広報さがみはら No.1380 平成30年(2018年)3月1日号 2面 ---------- 輝かしい未来へ向けて 夢と希望が広がるまちをめざして 平成30年度 施政方針の概要をお知らせします  加山市長は、「輝かしい未来へ向けて 夢と希望が広がるまちをめざして」をテーマに30年度施政方針演説を行い、重要な3つの視点を掲げました。  予算案などが市議会で可決された後、本施政方針に掲げた取り組みを進めていきます。 ※施政方針の全文は、各行政資料コーナーや市ホームページでご覧になれます。 問い合わせ 企画政策課 電話042−769−8203 施政方針とは  市長が市議会へ予算案などを提出するに当たり、市政運営に対する基本的な考え方を表明するもの。 重要な3つの視点 誰もが共に理解し、支え合うまちづくり  子育て支援、福祉、人権などの施策をはじめ、地域での支え合いの輪を広げる取り組みを進め、市民一人一人がそれぞれの個性や能力を生かし、夢と希望を持って共に暮らすことができる地域社会の実現を目指します。 夢と希望があふれるまちづくり  本市の未来を担う子どもたちが、生まれた環境に左右されることなく、夢と希望を持ちながら生き生きと成長し、活躍できる社会を実現するため、子どもの貧困対策、ひとり親家庭等への支援、学力保障の取り組みなどを総合的に推進します。 将来にわたり、活力と魅力に満ちたまちづくり  人口減少や少子高齢化の進行が見込まれる中、出生率の向上や転出抑制・転入増加につながる施策を進めるとともに、本市が将来にわたり「人や企業に選ばれる都市」となるよう、本市の資源やポテンシャルを最大限に生かす取り組みにより、財政基盤の強化や都市力の向上を図ります。 予算 一般会計 予算案 2,935億円 前年度比 1.5%増 特別会計 予算案 1,883億円 前年度比 4.9%減 合計 予算案 4,818億円 前年度比 1.1%減 公営企業会計 予算案 329億円 前年度比 16.7%増  子育て・教育環境のより一層の充実に重点を置くとともに、「新・相模原市総合計画 後期実施計画」の着実な推進を図るため、あらゆる事務事業を精査しながら財政の硬直化の改善に努め、市民生活の向上や魅力あふれる都市としてのさらなる発展に向けて予算編成を行いました。 30年度の重点的な取り組み(抜粋) 誰もが安全でいきいきと暮らせる 安心・福祉都市 ◆子育て支援の充実 ○児童クラブや保育所などの定員の拡大、保育人材の確保  ○保育の質の向上 ○通院に係る小児医療費の助成対象を中学校3年生まで拡大  ○新生児聴覚検査の費用助成の実施 ◆子どもの貧困対策 ○無料学習塾や子ども食堂を運営する各団体が活動しやすい環境づくりの推進 ○ひとり親家庭等の自立に向けた家庭学習支援や日常生活支援などの充実 ○「子ども・若者未来基金」を活用した給付型奨学金による高等学校などへの修学の支援 ◆「共にささえあい 生きる社会」の実現 ○障害などに関する理解の促進や重度障害者の地域生活の支援、障害福祉サービスに携わる人材の確保・定着・育成の推進 ◆高齢者福祉の充実 ○高齢者の自立支援や介護予防・重度化防止、在宅医療と介護の連携強化、認知症施策などを推進し、地域包括ケアシステムを構築 ○介護サービス基盤の充実に向けた人材の確保・定着・育成の推進  ◆防災力の向上 ○「地域防災計画」に基づく取り組みの推進 ○総合防災訓練や、土砂災害警戒区域などに指定されている地区での避難訓練の実施 ◆生活の安全・安心対策 ○自転車保険への加入促進に向けた取り組み、高齢者向け交通安全講習会の実施、空き家等への対策など地域の安全・安心の確保 学びあい 人と地域をはぐくむ 教育・文化都市 ◆学校教育の充実  ○学習支援員の配置や放課後の補習学習の実施 ○外国人英語指導助手の増員や英語教育アドバイザーの配置  ○スクールソーシャルワーカーの増員 ◆2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組み ○ホストタウンとしての各種交流事業の実施 ○ブラジル選手団・カナダボートチームの事前キャンプの受け入れに向けた環境整備などの推進 ◆文化の振興  ○(仮称)美術館(橋本)の整備に向けた検討 ○アートラボはしもとでの市民・大学などとの連携による新たなアートの取り組みの推進 やすらぎと潤いがあふれる 環境共生都市 ◆地球温暖化対策 ○燃料電池自動車の購入費助成、定置式水素ステーションの整備に対する補助 ◆資源循環型社会の形成 ○廃棄物処理施設の設置などを原因とした紛争の予防や調整を図るための取り組みの推進 ◆産業基盤の強化 ○中小企業への産業用ロボットの導入促進、ロボット専門人材の育成支援 ○業務系・外資系企業などの戦略的な企業誘致の推進 活力にあふれ多様な交流が生まれる 広域交流拠点都市 ◆広域交流拠点の形成 ○リニア中央新幹線駅設置や小田急多摩線延伸等を見据えた橋本・相模原両駅周辺地区の都市基盤、土地利用などの検討や関係機関との調整 ◆圏央道インターチェンジ周辺の拠点形成 ○立地特性を生かした産業や雇用の創出、地域コミュニティの維持・活性化などの推進 市民とともに創る 自立分権都市 ◆市民とともに進めるまちづくり ○「第2次市民協働推進基本計画」の策定に向けた取り組みの推進 ○自治会活動など公益性の高い活動に付与するポイント等を利用して、市内の商店街などで買い物ができるマイナンバーカード活用事業の推進 ◆地域特性を生かしたまちづくり ○区の魅力づくり事業など、区ビジョンに基づく施策の推進 ○区民主体のまちづくりの推進 ◆シティプロモーションの推進 ○市の魅力を戦略的・効果的に市内外に発信