ギャラリースタッフセレクション16 南条 嘉毅(Yoshitaka Nanjyo)
この展覧会は、各ギャラリースタッフが注目する若手作家を、毎回厳選し紹介していくシリーズ展です。
平成19年1月18日(木曜日)から2月26日(月曜日)まで
展示内容
ギャラリースタッフセレクションとは、これから活躍が期待される若手作家などをギャラリーの一角を利用して相模原市民ギャラリーのスタッフが、紹介するコーナーです。
今回は、相模原市内にある「STUDIO牛小屋」というアトリエで制作活動を行っている作家、南条嘉毅をとりあげます。彼は日本各地の風景画を、その土地の「土」を使って制作するという若手作家であり、日本人の培われてきた“精神”なるものは何かを追及している作家でもあります。
近年制作したシリーズとしては「熊野古道」、「富士塚」、「甲州街道」などが挙げられ、それらの題材を取材をすることから彼の制作は始まります。日本の風景や場所をテーマにしている彼は、日本各地をめぐり歩いて採取した「砂」や「土」を、ステンシルで画面に定着させるという彼独自の技法を用いて風景画を描いています。
その地の情景などを写真やメモで記録し、それを素に彼自身がその場から感じたものを平面におこすという彼の風景画は、時にシンプルにその地を表現し、その地の本質を見抜こうとする彼の技と眼力に我々は驚くことでしょう。
しかしそれこそが彼の作品の面白さであり、ありきたりな風景画にならない所以でもあると思います。一度シンプルに切り抜かれた彼の風景画は、観る者に懐かしさや郷愁の念すら与える原風景なのかもしれません。
本展示では、そのような彼の新作である「甲州道中」シリーズを中心に、平面作品4点を紹介します。
出品作品
「諏訪盆地」
- 2006年、1620ミリメートル×1120ミリメートル、綿布・土・アクリル・他
「日本橋」
- 2006年、1303ミリメートル×1620ミリメートル、綿布・土・アクリル・他
「小仏峠」
- 2006年、803ミリメートル×652ミリメートル、パネル・綿布・土・アクリル・他
(注)本展では出品していません。
プロフィール
- 1977年
香川県生まれ - 2001年
東京造形大学 美術学科 美術専攻1類(絵画科)卒業 - 2002年
東京造形大学 研究科 修了
個展
- 2002年
「必見!」(ギャラリーエス、渋谷) - 2003年
「東京都渋谷区神宮前5‐4‐13 2003年12月23日から2006年12月28日」(ギャラリーエス、渋谷) - 2006年
「東京都杉並区阿佐ヶ谷北1‐28‐8 2006年02月15日から2006年02月27日」(西瓜糖、杉並) - 2006年
「甲州道中」(ギャラリーエス、渋谷) - 2007年
(switch point、国分寺)にて展示予定
グループ展
- 2000年
「a moment」(テプコギャラリー、渋谷) - 2001年
「Primal Scream」(相模原市民ギャラリー、相模原) - 2003年
「オープンスタジオ展」(相模原市民ギャラリー、相模原) - 2003年
「Art?~異価値広場~」(東京造形大学内nodeギャラリー、八王子) - 2004年
「1978‐ 高松工芸美術科卒業生の今」(高松市美術館、香川) - 2004年
「景展 ~シカクノイロハ~」(相模原市民ギャラリー、相模原) - 2004年
「旧細淵ビル展 ~9人の展覧会~」(神田神保町小林ビル内、千代田) - 2004年
「STUDIO牛小屋展」(ギャラリーエス、渋谷) - 2005年
「トーキョーワンダーウォール公募2005」(東京都現代美術館、江東) - 2005年
「Works in Studio」(STUDIO牛小屋ほか、相模原) - 2007年
「アーティスト・イン・レジデンス」(観音寺市、香川)にて展示予定
※上記リンクは「Weblio辞書」のページを新しいウィンドウで開きます。
用語解説については、「Weblio」までお問い合わせください。