広報さがみはら No.1447 令和2年(2020年)12月15日号 6.7面
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みんなの「応援」が子育ての「安心」へ
 育児では、体を休める、話を聞いてもらう、適度に手を抜くなど、頑張り過ぎないことがコツ。周りの手助けを受けたり、サービスを利用したりしながら、子育てする方法を紹介します。
問い合わせ こども家庭課 電話042-769-8345

育児は思うようにいかないことが多いもの…だからこそ、みんなで協力していこう!

分担する
 育児も、食事の準備や片付けなどの家事と一緒で、パパ・ママどちらかの負担ではなく、家族みんなで行う体制にする

サービスを利用する
 宅配サービスや、子どもの送迎等に使えるファミリー・サポート・センターなど、民間のサービスや公的支援などを活用する

便利な家電を使う
 食洗機やロボット掃除機、乾燥機付き洗濯機、電気圧力鍋などの家電で家事負担を減らす

思いやり
 家族だからこそ、より意識して、声掛けなどの感謝や、ねぎらいの言葉などの気遣いを忘れずに

市内のパパ・ママに聞きました
「体、大丈夫?」の一言がうれしかった(南区在住 1児ママ)
「洗濯したよ」と率先してやってくれて助かった(南区在住 2児ママ)
頼ってくれてうれしかった(中央区在住 1児パパ)

おじいちゃん・おばあちゃんへ
育児の今を知ろう
・「頑張っているね」など、ねぎらいの声を掛ける
今と昔では子育ても変化しています
例えば…
昔 泣くたびに抱っこをしたら抱き癖が付くから抱っこばかりしない
今 抱っこをすることで赤ちゃんが愛されていると感じるので、たくさん抱っこする

昔 3・4カ月の時期に離乳食の準備(味慣らし・スプーン慣らし)として果汁やスープを与える
今 湯上がりの水分も母乳・ミルクで十分。また、はちみつは1歳を過ぎるまで与えない

昔 離乳食は大人がかみ砕いた食べ物を与える。箸やスプーンを共有する
今 大人の口から虫歯菌がうつることが分かった。周囲の大人は虫歯を治療し、箸やスプーンを共有しない など

パパやママに聞いてから手助けすると安心だね(南区在住 3人の孫がいる祖父)

周りの人へ
応援の気持ちを形にしよう
例えば…
・エレベーターなどで、子連れの人が困っていたら声を掛ける
・赤ちゃんが泣いていても、温かく見守る
・電車やバスで、席を譲る など

パパ友・ママ友へ
お互いに分かち合う
・気持ちの共感
・子ども同士を遊ばせる
・遊び場などの情報交換 など

ずっと赤ちゃんと2人だから大人と会話するのが息抜きになった(緑区在住 3児ママ)

行政もサポート

●母子健康手帳交付
 保健師と面談をしながら「さがみはら妊娠出産子育てプラン」を作成

●ハロー・マザークラス
 出産・育児についての知識の習得や、沐浴(もくよく)の体験、仲間づくりができる

●母子保健型利用者支援
 担当の保健師が産前・産後の期間を定期的にサポート

●4カ月児健康診査
 成長の確認や、育児相談ができる

健診のときに、いろいろ相談できてよかった(緑区在住 1児パパ)

パパ友・ママ友欲しいなぁ
そんな時は
●子育て広場
 親子が気軽に集い、交流できる場として開設
・子育て広場緑のおうち(緑区橋本台)
・バンビのぽれぽれ広場(中央区鹿沼台)
・かみみぞひだまり(中央区上溝)
・子育て広場たんと(南区相模大野)
※本紙9面にイベント情報を掲載
そのほか、各こどもセンターや、保育園などでも開催しています。

NEW
産婦健康診査・産後ケア事業(後述)

●こんにちは赤ちゃん事業
 保健師などの専門職が家に訪問して、体重測定や育児相談を実施

赤ちゃん用体重計を持って伺います!
体重の増加が気になっていたので赤ちゃん訪問を待ってました(中央区在住2児ママ)

●離乳食教室
 離乳食初期・中期に合わせた講座

子育てきずなメール
 子どもが3歳になるまで、成長に合わせたアドバイスがLINEで届く!
LINEになりました
メールによる配信は3月末で終了
登録方法は市ホームページをご覧ください

電子母子手帳アプリ『さがプリコ』
 子どもの成長記録や、子育てイベントなどの情報を配信!

ほかのサポートなど詳しくは市ホームページへ

※新型コロナウイルス感染症の影響に配慮し、内容を一部変更して開催しているものがあります。

1月スタート
産婦健康診査・産後ケア事業
 産後間もない人に対する健診への費用助成と、医療機関・助産院や自宅で実施する産後ケア事業が始まります。

産婦健康診査の費用を助成
対象 本市に住民登録がある出産後8週間以内の人
回数 産後2・4週間後の2回
補助額 1回上限5,000円
補助券の配布場所出産を予定している医療機関、各子育て支援センター
※市ホームページにも掲載
※詳しくは市ホームページをご覧ください。
母乳や子宮の状態もわかります

産後ケア事業
 医療機関や助産院などで、産後、心身が不安定なママと赤ちゃんをサポートします。授乳や沐浴などの相談もできます。
対象 本市に住民登録のある母子(1歳児未満)で、次のいずれかに該当する人
・産後に心身の不調や育児不安などがある
・産婦健康診査の結果、支援の必要があると認められた
・家族などから産後の支援が受けられない
・上記以外で、特に支援が必要と認められた
回数 原則合計7回(日)以内
申し込み 直接か電話で、実施施設(病院・助産院)へ
※詳しくは市ホームページをご覧ください。

利用料
タイプ 宿泊型
内容 医療機関や助産院に宿泊し、休養できる
金額 5,000円/日 例:1泊2日の場合1万円

タイプ 通所型
内容 医療機関や助産院で2から3時間程度のケアを受けられる
金額 3.000円/日

タイプ 訪問型
内容 自宅で2時間程度のケアを受けられる
金額 3.000円/日

※合計7回(日)を超えた場合は全額自己負担(料金は医療機関などにより異なる)
※利用者負担額:市民税非課税世帯は半額、生活保護受給者は免除(要証明書)

●こんな使い方ができます
宿泊型 宿泊日数を延ばす
ママ「寝不足で体力が戻らない。退院するのが不安」
病院・助産院「産後ケアの宿泊型を使って数日退院を延ばしましょう」
ママ「休養も取れたし、安心して退院できました」

訪問型 助産師の訪問を受ける
ママ「おっぱいが足りているか不安」
病院・助産院「母乳育児に慣れるまで、何度か訪問でケアしましょうか」
ママ「産後ケアを使えば家まで来てもらえるんですね」

 産後は、ママの弱った体を回復しながら赤ちゃんのお世話を中心とした生活に慣れていく時期で、不安や戸惑いを感じることも多いでしょう。私たち、地域で活動する助産師は、赤ちゃんのお世話に関するアドバイスなどをゆっくり丁寧にできると思います。気軽に利用してくださいね。
出張開業助産院MWゆきんこ 助産師 清水由紀子さん
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