広報さがみはら No.1387 平成30年(2018年)6月15日号 6面 ---------- 6月は環境月間 未来のために…防ごう!地球温暖化  地球温暖化による気候変動は、私たちの生活や自然の生態系に対し、将来にわたってさまざまな影響を与えます。今回は、公開されている将来予測や、家庭での地球温暖化対策の考え方について紹介します。  一人一人の温暖化対策の実践・行動で、CO2(二酸化炭素)をはじめとする温室効果ガスのさらなる削減に取り組んでいきましょう。 温暖化が進むと、地球の未来はどうなるの? ※1986から2005年の平均気温に対する2081から2100年の平均気温上昇 出典:環境省「COOL CHOICE」ホームページ一部抜粋・加工 世界の平均気温上昇の予測 現状を上回る温暖化対策を取らなかった場合 2.6度から4.8度上昇 2050年の天気予報は? 温暖化が進んだ場合(東京) 8月に40.8度を記録 真夏日は連続50日以上 熱帯夜は60日以上 気温上昇以外の影響も深刻に ●大雨の頻度の増加や台風の激化 ●海面や海水温の上昇、海の酸性化 ●生物の絶滅や生態系の変化 ●農作物・海産物への影響 ●熱帯性の感染症などが増加 など 厳しい温暖化対策を取った場合 0.3度から1.7度上昇 これ以上の加速的な温暖化を食い止めるために……   今後も気温の上昇は進むと予測されています。そのため、国際社会や国内では、温暖化による深刻な影響を回避するための目標を掲げ、それに向けて動き出しています。 各国で合意された共通目標  平均気温の上昇を2度未満に抑える 日本の目標  2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で26%削減する。特に家庭では約4割のCO2などの削減が必要です。 ※長期目標は2050年までに80%削減 どんな温暖化対策を取ればよい?  「COOL CHOICE」に取り組むことでCO2の削減だけでなく、快適な暮らしにもつながります。 始まっています!2030年まで続く地球温暖化対策のための国民運動「COOL CHOICE(クールチョイス)」  目標達成のために日々の生活で地球温暖化対策に役立つ、あらゆる「賢い選択」を促す取り組みです。 例えば…省エネ家電など低炭素型の製品に買い換えるという「選択」 ●利用時間が長い家電を今どきのものに買い換え ・10年以上前の冷蔵庫(約4割の省エネ) ・電球をLEDに交換(約8割の省エネ) ●エコカーに乗り換え ●断熱性能が高いエコ住宅に住み替え ※低炭素とは、二酸化炭素の排出が少ないことです。 ※出典:2017年度版スマートライフおすすめBOOK 例えば…ライフスタイルの中で、省エネ・節電を心掛けるという「選択」 ●「○○しっぱなし」や、「○○し過ぎ」をしない ●クールビズで適切な冷房の利用 ・こまめに室温(28℃目安)を確認 ・屋内に熱がこもらないよう、外出前にカーテンを閉める など ●エコドライブで燃費改善 ・不要な荷物は下ろす ・最初の5秒で時速20キロメートルを目指す(10%程度の燃費改善) など 例えば…公共交通機関など低炭素なサービスを利用するという「選択」 ●通勤・通学は電車やバスを利用 ●旅先などでカーシェアリングを利用 ●宅配物の受け取り方法として、コンビニエンスストアや、宅配ロッカーを指定(再配達の防止) など ライフスタイルに合った「COOL CHOICE(賢い選択)」で次世代の低炭素な暮らしへ! 市では「COOL CHOICE」を推進しています 詳しくは、環境省「COOL CHOICE」ホームページをご覧ください。 クールチョイスで検索してください。 問い合わせ 環境政策課 電話042−769−8240