広報さがみはら No.1380 平成30年(2018年)3月1日号 7面 ---------- 災害が起こったとき 地域で災害時要援護者を支えるために  大規模な災害が発生したときは、公的な機関などによる救助だけでは限界があるため、「自助」「共助」の活動が多くの命を救うことにつながります。 普段から災害時の備えをしておくほか、隣近所でコミュニケーションを図り、災害時に助け合える関係をつくりましょう。 問い合わせ 地域福祉課 電話042−769−9222 災害時要援護者とは  高齢者や障害者など、災害時に迅速に避難行動を取ることが困難な人です。 避難支援とは  日頃から要援護者の所在や状況を把握し、災害時には安否確認や避難誘導などを行うことです。 自助・共助とは  自助は自分の身は自分で守ること、共助は隣近所や地域で助け合うことです。 地域の取り組みについて紹介します。  自治会などでは、普段から災害に備えたさまざまな取り組みを行っています。 この機会に、住んでいる地域の活動について知り、自分にできることを考えてみませんか。 緑区 市と協定を結び、地域で見守りを実施 相原森下自治会会長 田中康義さんのコメント  市から配布された名札を付けて、訪問して状況の確認をしています 現在の取り組み  市から提供された災害時要援護者の名簿を基に、要援護者の場所を記した地図を作成しています。提供された名簿は、所在把握などの足掛かりとして大変有効です。  その他、民生委員と協力して担当役員を決め、自宅訪問などを行い、状況の確認をしています。日常の見守りには、自治会員全体の協力があるので心強いです。いざという時は、自治会加入の有無に関わらず助けに行くという気持ちで取り組んでいます。 これからやりたいこと 要援護者への訪問の回数を増やし、関係を築く 取り組みについて住民の理解を深める 中央区 独立した防災隊の意識が高く、継続的な活動を実現 緑が丘2丁目自治会 独立防災隊隊長 堀口 眞さんのコメント  高齢化社会の今、女性や地元の中学生の力も頼もしい戦力です 現在の取り組み  自治会の役員が年ごとに交代し、活動が進まなくなる恐れがあると考え、独立防災隊を立ち上げました。定年や任期がなく、継続性のある組織で、女性や高齢者を含めて積極的に活動しています。  年数回の訓練を行っているほか、支援希望のアンケート実施や、緊急度の高い人を中心にした地図を作成し、自宅訪問で状況確認をしています。 これからやりたいこと 自助の心を養う取り組みの実施 要援護者などを受け入れるため、避難所開設のエキスパートを避難所ごとに養成 南区 民生委員と連携して、避難支援をスムーズに 双葉自治会会長 戸部陽一郎さんのコメント  訓練の訪問時には外に出られない要援護者から喜ばれ、頼りにされています 現在の取り組み  要援護者を把握するための調査票を、自治会加入世帯だけではなく、民生委員や高齢者支援センターを通して配布しています。提出時には個人情報が見えないように工夫をしました。回収した調査票を基に名簿を作成するため、民生委員と意見交換を行っています。民生委員との連携により、自治会員ではない要援護者の把握もできて、とても助かっています。 これからやりたいこと 安否確認訓練への参加者を増やすため、年4回の訓練を実施 自治会活動を通した隣近所との関係づくり 避難支援の取り組みは、地域の皆さん一人一人の協力なしではできません。 身近な地域での支え合いによる取り組みに、ご理解とご協力をお願いします。 災害時要援護者避難支援の取り組みについて 災害時要援護者 相模原で検索してください。 ---------- 市の手続き、イベントや施設のお問い合わせに… 相模原市コールセンター 電話042−770−7777 ファクス042−770−7766 午前8時から午後9時 年中無休 ※おかけ間違いにご注意ください。