広報さがみはら No.1378 平成30年(2018年)2月1日号 4.5面 ---------- 意外とカンタン! 所得税の確定申告&市・県民税申告  例年市民の皆さんから多く寄せられる疑問を中心に、今年度の確定申告と市・県民税申告についてご案内します。 申告期間 2月16日(金曜日)から3月15日(木曜日) 所得税の還付申告は2月15日以前でも提出できます 問い合わせ 確定申告について=相模原税務署 電話042−756−8211 市・県民税申告について=市民税課 電話042−769−8221 そもそも申告ってなに? 納めるべき税額を決めるための手続きです。 税額計算の大まかな手順 1 前年1から12月中の「収入金額」から必要経費を引いたものが「所得金額」 2 「所得金額」から「所得控除」を引く 3 残りの金額に税率をかける 所得控除って?  個々の境遇や生活状況に配慮して、税負担を軽くするための制度です。養うべき人がいる(扶養)、働きながら学校に通っている(勤労学生)、病気がち(医療費)、年金をきちんと納めた(社会保険料)などがあります。 ギモン1 自分は申告が必要? 〇確定申告をする必要がある人 会社員 ・2つ以上の会社から給与をもらっていた ・給与以外にも所得があり、その金額が20万円を超える ・給与収入の金額が2,000万円を超える ・事業、不動産、譲渡、配当などの収入がある ※原則、確定申告が必要です。条件など詳しくは、相模原税務署へお問い合わせください。 年金受給者 ・公的年金等の収入金額の合計が400万円を超える ・公的年金等の収入金額の合計は400万円以下だが、年金以外にも所得があり、その金額が20万円を超える こちらもお忘れなく 次に当てはまる人は申告書以外の書類提出が必要です。 ※基準日 平成29年12月31日 ●計5,000万円を超える価額の国外財産がある人=国外財産調書 ●退職所得を除く29年分の所得金額の合計が2,000万円を超え、3億円以上の価額の財産か1億円以上の価額の国外転出時課税制度対象財産がある人=財産債務調書 〇確定申告をする必要がある人には当てはまらないが、確定申告をすると所得税が還付される可能性がある人 控除の追加が代表的なパターンです 例1 昨年家を買った  住宅ローン控除が受けられる可能性があります。1年目は確定申告が必要なので、まずは税務署に相談しましょう 例2 扶養している家族の社会保険料を自分が払った  Aさんは75歳です。昨年の収入は年金が300万円、その他の収入はありません。扶養している妻の介護保険料を納付書で納めていました。 Aさん自身の社会保険料として追加できます。 Aさんのようなケースで、所得税の還付がない場合でも、市・県民税の申告をすれば他の負担が軽くなることがあります。 例3 市販薬をたくさん買った  Bさんは毎年会社で健康診断を受けています。昨年ドラッグストアで2万円分の薬を買いました。 新しくできたセルフメディケーション税制の対象になる場合があります。 詳しくはギモン2へ 〇確定申告をする必要がある人、確定申告をすると所得税が還付される可能性がある人には当てはまらないけど…   市・県民税申告が必要な人 平成30年1月1日時点で市内に住民票がある人で、 □年末調整では会社に他市の住所を報告した □公的年金等の収入金額は400万円以下で、年金以外にも20万円以下の所得がある □転出の届け出をしないまま海外に住んでいる □29年中に収入がなく、市内在住の親族に扶養されていない 収入情報は、非課税証明の発行や国民健康保険税の算定など、さまざまな行政サービスで利用されます。収入が0円でも忘れずに申告してね 〇上記には当てはまらないが、市・県民税申告をした方がいい人  収入は400万円以下の公的年金等のみだが、追加する控除がある ※申告して控除を追加すれば市・県民税が軽減される可能性があります。さらに70歳以上の人は市の健康保険の負担割合の決定にも影響があります。 所得金額から所得控除を差し引いた額(世帯内の対象加入者全員)が145万円未満の場合、国民健康保険の医療費一部負担金の割合は2割になります。 問い合わせ 国民健康保険課 電話042−769−8296 所得金額から所得控除を差し引いた額(世帯内の対象加入者全員)が145万円未満の場合、後期高齢者医療制度の医療費一部負担金の割合は、1割(昭和19年4月1日以前に生まれた人)か2割になります。 問い合わせ 地域医療課 電話042−769−8231 ギモン2 申告するときに必要なものは? 1 収入と源泉徴収税額の分かる書類 例) 源泉徴収票 給与・公的年金 支払証明書 個人年金 支払調書 報酬・料金・賞金 各発行元から受け取った原本の添付が必要です 2 控除の分かる書類 例) 社会保険料の納付済み額の分かる書類 各種健康保険、介護保険、国民年金 など 生命保険会社の控除証明書 生命保険、地震保険 寄附金の領収書  医療費の明細書 その他 障害者手帳、学生証 など 国民年金保険料控除証明書は日本年金機構から2月上旬に郵送されます 対象 平成29年10月から12月に、その年初めて国民年金保険料を納めた人 問い合わせ ねんきん加入者ダイヤル 電話0570−003−004(050で始まる電話からは 電話03−6630−2525) 期限 3月15日(木曜日)まで 月曜日から金曜日(祝日等を除く)=午前8時30分から午後7時 第2土曜日=午前9時から午後5時 ふるさと納税をした人へ 確定申告や市・県民税申告をすると、ふるさと納税ワンストップ特例制度が適用されなくなります。