広報さがみはら No.1308 平成27年(2015年)3月1日号 6面 ---------- 新しい交通システムの導入に向けて  新しい交通システム導入検討委員会からの答申  市では、定時性や速達性を備えた信頼性の高い公共交通として、市南部地域の拠点間の連携を強化することなどが期待される「新しい交通システム」の検討を進めています。こうした中、平成27年1月に「新しい交通システム導入検討委員会(南区内のまちづくり会議の代表者や公募市民、学識経験者、商業者、企業、大学、その他の関係者で構成)」 から同システムの導入に関する答申がありましたので、その概要をお知らせします。  詳しくは市ホームページをご覧ください。 答申の概要 新しい交通システムの目標  次の目標に対応するシステムを導入し、市南部地域の交通環境の改善やまちづくりを進める必要があります。 高い交通需要に対応可能な輸送力の実現 信頼できる公共交通サービスの実現 地域の交通アクセスの向上の実現 自動車利用に過度に依存しない交通環境の実現 南部地域のまちづくりへの貢献 システム  定時性や速達性の大幅な改善が期待でき、他のシステムと比べて事業費が安価で、段階的な運用が可能となる「新しいバスシステム(路線バスをベースに車両や走行路などの改善を組み合わせた輸送システム)」の導入を図る必要があります。 ルート  「相模大野駅から麻溝台地区(北里大学・病院、女子美術大学)から原当麻駅」間を基本に、拡幅整備計画のある県道52号を最大限に活用するルートへの導入を図る必要があります。 段階的な整備(各年数は目安)  県道52号の拡幅整備スケジュールに対応した短期・中期・長期での段階的な取り組みにより、整備を進める必要があります。 全体的な取り組み 公共交通利用促進策 新たなまちづくりとの連携強化 既存バス路線の再編 など 短期取り組み(基本計画策定後おおむね3から5年以内) 【連節バスによる急行運行の開始】 相模大野駅周辺のマイカー流入規制(時間帯限定) 交差点やバスベイ(バスが停車するためのスペース)の改良 連節バスの試験走行等による検証 など 中期取り組み(基本計画策定後おおむね5から10年以内) 【県道52号の一定区間にバス専用走行路を確保】 県道52号の拡幅整備に合わせたバス専用走行路の整備 バス優先レーンの整備 ?連節バスの段階的導入 など 長期取り組み(基本計画策定後おおむね10から20年以内) 【全区間において高い定時性・速達性を確保】 県道52号の拡幅整備に合わせたバス専用走行路の整備 さらなる定時性や速達性の向上策 など 今後のスケジュール  市では本答申を踏まえ、市民の皆さんの理解を得ながら、27年度中を目途に基本計画を策定し、新しい交通システムの早期実現に向けて取り組んでいきます。 新しい交通システムの導入検討に関する説明会  新しい交通システム導入検討委員会の検討経過・答申の内容・今後のスケジュールなどについて説明します。 日時 3月14日(土曜日)午後2時から4時 会場 南区合同庁舎 日時 3月19日(木曜日) 午後7時から9時 会場 ユニコムプラザさがみはら 定員 各80人(申込順) 申し込み 3月2日から開催日前日に、直接か電話、ファクス、Eメールに住所、氏名(ふりがな)、電話番号、参加人数、「新しい交通システム説明会」と書いて、交通政策課(ファクス042−757−6859 Eメールtoshikoutsu@city.sagamihara.kanagawa.jp)へ 問い合わせ 交通政策課 電話042−769−8249