広報さがみはら No.1252 平成24年(2012年)11月1日号 6・7面

知性あふれる深秋の催し&情報
知の国さがみはら
 心地よい爽やかな空気が漂う季節になりました。知識を深め、教養を高めるには最適なシーズンです。今回は、相模原を知性あふれる催しなどでにぎわう“知の国”として、分野ごとに情報を紹介します。
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~科学の知が湧く泉~ 市立博物館

北里研究所創立100周年・北里大学創立50周年特別記念展
北里柴三郎 -伝染病の征圧は私の使命-
 医学者・細菌学者として世界的な名声を博し「日本近代医学の父」とも呼ばれた北里柴三郎。この企画展では、ペスト菌発見の論文草稿(ドイツ語)や破傷風菌についての直筆の論文原稿をはじめ、愛用の顕微鏡、教え子である野口英世からの手紙など貴重な資料を展示し、北里柴三郎の業績と生涯を紹介します。
期間 11月10日(土曜日)~12月16日(日曜日)
時間 午前9時30分~午後5時(11月10日は午前11時10分から)

関連事業
講演会  伝染病との戦い-病原体の正体を暴け-
 北里柴三郎の業績と予防医学の研究に情熱を傾けるきっかけとなった要因などについてお話しします。
日時 11月25日(日曜日)午後2時~4時
講師 森 孝之さん(北里研究所北里柴三郎記念室 医学博士)
定員 200人(先着順)
※希望者は直接会場へ

北里柴三郎(1853年~1931年)ってどんな人?
 現在の熊本県小国町生まれ。東京医学校(のちの東京大学医学部)を卒業後、内務省衛生局に入省しました。
 ドイツ留学中の明治23年(1890年)に破傷風の血清療法を確立、また27年(1894年)にペストが蔓延していた香港へ政府から派遣され、病原菌であるペスト菌を発見するなど、研究者として世界的な名声を得ました。
 また、日本初の結核専門病院(現在の北里大学北里研究所病院)設立、慶應義塾大学医学部・日本医師会の創設など、その後の日本の医学界、教育界に大きな功績を残しました。

相模原市と北里研究所・北里大学とのつながり
 北里大学病院は、昭和46年(1971年)に現在の場所に開院され、その後61年(1986年)に北里大学東病院が開院されました。
 現在、市内唯一の救命救急センターとして、市と連携を図って重篤な傷病者を受け入れています。また、本市の病児・病後児保育事業や市認知症疾患医療センターの設置などでもさまざまな連携を行っています。

学びの収穫祭
※希望者は直接会場へ
 博物館で活動するボランティアや学生が、日頃の活動や研究などの成果を発表します。
日時 11月17日(土曜日)・18日(日曜日)午前10時~午後4時30分 
プラネタリウムのイベント
定員 各210人(先着順)
 各日午前9時30分から整理券を配布(1人5枚まで)します。
○スライドショー「はやぶさ君の冒険日誌」
 作者の小野瀬直美さん(JAXA研究員)による読み聞かせを行います。
日時 11月17日(土曜日)午後3時50分
○特別投影「見えない光で宇宙を探る~活躍するJAXAの天文観測衛星」
日時 11月18日(日曜日)午後3時50分

星空観望会(11月)
 プラネタリウムで星空解説後、40センチメートル大型望遠鏡で観望します。
日にち 11月2日(金曜日)・17日(土曜日)
時間 午後7時~8時30分
定員 各120人(先着順) 
※中学生以下は保護者同伴
※希望者は当日午後6時30分~7時に直接会場へ

お問い合わせ 市立博物館 電話042-750-8030
開館時間 午前9時30分~午後5時
11・12月の休館日 月曜日(12月24日を除く)、12月25日(火曜日)・28日(金曜日)~31日(月曜日)
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~心を豊かにする知が集う~ 文化の丘

道志川なごやか写生大会
 道志川の色づく景色を描きながら、芸術の秋を楽しんでみませんか。
日時 11月18日(日曜日)午前8時30分~午後2時30分
会場 道志川弁天橋下流周辺
持ち物 絵の具など(画用紙は配布)、昼食
※希望者は直接会場へ
※参加者には記念品をプレゼントします。
※午後1時ごろから道志川クリーンキャンペーンを同時開催します。
お問い合わせ 津久井中央連絡所 電話042-784-2400

青少年健全育成啓発作品コンクール・「家庭の日」啓発作品コンテスト入賞作品展
期間 11月5日(月曜日)~14日(水曜日)=会場 市役所本館1階ロビー
期間 11月15日(木曜日)~22日(木曜日)=会場 市南区合同庁舎1階ロビー
期間 11月23日(祝日)~30日(金曜日)=会場 シティ・プラザはしもと内6階
お問い合わせ こども青少年課 電話042-769-8289
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~環境への知が深まる催しとエコな情報が集まる~ 環境の森