申告が必要になった場合は、ふるさと納税分の領収書を添付し、寄附金の控除として申告する必要があります。 今回の申告から医療費控除が変わります  申告方法の変更や新制度のお知らせです 変更 「医療費控除の明細書」の添付が必須になりました  領収書を提出する代わりに、明細書を添付する方法に変更されました。書式は国税庁ホームページからダウンロードできます。 ※健康保険組合などから送付される「医療費のお知らせ」は明細書としては使用できません。領収書は自宅で5年間保管する必要があります。 新設 セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)が始まります  健康の維持増進や疾病予防として一定の取り組みを行った人が「スイッチOTC医薬品」を購入したときに、年間購入金額から1万2,000円を差し引いた額を、所得から控除できる制度です(上限8万8,000円)。 ※詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。 ※セルフメディケーション税制か、従来の医療費控除、どちらか一方のみ申告できます。国税庁ホームページでそれぞれの控除金額を試算できます。 必要な書類 一定の取り組みを行ったことの証明書 セルフメディケーション税制の明細書 この2点があれば申告できます 3 本人確認書類 本人が申告する場合  マイナンバーは申告書に正しく記入してください マイナンバーカードなら1つでOK マイナンバーカードがない人は番号確認書類と身元確認書類の2つが必要 例)通知カード+免許証 代理人が申告する場合  納税者本人の番号確認書類と代理人の身元確認書類と代理権の確認書類の3つが必要 例)通知カード+免許証+委任状 ギモン3 申告って自宅でできないの?  会場に行かなくてもネット環境があれば申告できます。 確定申告  STEP1 まずはパソコンからアクセス 平成29年分確定申告特集は国税庁で検索してください。 国税庁ホームページのバナーをクリックする STEP2 ギモン2の書類を見ながら作成 提出方法を選び、ガイドに沿って入力する STEP3 待ち時間ゼロでラクラク提出 ●オンラインで送信  マイナンバーカードとICカードリーダライタがある人はe−Tax(電子申告)で 申告完了! ●ポストに投函  印刷した申告書、添付書類、本人確認書類のコピーを封筒に入れて郵送すれば申告完了! 送付先 相模原税務署(郵便番号252−5211 中央区富士見6−4−14) ※受付印を押した控えが必要な人は、本人控えと切手を貼った返信用封筒も同封してください。 ネット環境がない人向け 書類の配布場所 ●相模原税務署 ●申告受付会場となる市内各施設(サン・エールさがみはらを除く) ※県高相合同庁舎は2月16日から3月15日のみです。 ※市民税課では配布していません。 ※在庫に限りがあります。 市・県民税申告 STEP1 まずはパソコンからアクセス  より便利に申告ができるよう、インターネットを活用した申告受け付けの普及を進めています。市・県民税については、今年から市ホームページで申告書の電子データの提供を始めました! 申告特集ページ ●市ホームページにアクセス 相模原市役所で検索してください ●トップページの「ページ番号検索」に「1013124」と入力する ※今回の申告分より、市役所ホームページから申告書をダウンロードできるようになりました。申告についての詳しい案内や記載例なども掲載しています。 STEP2 ギモン2の書類を見ながら作成  PDFとエクセルの2種類のデータを用意しています。エクセル版は必要事項を直接入力できるので、手書きする手間が省けます。 STEP3 待ち時間ゼロでラクラク提出 ●ポストに投函  完成した申告書、添付書類、本人確認書類のコピーを封筒に入れて郵送すれば申告完了! 送付先 市民税課(郵便番号252−5277 中央区中央2−11−15) ※受付印を押した控えが必要な人は、切手を貼った返信用封筒も同封してください。 ネット環境がない人向け 書類の配布場所 ●市民税課 ●緑市税事務所 ●南市税事務所 ●各まちづくりセンター(橋本・本庁地域・大野南を除く) ※前年度の申告状況などを参考に、今年も申告が必要と思われる人には申告書を2月1日に発送します。 ※郵送希望の人は市民税課へお問い合わせください。 ギモン4 パソコンは難しい…。やっぱりよく分からない…。いつどこに行けば申告のやり方を教えてもらえるの? 確定申告 相談・提出 相模原税務署 日にち(土・日・祝日等を除く) 2月14日(水曜日)から3月15日(木曜日) 時間 提出=午前8時30分から午後5時 相談=午前9時から午後5時(受け付けは午前8時30分から午後4時) 問い合わせ 相模原税務署 電話042−756−8211 確定申告 相談 ※税理士が受け付け サン・エールさがみはら 対象 1給与所得者 2年金受給者 3小規模納税者(事業所得か不動産所得の金額が300万円以下) ●譲渡所得(土地・建物や株式など)がある ●住宅ローン控除1年目 ●給与収入が800万円以上 ●所得税・消費税以外に関する相談 ●相談内容が複雑 日にち 1月30日(火曜日)から2月6日(火曜日)※土・日・祝日等を除く 時間 午前9時30分から午後3時30分 問い合わせ 相模原税務署 電話042−756−8211 県高相合同庁舎 対象 1給与所得者 2年金受給者 