広報さがみはら No.1351 平成28年(2016年)12月15日号 6.7面 ---------- 幹線快速バスシステムBRTの導入に向けて 市新しい交通システム導入基本計画を策定しました  市では、定時性(時刻表どおりの運行)や速達性(移動時間の短縮)を備え、市南部地域の拠点間の連携を強化する「幹線快速バスシステム(BRT)」の導入に向けて「市新しい交通システム導入基本計画」を策定しました。今後、この計画に基づき、BRTの早期実現に向けて取り組んでいきます。詳しくは市ホームページをご覧ください。 問い合わせ 交通政策課 電話042−769−8249 ルート 「相模大野駅から麻溝台地区から原当麻駅」を結ぶ区間 沿線の居住者や沿線施設への通勤・通学者、観光客等のニーズに対応し、行政、産業、商業、観光、教育、医療など、さまざまな分野で南部地域のまちづくりに貢献します。 連節バスの導入により、一度にたくさんの人が乗れるなど、輸送力の向上を図ります。 既存のバス路線などとの連携により、地域の交通アクセスの向上を図ります。 バス専用レーンなどの整備により、高い定時性・速達性を確保した公共交通サービスを実現します。 公共交通を充実し、自動車に過度に依存しない交通環境を実現します。 目標 次の5つを目標として、市南部地域の交通環境の改善やまちづくりに貢献する取り組みを進めていきます。 高い交通需要に対応可能な輸送力の実現 信頼できる公共交通サービスの実現 地域の交通アクセスの向上の実現 自動車利用に過度に依存しない交通環境の実現 まちづくりへの貢献 システム 幹線快速バスシステム(BRT)  路線バスをベースとし、車両、走行形態、駅・停留所、運賃収受、優先信号などの改善を組み合わせることで、定時性や速達性の確保、輸送力の増大を図ります。 車両 連節バス バスベイ  バス停で停車しているバスを後続車両が追い抜きできるよう、バスベイを整備し、交通の円滑化を図ります。 走行形態  道路中央のバス専用レーンの走行を基本としますが、交通状況や道路状況に応じて、バス優先レーンや一般レーンを走行します。 ターミナル・中間駅  道路中央に設置する中間駅は、上下線それぞれに島式のプラットホームを配置します。  上屋や風よけ、ベンチなどの快適な待合環境や、バリアフリー施設を整備するとともに安全性を確保します。 主な取り組み  短期・中期・長期と、段階的に整備していきます 全体的な取り組み  公共交通利用促進策  新たなまちづくりとの連携強化  既存バス路線の再編 など 短期取り組み おおむね3年から5年以内  相模大野駅から北里大学・病院間の急行バスの運行、連節バスの導入 ○交差点改良やバスベイの整備 ○相模大野駅北口周辺地区の自動車流入抑制策 ○連節バスの試験走行 など 中期取り組み おおむね5年から10年以内  相模大野駅から原当麻駅間の運行、県道52号の一定区間にバス専用走行空間を確保 ○バス専用(優先)レーンの設置 ○ターミナルの改良 ○連節バスの段階的導入 など 長期取り組み おおむね10年から20年以内  全区間で高い定時性や速達性を確保 ○バス専用レーンの設置 ○さらなる定時性・速達性向上策 など 計画の推進に向けて  目標の達成度や施策・事業の進捗状況を定期的に検証・評価し、必要な見直しを行うなど、適切に進行管理を行っていきます。