菜収穫はさがサポのウィッシュカードによる取り組みです。 例えば… みまもりあいプロジェクト  地域で協力して、認知症の人を見守り合えるまちを育てるプロジェクトです。  専用アプリを使って、行方が分からなくなった人の捜索依頼を出すことや、捜索の協力をすることができます。 ※個人情報を第三者に知らせることなく安全にご利用できます。 問い合わせ 地域包括ケア推進課 電話042−769−9249 ---------- 認知症サポーター養成講座  認知症サポーターになりませんか  認知症の症状や認知症がある人への接し方などを学びます。 日時 12月11日(水曜日)午後1時30分から3時 会場 老人福祉センター若竹園 対象 市内在住・在勤の人 定員 15人(申込順) 申し込み 12月5日までに、直接か電話、同園(電話042−746−4622)へ 日時 12月18日(水曜日)午後2時から3時30分 会場 ウェルネスさがみはら 対象 市内在住・在勤の人 定員 30人(申込順) 申し込み 12月13日までに、電話、ファクス、Eメールに住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を書いて市キャラバン・メイト連絡会事務局(Link・マネジメント内 電話042−707−1603 ファクス042−786−6631 Eメールsagami−mate.network@link−npo.com)へ ※講座終了後に、オレンジリングがもらえます。 相談したいとき ●お住まいの地区の高齢者支援センター ●もの忘れ相談(予約制) 緑高齢者相談課(電話042−775−8812) 中央高齢者相談課(電話042−769−8349) 南高齢者相談課(電話042−701−7704) ●医療に関する専門相談 市認知症疾患医療センター(北里大学東病院内 電話042−748−7099) 月曜日から金曜日(祝日等を除く)午前9時30分から午後4時30分 家族の行方が分からなくなったとき 認知症高齢者・障害者等徘徊SOSネットワークシステム  行方が分からなくなった場合に、警察や協力事業者など、まちの皆さんとの連携により早期発見を支援します。 ※事前に対象者の情報や写真を登録して下さい。 シニアの元気を応援 愛唱歌を歌い、免疫力をアップ 歌って笑顔 笑って健康 日時 12月2日(月曜日)午後2時から4時 会場 杜(もり)のホールはしもと 講師 城 直美さん(音楽レクリエーション講師) 対象 市内在住の人 定員 105人(申込順) 費用 700円 申し込み 12月1日までに、電話でシニア活動の森の高橋さん(電話080−7953−3384)へ 健康情報講座 認知症予防のために  認知症予防についての講座。運動プログラム「コグニサイズ」など運動面からの認知症予防を紹介します。 日時 12月7日(土曜日)午後2時から4時 会場 杜(もり)のホールはしもと 定員 30人(申込順) 申し込み 直接か電話で、橋本図書館(電話042−770−6600)へ 市老人クラブ連合会 「ゆめクラブ大学」 高齢者の健康や介護予防に関する講習会 日時 12月17日(火曜日)午前11時から午後3時30分 会場 小山公民館   対象 市内在住の60歳以上 定員 100人(申込順) 申し込み 12月4日までに、電話で市老人クラブ連合会事務局(地域包括ケア推進課内電話042−769−9231)へ ---------- 市シティセールスFacebookページ「相模原市シティセールス」 @sagamihara.pr 市シティセールスTwitter「相模原市シティセールス」 @Sagamihara_PR