3小規模納税者(事業所得か不動産所得の金額が300万円以下) ●譲渡所得(土地・建物や株式など)がある ●住宅ローン控除1年目 ●給与収入が800万円以上 ●所得税・消費税以外に関する相談 ●相談内容が複雑 日にち 2月7日(水曜日)から15日(木曜日) ※土・日・祝日等を除く 時間 午前9時30分から午後3時30分 問い合わせ 相模原税務署 電話042−756−8211 対象 1給与所得者 2年金受給者 会場 サン・エールさがみはら 日にち 2月22日(木曜日)・23日(金曜日)午前10時から午後4時 ※土・日・祝日等を除く 問い合わせ 東京地方税理士会 相模原支部 電話042−759−0046 市・県民税申告 相談・提出 市役所会議室棟 第1会議室 日にち 2月16日(金曜日)から3月15日(木曜日) ※土・日・祝日等を除く 時間 午前8時30分から午後5時 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 確定申告 提出のみ 緑区合同庁舎 日にち 2月16日(金曜日)から3月15日(木曜日) ※土・日・祝日等を除く 時間 午前8時30分から午後5時 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 市・県民税申告、確定申告 相談・提出 対象 収入の種類が、給与、雑(年金など)、配当、一時のみで、住宅ローン控除の追加をしない人 ※上記の対象者以外の申告内容の相談は受け付けできません。 ※作成済みの申告書で、質問や職員による内容確認が不要な場合は、上記対象者以外でも提出できます。 県高相合同庁舎 日にち 2月16日(金曜日)から3月15日(木曜日) ※土・日・祝日等を除く 時間 午前9時から午後3時30分 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 津久井総合事務所 日にち 2月16日(金曜日)から3月6日(火曜日) ※土・日・祝日等を除く 時間 午前9時から11時 午後1時から3時30分 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 青根出張所 日にち 2月19日(月曜日) 時間 午前10時から正午 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 青野原出張所 日にち 2月20日(火曜日) 時間 午前10時から正午 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 鳥屋地域センター 日にち 2月21日(水曜日) 時間 午前10時から正午 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 相模湖総合事務所 日にち 2月20日(火曜日)・21日(水曜日)・22日(木曜日) 時間 午前9時から11時 午後1時から4時 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 藤野総合事務所 日にち(土・日・祝日等を除く) 2月26日(月曜日)から3月1日(木曜日) ※土・日・祝日等を除く 時間 午前9時から11時 午後1時から4時 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 城山総合事務所 日にち(土・日・祝日等を除く) 3月6日(火曜日)から3月15日(木曜日) ※土・日・祝日等を除く 時間 午前9時から11時 午後1時から3時30分 問い合わせ 市・県民税に関すること、会場に関すること=市民税課 電話042−769−8221 確定申告に関すること=相模原税務署 電話042−756−8211 ※各会場では、電話でのお問い合わせは受け付けできません。上記へお問い合わせください。 混雑予想 ※前年の市役所主催申告会場の実績を基にしています。 会場 市役所 受付会場開設期間  序盤 かなり混雑 中盤 まあまあ 終盤 混雑 会場 緑区 受付会場開設期間  序盤 混雑 中盤 余裕あり 終盤 まあまあ 会場 県高相 受付会場開設期間  序盤 大変混雑 中盤 かなり混雑 終盤 大変混雑 会場 津久井 受付会場開設期間  序盤 混雑 中盤 余裕あり 終盤 まあまあ 会場 相模湖 受付会場開設期間  序盤 混雑 中盤 まあまあ 終盤 余裕あり 会場 藤野 受付会場開設期間  序盤 かなり混雑 中盤 混雑 終盤 余裕あり 会場 城山 受付会場開設期間  序盤 かなり混雑 中盤 まあまあ 終盤 余裕あり どの会場も、月・金曜日は混み合う傾向です。 雨や雪の日の前後も要注意です。 市役所、相模湖・藤野・城山総合事務所は序盤の午前中に人が集中します。 休日も2月18日(日曜日)・25日(日曜日)は受け付けます 確定申告 会場 相模原税務署 時間 午前8時30分から午後5時 市・県民税申告 会場 市民税課窓口 時間 午前9時から11時30分 午後1時から4時    ※受付時間外は会場内に入れません。 ※電話での相談・お問い合わせは受け付けできません。 ---------- 市コールセンター Facebookページ「ちょっとおしらせ相模原」 https://www.facebook.com/oshirase.sagamihara コールセンターからちょっとおしらせ 国民健康保険への加入方法などは、市ホームページのFAQ(よくある質問とその回答)で簡単に検索することができます。ぜひ利用してください。