広報さがみはら No.1302 平成26年(2014年)12月1日号 6.7面 ---------- 楽しくなければ消防団じゃない! 市消防団は、約1,600人の団員が市民の安全・安心のため、日夜、災害活動や防災訓練の指導などを行っています。 今回は、消防団活動を通して、人生を楽しんでいる人たちを紹介します。 消防団は、その地域に「住んでいる」「働いている」人たちによって構成される市町村の消防機関です。 団員は、一人一人がそれぞれの本業の傍ら、「自分たちのまちは、自分たちで守る」という「心」で活動しています。 ---------- 我らの消防団長 楽しく充実した消防団生活を         消防団長 清水映彦さん  日頃から、消防団活動にご理解、ご協力をいただき、ありがとうございます。  私のモットーは、「楽しくなければ消防団じゃない!」ということです。団員にはいつも仲間との和を大切にし、楽しく充実した消防団生活を送ってほしいと願っています。  消防団活動で培った強い絆は人生に彩りを加え、得た知識は自分と自分の家族を守ってくれると信じています。 頼もしい女性団員 チームワークで災害に立ち向かう 中央方面隊第4分団第5部 団員 菅野公子さん  女性が消防団で活動できるのか最初は不安でしたが、仲間のサポートもあり、精一杯活動しています。9月には日頃の訓練の成果を発表・実演する「消防操法大会」に出場しました。本番でやり遂げたときは本当に感動し、自信もつきました。さまざまな職業や年齢の人が同じ目標を持って活動するのが消防団の魅力だと思います。今後は、機関員になって消防車の運転をしてみたいです。 学生も大活躍 貴重な経験ができる消防団への入団はおすすめ 津久井方面隊第2分団第2部 団員 長谷貴秀さん  入団するまでは消防団の存在を知らなかったので、地域の人が災害活動や訓練などをしていると知り驚きました。一番うれしかったのは、活動服で詰め所に向かっていたら、近所のおじさんに「いつも地域の安全を守ってくれてありがとう」と言ってもらったことです。  消防団の活動では普段学べないことを身に付けられるので、ぜひ若い大学生にももっと入団してもらいたいです。 年代もさまざま 生涯勉強だと実感 人との出会いに感謝 南方面隊第2分団第5部 団員 山口利明さん  先に入団していた息子と一緒に活動しています。訓練や消防車の点検などの活動は新鮮で、研修などで身に付けた動作や防災知識を地域のために役立てられるのがうれしいです。まだまだ勉強できること、日々成長できることに喜びを感じ、消防団で得た人との出会いに感謝し、これからも仲間を増やしていきたいと思います。 活動範囲は災害現場だけじゃない!  消防団は、災害現場での活動だけでなく、平常時にも防火・防災の啓発活動や、地域の自主防災訓練の指導などを行っています。 消防団ラッパ隊 消防ラッパで団員の士気を高める  消防ラッパの吹奏による広報活動をイベントなどで行っています。消防出初め式などの式典では、吹奏により団員の規律や士気を高めています。  ほとんどの隊員が災害現場でも活動していますが、「ラッパ隊専門団員」という専属の団員もいます。 女性分団あじさい隊 楽しい工夫で消防団をPR  消防団のPRや防災訓練指導などを専門とするあじさい隊は、手作りの団員募集グッズの配布や子ども向けの火災予防をテーマにした劇など、アイデアを出し合いながら楽しく活動しています。「体力に自信はないけ れど、地域のために活動してみたい」という人、ぜひ私たちの仲間になりませんか? ---------- 野球チームをつくりました! 中央方面隊第2分団第5部 班長 小川太朗さん  OBと現役の団員で野球チームを結成し、野球経験者を中心に楽しんで活動しています。一緒にプレ―することでチーム力が高まり、より良い消防団活動につながっていると感じています。また、応援に来てくれる家族同士も仲良くなり、子どもたちも友達が増えて喜んでいます。 地域のお祭りでおはやしを披露 北方面隊第4分団 分団長 関根 剛さん  地域の夏のお祭りで披露するため、団員の有志を含めた仲間と一緒に楽しみながら、おはやしを演奏したり、おみこしを担いだりしています。笛や太鼓で音を奏でるとすがすがしい気分になり、おみこしを担ぐと気持ちも高揚してきて、一体感が生まれます。 熱戦!分団対抗綱引き大会 津久井方面隊  毎年開催する綱引き大会には約200人の団員が参加し、各分団のプライドを懸け熱戦を繰り広げます。団員は、額に大粒の汗をかき、日頃消防団活動で鍛えた体力、チームワークで優勝をめざします。応援に来てくれる家族へ、力強くたくましい父親の姿をお披露目する絶好の機会となっています。 火消しの心意気をたすきに託して 相模湖駅伝に出場 相模湖方面隊第1分団 分団長 溝口偉志男さん  30年近く前から、消防団のPRや火災予防広報の一環として、相模湖駅伝競走大会に出場しています。たすきをつなぐことと消防団活動は、メンバーが思いを一つにし、最後までやり遂げるところが似ていると思います。今では団員以外の仲間も増え、さまざまな大会に出場しています。 毎年開催大運動会! 南方面隊  昼夜を問わず災害活動をしている消防団員が、心置きなく活動ができるのは家族の理解と協力があってこそです。そんな団員と家族のコミュニケーションを図るため、年に一度、大運動会を開催しています。家族みんなで一緒にグラウンドを走り回り、それぞれがみんなに声援を送ります。 伝統のソフトボール大会 藤野方面隊  毎年11月に分団対抗のソフトボール大会を開催しています。今年で41回目を迎える歴史のある大会で、各地域の8チームが白熱した戦いを繰り広げます。他にも、藤野方面隊はスポーツが盛んで、ゴルフコンペなども行って親睦を深めています。汗を流した後は、地元の温泉でゆったりするのが私たちの伝統です。 ---------- 相模原に住むダン吉さんが消防団員になってみようかなと思ったら ステップ1 消防総務課に電話しよう ダン吉さん「もしもし、消防団員になりたいのですが」 担当「お問い合わせありがとうございます。ダン吉さんのお住まいはどちらですか?」 ダン吉さん「中央区○○に住んでいます」 担当「中央区○○は中央方面隊第○分団の管轄地域ですので、そちらの分団からあらためてご連絡します」 後日、地域の分団から連絡 第○分団のヒゲノです。消防団の活動などについてお話をしますので、ご都合の良い日にお会いしましょう ステップ2 分団の団員と面接しよう ダン吉さん「消防団はどのような活動をするのですか?」 分団長さん「主に、火災のときの消火活動をはじめ、地震や大雨のときに救出活動を行います。平常時にも、地域の自主防災訓練の指導や消防車両の点検などをします」 ダン吉さん「私は普段会社に勤めているのですが、活動できるかなぁ…」 分団長さん「活動できるときに活動していただければ大丈夫です。新入団員さん向けの研修もありますし、分団仲間と一緒に訓練をして徐々に慣れていけばいいんですよ」 ダン吉さん「よく分かりました。入団します!」 ステップ3 入団届出書や、活動服の貸与に必要な書類などを提出 消防団員ダン吉の誕生! 地域のためにがんばります! 問い合わせ 消防総務課 電話042−751−9116