広報さがみはら No.1445 令和2年(2020年)11月15日号 6.7面 ---------- 指定都市10周年記念 さがみはら この10年 この先もこのまちとともに  本市は、今年の4月で指定都市10周年を迎えました。この10年間を振り返り、市民の皆さんが指定都市になって良くなったと感じていることを、市内3カ所で行ったアンケートと市政モニターの結果をもとに紹介します。今後も、市民の皆さんが市に愛着を持てるような、暮らしやすいまちを目指していきます。 指定都市とは?  政令指定都市とも呼ばれ、都道府県の事務・権限の一部を移譲することで、大都市のサービス向上や行政運営の効率化を図る制度。全国で人口がおおむね70万人以上の20市が指定を受けており、本市は戦後生まれでは唯一の指定都市です。  指定都市になって、約1,100件の事務・権限が県から移譲されたほか、3つの行政区(緑・中央・南区)が誕生したことで、より身近な市民サービスの提供や区の特性を生かしたまちづくりが進んでいます。 一つの「輪」になって 相模原市長 本村賢太郎  本年4月に指定都市移行10周年を迎えた相模原市は、首都圏に位置しながら自然環境にも恵まれ、都市と自然のバランスが取れたまちです。また、将来を期待できる高いポテンシャルにあふれており、多くの方にこのような魅力をぜひとも知っていただきたいと考えています。  こうした中、市民の皆さんには、令和元年東日本台風において、被災当初からボランティアや義援金等に率先して参加いただきました。また、新型コロナウイルス感染症対応においては、新しい生活様式を実践する中で、医療従事者などの方々の献身的な取り組みへの支援をいただいております。  このように、困難な状況にあっても、市民の皆さんと一体となって「オール相模原」で取り組み、乗り越えていくことで、まちへの愛着がいっそう高まり、シビックプライドの醸成につながるものと考えております。  今後も、ポストコロナ時代を見据え、市民の皆さんとの対話を大切にしながら、持続可能な社会の実現に向けたSDGsの推進、シビックプライドの醸成、人権尊重のまちづくりとともに、指定都市のメリットを生かして、さらなる市民サービスの向上や環境問題、防災対策などの広域的課題に取り組んでまいります。  市民の皆さんと一つの「輪」となって、誰もが安全に安心して幸せに暮らせる社会を実現し、次代へ希望のたすきをつなげていきましょう。 ---------- 特に印象に残っている出来事ランキング 上位はこんな結果になりました 1位 リニア中間駅の設置決定 2位 圏央道開通 3位 指定都市への移行 4位 「はやぶさ」カプセル一般公開 5位 オリンピック自転車競技コース決定 ※市内3カ所と市政モニターによるアンケート計849票(令和元年11月から2年1月実施) 2010(H22)年度 4月 市が指定都市に移行し、緑・中央・南区ができる(ランキング3位) 5月 「指定都市市長会議」を市で初開催  7月 「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルを世界で初めて展示(ランキング4位) 11月 中学校の一部で給食がスタート 2011(H23)年度 4月 東海大学付属相模高等学校が春の甲子園で11年ぶり2回目の優勝 2012(H24)年度 8月 市ホームタウンチーム誕生(三菱重工相模原ダイナボアーズ、SC相模原、ノジマ相模原ライズ) 3月 緑区合同庁舎オープン、圏央道相模原愛川IC開設 2013(H25)年度 7月 小惑星「イトカワ」の微粒子を世界初公開 9月 リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)が橋本駅付近に設置されることを発表(ランキング1位) 3月 市ホームタウンチームにノジマステラ神奈川相模原が入る 2014(H26)年度 4月 市マスコットキャラクター「さがみん」が誕生 9月 在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の一部返還 12月 「はやぶさ2」打ち上げ成功 1月 青山学院大学が箱根駅伝で初優勝(以降4連覇) 3月 圏央道相模原IC開設(ランキング2位) 2015(H27)年度 4月 子どもの医療費助成を小学校6年生まで拡大 8月 東海大学付属相模高等学校が45年ぶり2度目の夏の甲子園優勝 2016(H28)年度 7月 選挙に参加できる年齢要件が満18歳以上へ引き下げられた、初めての選挙(第24回参議院議員通常選挙)を実施 2017(H29)年度 4月 