広報さがみはら No.1298 平成26年(2014年)10月1日号 6面 ---------- 夢から現実へ  リニア中央新幹線の工事実施計画が認可申請されました  平成39年の東京都から名古屋市間の開業をめざし、JR東海が建設に向けた手続きを進めているリニア中央新幹線。26年8月26日には、工事実施計画が認可申請されました。併せて公表された補正後の環境影響評価書には、市内に、神奈川県駅、車両基地、変電施設などが設置されることや、建設に伴う環境への影響・保全措置などが示されています。  工事実施計画や環境影響評価書について、詳しくはJR東海のホームページをご覧ください。 路線の概要  計画路線は、町田市境から相模川までは都市トンネル構造でできる限り直線に近い線形とし、相模川から山梨県境までは主に山岳トンネル構造となります。市内を通過する23kmのうち、約90% がトンネルとされています。 非常口(山岳部)  市内4か所の設置が示されていて、トンネル内の換気や異常時の避難等に使用されます。非常口は本線部のトンネル掘削工事の起点となります。 @関東車両基地  緑区鳥屋に建設される計画です。留置線、検査庫、臨時修繕庫、高さ40mの事務所棟が設置されるほか、保守基地も併設され、面積約50haの規模になることが想定されています。周辺には、環境保全措置として約1から2haのビオトープ(生物の生息空間)の設置が計画されています。 A変電施設  緑区小倉に設置される計画です。列車の制御に必要な電力を供給する施設で、面積約3.2haの規模の土地に、受電設備や、高さ13mの変換器棟が設置されます。 B神奈川県駅  地下約30mに設置される神奈川県駅は、幅最大約50m、長さ約1km、面積約3.5haの規模で、地下3階構造となる見込みです。地下3階にホームが設置されるほか、地下2階に入出場口や 旅客トイレなどが設置される予定です。  JR東海では、地下1階や地上部については地元などでの活用を想定しています。 工事開始までの流れ 工事実施計画の認可 事業説明会 中心線測量 設計協議 用地説明 用地測量 用地取得 工事説明会 工事開始  事業説明会のスケジュールは決まり次第、本紙やJR東海のホームページなどでお知らせします。 特設サイトを開設 広域交流拠点  未来を拓くさがみはら新都心  今後の橋本・相模原駅周辺のまちづくりについての特設サイトを開設しました。市ホームページからご覧になれます。  市では、リニア中央新幹線の建設に伴う生活環境への影響をなくすために神奈川県と連携して、JR東海など関係機関と調整していきます。また、リニア中央新幹線のポテンシャルを生かしたまちづくりの実現に向けた取り組みを進めています。 問い合わせ リニア中央新幹線と駅周辺のまちづくりについて リニアまちづくり課 電話042−707−7047 リニア中央新幹線の具体的な事業内容について JR東海 環境保全事務所(神奈川) 電話042−756−7261