広報さがみはら NO.1250 平成24年(2012年)10月1日号 3面 ---------- 発達障害支援センターを開設  市では、発達障害のある人と家族への支援や発達障害の理解を促進するために、10月1日に「発達障害支援センター」を開設しました。同センターは市の発達障害支援に関する専門機関として、相談支援、普及啓発活動、支援者の人材育成のほか、子どもから大人までの一貫した支援体制の構築を通じてライフステージに応じた支援が受けられるシステムづくりを行います。  発達障害のある人と家族が地域で安心して生活するためには、地域の皆さんや日々関わる支援者などの理解やサポートが必要です。センターでは、関係機関と連携し、一人ひとりのニーズに応じた支援を行います。 「発達障害支援センター」とは  発達障害者支援法に基づいて、都道府県や政令指定都市に置かれる発達障害に関する専門機関です。同法では「発達障害者支援センター」と定められていますが、各自治体によって、その名称はさまざまで、本市では、発達障害全般に関わる支援を展開していくために、「発達障害支援センター」という名称にしました。 「発達障害」とは  発達障害者支援法では、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎(こうはん)性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するものとされています。  また、脳機能の働きに生まれつきの特徴があると考えられていて、親の育て方や愛情不足、本人の努力不足などが原因ではありません。 それぞれの障害の特性 広汎性発達障害(知的な遅れを伴うこともあります) 自閉症 ・言葉の発達の遅れ ・コミュニケーションの障害 ・対人関係・社会性の障害 ・パターン化した行動、こだわり アスペルガー症候群 ・基本的に、言葉の発達の遅れはない ・コミュニケーションの障害 ・対人関係・社会性の障害 ・パターン化した行動、興味・関心のかたより ・不器用(言語発達に比べて) 注意欠陥多動性障害(ADHD)(知的な遅れを伴うこともあります) ・不注意(集中できない) ・多動・多弁(じっとしていられない) ・衝動的に行動する(考えるよりも先に動く) 学習障害(LD) ・「読む」、「書く」、「計算する」等の能力が、全体的な知的発達に比べて極端に苦手 厚生労働省「発達障害の理解のために」より 発達障害支援センターでの支援 相談支援 発達障害のある人や家族などが、日常生活や学校、職場で次のようなことで困っていることがあれば、相談に応じ一緒に考えます。  ○成人 こんなことに気付いたら相談してください。 ・職場での対人関係がうまくいかない ・働いているが、なかなか仕事が覚えられない ・障害の特性を知り、自分に合った生活を考えたい  「どうしたら暮らしやすくなるのだろう?」など一緒に考えます。  ○小・中学生、高校生など  こんなことに気付いたら相談してください。  ・人との関わりが苦手  ・勉強を頑張っているのについていけない  ・自分に自信がなくて元気がない  ・小学校から中学校へ、中学校から高校へ進学するとき、進路をどのように考えたらいいかわからない  「発達障害があるのかな?」「楽しい学校生活を送るには、どうしたらいいのだろう?」など一緒に考えます  ○乳幼児  乳幼児の発達や療育に関する相談は、各区のこども家庭相談課療育相談班等と連携しながら進めます。  普及啓発   市民や地域で活動している団体に向けて、発達障害の理解促進のための啓発活動や研修を行います。  支援者の人材育成   発達障害のある人の所属先や関係機関の支援者に対する研修を行い、支援者の人材育成を行います。  ネットワークの構築・システム作り   ライフステージに応じた切れ目のない一貫した支援をめざし、発達障害のある人と家族、関係機関や所属先が「つながる」仕組みづくりを行います。 まずは電話で相談してください。相談は無料です(来所相談は事前予約が必要) 発達障害支援センター 電話042−756−8411  社会福祉職(ケースワーカー、心理担当)、保健師、保育士、指導主事などのスタッフが相談に応じます。 対象 市内在住で発達障害があるかその心配がある人(※)、その家族、関係機関 日時 月〜金曜日(祝日を除く)午前8時30分〜午後5時 中央区陽光台3−19−2 (陽光園療育相談棟内) 交通 相模原駅・淵野辺駅・上溝駅・相模大野駅からバスで「光が丘小学校前」下車徒歩5分 ※乳幼児の相談は次の各相談窓口へ ○緑区 橋本・大沢・城山地区  相談窓口 緑こども家庭相談課療育相談班  電話番号 042−783−8129 津久井地区  相談窓口 津久井保健福祉課  電話番号 042−780−1412 相模湖地区  相談窓口 相模湖保健福祉課  電話番号 042−684−3216 藤野地区  相談窓口 藤野保健福祉課  電話番号 042−687−5511 ○中央区 中央こども家庭相談課療育相談班  電話番号 042−756−8424 ○南区 南こども家庭相談課療育相談班  電話番号 042−701−7727 ---------- 身体障害者作品展  市内在住の身体に障害のある人が製作した絵画・書道・写真・手芸等を展示します。 日時 10月5日(金曜日)午後1時〜午後4時    10月6日(土曜日)午前9時〜午後4時    10月7日(日曜日)午前9時〜正午 会場 あじさい会館 お問い合わせ 障害福祉課 電話042−769−8355 ---------- 障害のある人が作った自主製品を販売  陶芸品や木工製品、革製品、焼き菓子などを販売します。 日にち 10月13日(土曜日)・14日(日曜日) 時間 午前10時〜午後4時 会場 イトーヨーカドー古淵店 お問い合わせ 市社会福祉事業団 電話042−758−2121 ---------- 障害児・者バスレクリエーション りんご狩り(長野県佐久市) 日にち 11月10日(土曜日) 時間 午前8時〜午後6時 集合・解散場所 けやき体育館 対象 市内在住か在勤・在学の障害児・者とその付き添い 定員 40組80人(抽選) 費用 1組2,520円(昼食代) 申し込み 直接か電話、ファクスに住所、氏名、電話番号、「りんご狩り」と書いて、10月15日までにけやき体育館(電話042−753−9030 ファクス042−769−1200)へ ---------- さがみはら・ふれあいハートポイント 事業登録説明会  市内の受け入れ協力機関(高齢者福祉施設など)で行うボランティア活動をポイントに換え、貯まったポイントを報償金として還元します。 日時 10月26日(金曜日)午後2時〜3時=会場 ウェルネスさがみはら 日時 11月29日(木曜日)午後2時〜3時=会場 南保健福祉センター 対象 市内在住の65歳以上の人 ※希望者は直接会場へ ※ボランティア受け入れ協力機関も募集中 お問い合わせ 介護予防推進課 電話042−769−9249