リニア中央新幹線の工事が市内で開始 11月 「九都県市首脳会議」「きらりと光る産業技術表彰」を市で初開催 2018(H30)年度 8月 市内の一部が2020年東京オリンピック競技大会自転車ロードレースのコースに決定(ランキング5位) 10月 子どもの医療費助成中学校3年生まで拡大 2月 「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへのタッチダウンに成功 2019(H31・R1)年度 5月 元号が平成から令和に 6月 2020年東京オリンピック競技大会聖火リレーコースが市内を通過することに決定 11月 リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)新設の起工式 10年間でこんなことが変わった! 市民の皆さんの声を聞きました さらに進んだ地域のまちづくり  区ビジョンの策定や世代間交流のための仕組みづくりなど、市民との協働で地域ごとの課題解決や特色を生かした取り組みが進められています。 「市役所へ行かなくても区役所で用事が済むようになった!」 「3区に分かれて身近になった」 ほかにもこんなこと ・広報紙に区版ができて、身近な情報が得られるようになり、より親しみを感じられるようになった ・小・中学校教職員を市で直接採用できるようになり、より特色のある教育の実践に取り組めるようになった くらしが便利に  これまで県を通して調整などをしてきた仕事を、市が主体となり計画的でスピーディに行えるようになりました。 「ニュースで相模原市の情報を見ることが多くなった」 「緑区役所で子どもの健診が受けられるようになった」 「パスポートセンターが近くにできて良かった」 ほかにもこんなこと ・相模原北メディカルセンターを開設し、急病診療を充実 安全・安心でみんなはっぴー  児童相談所、精神保健福祉センター、身体・知的障害者更生相談所を設置し、保健・福祉の専門的分野の相談や支援の手続きを市でできるようになりました。 「安全なまちになったと感じます」 「福祉に対して手厚さを感じる。相談先の窓口が充実したように思う」 「子どものことを相談できる場所がある」 ほかにもこんなこと ・人命救助のエキスパートである特別高度救助隊「スーパーレスキューはやぶさ」を配置 ・相模原消防署本署や南消防署本署に「日勤救急隊」を配置し、増加する救急需要に対応 アクセスらくらく  市内を通る3つの国道(国道129・412・413号)と県道の管理ができるようになったことで、市民にとって利便性の高い道路を維持管理・整備できるようになりました。 「リニアが来ることは大きな出来事」 「交通の便が良くなった!」 ほかにもこんなこと ・小田急相模大野駅・相模原駅周辺の再開発 ・令和9年には品川から名古屋間が開業するリニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)が橋本駅付近に設置される予定 もっとみんなが誇れるまちへ  皆さんが持つ市への誇りや愛着を育んでいくため、令和3年度の制定を目指して「(仮称)シビックプライド条例」づくりを進めています。「相模原が好き!」「相模原に住み続けたい!」「相模原に遊びに行きたい!」「相模原を応援したい!」たくさんの人にそう思ってもらえるまちを目指して、取り組みを進めています。 条例づくりの参考にするため、9月に市内各所で皆さんの意見を聞きました。 「子どもが遊べる場所がたくさんあってすごく楽しいまち」 「魅力的な建物や行事を増やしてほしいな。もっとすてきなまちになりますように!」 「これからも、みどり豊かなまちでいてほしいな」 「交通の便をもっと良くしてほしい」 「20から30代の若者が交流できる場がほしい」 そして未来へ 今年度から始まった主な取り組み ●4月パートナーシップ宣誓制度開始 ●7月SDGs未来都市に選定 ●9月さがみはら気候非常事態宣言を表明 これからも、市はさまざまな取り組みを進めていきます! 問い合わせ 広域行政課 電話042-769-8248 「(仮称)シビックプライド条例」については 観光・シティプロモーション課 電話042-707-7045 ---------- 市シティプロモーションFacebookページ「相模原市シティプロモーション」 @sagamihara.pr https://www.facebook.com/sagamihara.pr 市シティプロモーションTwitter「相模原市シティプロモーション」 @Sagamihara_PR https://twitter.com/Sagamihara_PR