広報さがみはら No.1336 平成28年(2016年)5月1日号 6面 ---------- 吸わない人に吸わせていませんか? 5月31日は世界禁煙デー、5月31日から6月6日は禁煙週間 自分自身がたばこを吸わなくても、周囲の(他人の)たばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙といいます。  ニコチン、タール、一酸化炭素などの有害物質は、喫煙者が吸った煙(主流煙)よりも、たばこの先から出る煙(副流煙)の方が多いことが分かっています。  職場や多数の人が集まるところ、家庭などで受動喫煙を少しでも減らしていけるよう配慮しましょう。 世界禁煙デーとは  WHO(世界保健機関)が制定した禁煙を推進するための日。毎年5月31日と定められています。 受動喫煙にはどんな影響があるの? たばこの煙にはさまざまな有害物質が含まれていて、周りの人の健康を脅かしています。 約5,300種類の化学物質諸症状 約200種類以上の有害物質 諸症状 ●涙が出る、鼻が詰まる、頭痛がする ●心拍数が増える ●肺がんや循環器疾患(高血圧・虚血性疾患)等の危険性が高くなるなど 妊婦の場合 ●低出生体重児が生まれる発生率が高くなる ●早産・流産の危険性が高くなるなど 子どもの場合 ●乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性が高くなる ●呼吸器症状や呼吸機能の発達に悪影響が出る ●呼吸器感染症やぜんそく発作の誘発など呼吸器疾患の原因になるなど ※参考:「受動喫煙防止対策のあり方に関する検討会報告書」(平成21年 厚生労働省) 未成年の喫煙は法律で禁止されています  市民生活習慣実態調査(平成24年3月)では、喫煙経験について中学生は5.5%、高校生は11.8%が「ある」と回答しています。吸ったきっかけは「好奇心」「友達から勧められた」「親が吸っていた」などです。  未成年者の喫煙は体の成長の妨げとなるばかりでなく、たばこへの依存をより強めます。未成年の喫煙防止に関心を持ち、家庭内でも話し合いましょう。 たばこをやめたいと思ったら 病院で「禁煙治療プログラム」を受けよう!  禁煙治療プログラムを受けるためには一定の要件があります。 ※市内の禁煙治療医療機関については、市ホームページでご覧になれます。 対象 34歳以下 NEW 医療保険適応の条件など 条件はありません。※4月から要件が緩和されました。  対象 35歳以上 医療保険適応の条件など 1日のたばこの本数と喫煙年数を掛け合わせた指数が200以上になること 「禁煙チャレンジコース」を利用しよう!  個人の状況に合わせた方法で禁煙を続けるための支援をしています。 対象 1カ月以内に禁煙しようと考えている人 申し込み 電話で各問い合わせ先へ ※禁煙外来についても紹介していますので、ぜひお問い合わせください。 問い合わせ先 緑保健センター 電話042−775−8816  津久井保健福祉課 電話042−780−1414 中央保健センター 電話042−769−8233  相模湖保健福祉課 電話042−684−3216 南保健センター 電話042−701−7708  城山保健福祉課 電話042−783−8120 藤野保健福祉課 電話042−687−5515 問い合わせ 健康企画課 電話042−769−8322