広報さがみはら No.1458 令和3年(2021年)6月1日号 12面 ---------- 令和元年東日本台風からの全面復旧を目指して 大規模土砂災害からの道路復旧の軌跡  令和元年東日本台風から約1年半。本市は緑区を中心に大きな被害を受けましたが、国や他自治体などの支援を受けながら復旧を進めてきました。今年度中に、主要道路などを含めた全面復旧を目指しています。また、今後も風水害への備えを引き続き進めていきます。 県道76号(山北藤野)(緑区牧野) 道路下の斜面が崩落していたが、のり面をコンクリートで覆い本復旧完了 県道64号(伊勢原津久井)(緑区青野原) 道路沿いの斜面から土砂が流出し、電柱が倒壊していたが、「ガードレールを設置し、のり面をコンクリートで覆い本復旧完了 復旧率約70%(令和3年5月末現在) 令和元年東日本台風で大規模な被害に遭った道路67カ所のうち47カ所の工事が完了。残りの20カ所も今年度末の完了を目指し工事を進めています。 より安全に避難できるよう、整備を進めています  復旧・復興ビジョン(復旧・復興に向けたロードマップ)に基づき、避難場所の追加などを進めています。風水害時避難場所を53カ所から114カ所に追加指定  新型コロナウイルス感染症の感染対策も踏まえ、避難場所を追加指定しました。 ひばり放送を屋内で聞ける戸別受信機の配備  天候が悪く窓を閉めているとき、ひばり放送が聞こえにくいといった問題を解消できます。※台風で被害を受けた地域に配備を進めています。 2年度(実績)35台を相模湖・藤野地区に配備 3年度(予定)30台を津久井地域に配備 問い合わせ 緊急対策課 電話042−707−7044 他市からの応援で復旧に携わっている職員に聞きました! 町田市 道路整備課(2年4月から3年9月)平 公毅(こうき)主任  土木技術職員として自分の持ち味を発揮したいと思い、志願しました。しかし、被災箇所を目の当たりにし、今までにない経験と工事現場に当初は自信を失ってしまいましたが、チームワークだけでなく個人が持つ知識や経験、努力、忍耐力を結集し、復旧に当たりました。任期終了まで、がんばります。 熊本市 道路整備課(2年4月から3年9月)竹下真二主査  熊本地震の時に災害復旧の部署にいて、いろんな自治体の人と接し勉強になりました。相模原市でその経験を生かすため、災害復旧派遣の募集に手を挙げました。復旧の中では、被災箇所や通行止め箇所を周知する難しさを感じています。休日は、バスケットボールなどでストレスを解消しています。相模原はスポレクパークなどの新しいスポーツ施設が多くていいですね。 問い合わせ 道路整備課 電話042−851−3140 ----------