消費者と事業者の暮らしの問題交流会
かしこい暮らしの省エネ・節電実践術~知って納得!身近な省エネ&LED~
 家庭でできる省エネ・節電対策やLED照明など省エネ製品に対する素朴な疑問などを取り上げた講演と、意見交換会を通じてエネルギー問題を考えます。
日時 11月22日(木曜日)午後2時~4時
会場 橋本公民館
定員 70人(申込順)
申し込み 電話で生活安全課(電話042-769-8229)へ

電気使用量や電気料金をリアルタイムに表示する省エネナビを無料で貸し出します
 電気の使用量が増えるこれからの季節に省エネナビを活用して「目に見える」省エネを実践してみませんか。
対象 市内在住で、電力会社と電気の供給契約を結んでいる人
※貸し出す機器は、太陽光発電が設置された住宅や電流容量が75アンペアを超える住宅などには対応していません。
貸出期間 約3か月間
貸出台数 50台(申込順)
申し込み 環境政策課にある申込書(市ホームページの 暮らしの情報 → 環境 → 節電・省エネ からダウンロード可)と、身分証明書・検針票を直接、同課へ
※台数に限りがあるので、事前に電話で確認してください。
※貸出条件など詳しくは、市ホームページをご覧になるか、お問い合わせください。
お問い合わせ 環境政策課 電話042-769-8240

環境情報センターの催し
○環境講座 食の安全を脅かす有害化学物質などを学ぼう
 普段の食事から知らぬ間に口にしている残留農薬や遺伝子組み換え食品の現状と問題点を、食糧問題の観点から学びます。
日時 12月2日(日曜日)午後1時30分~4時
定員 80人(申込順)
○地球にやさしいおそうじ法とおそうじグッズ作り
 化学物質を多く含む合成洗剤を使わない掃除の仕方を学び、洗剤を使わなくても汚れが落ちるアクリルたわしなどを作ります。
日時 12月6日(木曜日)午前9時30分~午後0時30分
定員 30人(申込順)
費用 500円(材料費)

申し込み 電話か、Eメールに氏名、電話番号、催し名を書いて同センター(Eメール kankyo@eic-sagamihara.jp)へ
※保育あり(1人800円。11月28日までに要予約)

○発見しよう! まちの中の小さな自然
 自然観察指導員と散策し、植物や生き物について学びます。
日時 11月14日(水曜日)午前9時30分~11時30分〈荒天中止〉
会場 同センター周辺
※希望者は飲み物と帽子、ルーペなど観察に必要な道具(貸し出しあり)を持って、直接同センターへ

お問い合わせ 環境情報センター 電話042-769-9248
11月の休館日 11日(日曜日)・15日(木曜日)・23日(祝日)
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~知の宝庫~ 図書館

オンラインデータベース講習会
ネットを使ってビジネス情報を入手しよう!
 「官報」やオンラインデータベースサービス「日経テレコン」から得られる情報の種類と活用の仕方を学びます。
日時 11月22日(木曜日)午後1時30分~3時30分
会場 橋本図書館
対象 市内在住か在勤・在学の人
定員 16人(申込順)
申し込み 直接か電話で11月21日までに橋本図書館(電話042-770-6600)へ

子どもおもしろ実験教室
~本の中の実験をやってみよう~キッチン実験教室-台所を科学する-
日にち 11月18日(日曜日)
時間 午後2時~3時30分
会場 市立図書館(中央区鹿沼台)
定員 20人(申込順)
※小学校4年生以下の人は保護者同伴
費用 100円(材料費)
申し込み 電話で同館(電話042-754-3604)へ

16ミリ映写機操作認定講習会
日にち 11月4日(日曜日)
時間 午前9時45分~午後5時
会場 市立図書館(中央区鹿沼台)
対象 市内在住か在勤・在学の15歳以上の人(中学生は除く)
定員 18人(申込順)
費用 500円(テキスト代)
申し込み 直接か電話で視聴覚ライブラリー(電話042-753-2401)へ
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~先人の知を仰ぐ~ 郷土史の道

 町史講演会 
 江戸時代の津久井 娯楽と旅 -お伊勢参りの道中日記-
 青野原村の永井市之丞が記録した伊勢参宮日記から、当時の人々が楽しんだ旅の様子を紹介します。
日時 11月10日(土曜日)午後2時~4時
会場 津久井中央公民館
定員 50人(先着順) ※希望者は直接会場へ
お問い合わせ 市立博物館(津久井町史担当) 電話042-784-0433

上九沢周辺の歴史講演会と探訪
日にち 11月10日(土曜日)
○講演会
時間 午前10時~正午
会場 大沢公民館
講師 大貫英明さん(東京農業大学非常勤講師)
定員 100人(先着順) 
※希望者は直接会場へ
○探訪〈小雨決行〉
集合 午後1時に大沢公民館
解散 午後3時30分ごろ同館
定員 50人(先着順)
※希望者は歩きやすい服装・靴で直接会場へ(全行程徒歩で移動) 
お問い合わせ 文化財保護課 電話042-769-8371