手話ワンポイントレッスン
耳が聞こえない人たちは、街の中などで皆さんに手助けをお願いすることがあります。そんな時に役立つ手話をぜひ覚えてください。
耳が聞こえない人
「聴覚障害者」「難聴者」「ろう者」など、耳が聞こえない人を表す言葉はさまざまです。
聞こえの程度も、大きな声で話せばなんとか聞こえる、補聴器をつければ聞こえる、補聴器をつけても全く聞こえないなど、人によって異なります。
手話
耳が聞こえない人のすべてが手話ができるわけではありません。
大人になって聞こえなくなった人や高齢のために耳が遠くなった人は手話ができません。その人たちには紙に書く、口をはっきり開けゆっくり話す、身振りを加えるなど工夫する必要があります。
耳が聞こえない
パターン1 手の平を上下にひらひらさせる。
パターン2 手の平を耳に当てる。
耳が聞こえない人は何か手助けしてほしい時、まず自分が聞こえないことを伝えます。上図の手話のほかに、耳を指して両手や指で×と表すこともあります。はっきりした声で「耳が聞こえません」と伝える人もいます。聞こえないことがわかったら、その人にわかる方法で話をしてください。
助けて(手伝ってください)
親指を立てて握った手にもう片方の手の平を自分に引き寄せるように数回当てる。
手話を知らなくても、耳が聞こえない人と話すことができます。
紙に書いたり、短い言葉なら相手の手の平に書いて伝え合うことができます。顔を見ながらゆっくりはっきり話すことで伝えることもできます。見えるものは指で示したり、ジェスチャーで伝える工夫もしてみてください。
助けを求められたら、相手の様子に合わせてコミュニケーションをとってください。
痛い
パターン1 5本の指を曲げ指先を軽く屈伸させる。
パターン2 5本の指を曲げた手を左右に動かす。
頭の近くで「痛い」を表すと頭痛、お腹の前で表すと「腹痛」というように、痛い場所によって表す場所が異なります。
痛さの度合いは表情に表れます。
耳が聞こえない人は電話を使えないので救急車を呼びたくても呼べないことがあります。状況によっては、代わりに電話をして救急車を呼ぶなどしてください。
どうしましたか?(なに?)
人差し指を左右に振る。
耳が聞こえない人が困っているのを見かけたら、「どうしましたか?」と話しかけてみてください。
聞こえない人は困っている時に手話で話しかけられると安心します。
その後のやりとりは、紙に書いたり、ジェスチャーで伝えるなど、状況に合わせて工夫してください。
「痛い」と組み合わせると「どこが痛いですか?」という意味になります。
電話
電話 親指と小指を立てて耳に当てる。
携帯電話 人差し指を立てて軽く握って耳に当てる。
耳が聞こえない人が外出先で一番困るのが緊急時の電話です。
警察や消防署、会社などに急いで連絡したい時など、「電話」の手話を表して、電話をお願いすることがあります。
聞こえない人の中には「119番に電話してください」などと書かれた「お願い手帳」を見せる人もいます。伝える内容を紙に書いてもらうなどして確認した上で、電話をしてください。
大丈夫
5指をそろえた手の指先を左胸から右胸(左手の場合は、右胸から左胸)に移動させる。
聞こえない人と話す時は表情や体の動きが大切です。
首をかしげて尋ねる表情をしながら「大丈夫」を表すと「大丈夫ですか?」に、うなずきながら表すと「大丈夫ですよ」という意味になります。
例えば、救急車を呼ぶ電話をした後に「大丈夫」と伝えると、聞こえない人は安心することでしょう。
- 資料提供 相模原市聴覚障害者協会
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