広報さがみはら No.1462 令和3年(2021年)8月1日号 6.7面 ---------- 走って 走って これからも走り続ける 相模原線は今年で開業100周年  相模線は、大正10年9月28日に茅ケ崎駅から寒川駅間で開通した相模鉄道が始まりです。相模川の砂利運送用に開通したことから「砂利鉄」とも呼ばれ、県央地区の住民の足として親しまれてきました。  100周年の機会にイベントなどで歴史を振り返り、さらに相模線に親しみましょう。 相模線の主な歴史 大正10(1921)年 茅ケ崎駅から寒川駅間で開通 昭和6(1931)年 橋本駅まで開通 昭和19(1944)年 軍事輸送のため国有化 昭和62(1987)年 日本国有鉄道民営化に伴い、JR東日本に移管 平成3(1991)年 全線電化 問い合わせ 交通政策課 電話042−769−8249 写真家 村田 孝さん(緑区在住)へインタビュー 村田さんのプロフィール 本市をはじめ、県央地区などの記録写真を撮り続けて約40年。相模線のほか、宮ヶ瀬湖のダム建設なども撮影している。 ※紙面掲載写真の4 橋上駅舎になる前の原当麻駅(昭和61年)、5 今は廃止になった南橋本駅付近の腕木式信号機(昭和60年)、6 安全確認業務「タブレット交換」(昭和63年)、7 橋本駅で開催された相模線電化開業式(平成3年)は村田さんが撮影したもの 村田さんのコメント 地域と密着した相模線の良さをこれからも撮り続けたい  写真に興味を持ったのは30代の半ばごろ。その後、昭和57年に水門工事で水を抜いた津久井湖底の集落跡を見たとき、薄れていく記憶を記録に残すような写真を撮ろうと思いました。相模線については、国鉄からJRに切り替わる時期に、国鉄の様子を少しでも残したくて撮り始めました。  相模線は、県央部を走っているのに、心地よいレールの音はローカル的な感じがして、それが良さだなと思います。  忙(せわ)しない世の中になっているけれど、時間を忘れさせてくれるような鉄道が1本くらいあってもいいのかなと思います。  相模線というのは通勤・通学電車という役割もあるし、普段の生活での交通機関でもあるし、他の線とは違った地域の役割があるような気がします。  相模線のほかに相模原の地域の移り変わりも撮っていて、移り変わる姿を残すことも写真の重要な役割だと思っています。 JR橋本駅駅長 佐藤賢策さんへインタビュー 佐藤さんのプロフィール 橋本駅を含む10駅を管理。各駅を乗客が安心して利用するための設備確認のほか、人材の育成などが主な業務。趣味は家庭菜園と山登り。お昼は愛妻弁当。 佐藤さんのコメント これからも人に優しい相模線でありたい  相模線は、首都圏の中でご利用のお客さまが増えつつある路線で、都会にいながら、のどかな風景を楽しめるようなところが魅力です。春は相武台下駅周辺の桜が素晴らしく、車内アナウンスで紹介することもあります。秋には、番田駅と高校生がコラボした「バンダパンダまつり」があり、冬になると、相武台下駅前のイチョウの木を、新磯観光協会の方がライトアップしてくれるなど、地元の方と連携したイベントが多々あります。  また、ドアが手動開閉式※のため、それを知らずに開くのを待っている人がいると、後ろの人がボタンを押して開けてくれている場面を見かけます。そんなお客さま同士の触れ合いも相模線の魅力だと思います。 ※新型コロナウイルス感染症対策のため、現在は橋本駅と茅ケ崎駅のみ。その他は自動開閉  相模線には無人駅もあり、切符が出てこない、お札が詰まったなどのトラブルが起きたときは、現場で対応しなければならないことがあります。着任から半年ほどたちますが、社員一丸となってお客さまに安心してご利用いただけるよう努めています。  この100周年の節目に、新型車両が導入されることになりました。新型車両は、快適さや安全性を向上し、安心してご利用いただける車両になっています。これからも、お客さまに優しい相模線を目指していきたいと思います。 紙面掲載写真の解説 1 相模線にはドア開閉ボタンがある。この秋から導入される新型車両にも継続して搭載される 2 令和2年度の社長表彰を受賞。社員発案の窓口混雑解消施策などが評価された 3 カスタマーボイス気づきシート。社員がお客さま対応で良かったこと、もったいなかったことなどを自発的に気付くことで、サービスの向上に努めている 4 車椅子などの乗降案内をボードで管理。電話連絡を受けたら到着時間を知らせるアラームをセットして案内ミスを防いでいる みんなで100周年を盛り上げよう! お祝いイベントを開催! 相模線100周年記念ミニ展示  相模線にまつわる写真や絵画、貴重な資料などを展示します。 日時 9月5日(日曜日)まで 会場 市立博物館 問い合わせ 市立博物館 電話042−750−8030 鉄道関連書籍をピックアップ  鉄道に関連する書籍の展示のほか、相模線の写真パネルも展示します。 日にち 8月3日(火曜日)から31日(火曜日) 会場 橋本図書館 問い合わせ 電話042−770−6600 日にち 9月1日(水曜日)から15日(水曜日) 会場 市立図書館(中央区鹿沼台) 問い合わせ 電話042−754−3604 日にち 9月16日(木曜日)から30日(木曜日) 会場 相模大野図書館 問い合わせ 電話042−749−2244 相模線開業100周年を一緒に盛り上げてくれる人を募集 記念のロゴマークを使用しませんか  企業や団体だけでなく、個人での利用も可能です。ポスターやパンフレット、名刺などに使用できます。 ※詳しくは、市ホームページをご覧ください。 未来につながる相模線 この秋 相模線は新車両に!  新車両には、遠くまで広がる湘南の海と、ダイナミックな波の水しぶきが水玉模様で表現されています。前面と側面のカラーは、湘南の海をイメージした濃淡2色の青色が使われています。また、座席のカラーには、相模川の豊かな流れなどをイメージした爽やかなブルー系のツートンカラーを使用しています。 ●車体の幅を広げて座席幅を拡大 ●ホームとの段差を低減 ●ドア上部の大型ディスプレイで多言語での情報を提供 ●車いすやベビーカー利用者のためのフリースペースを各車両に設置 など ※令和3年6月17日付 JR東日本ニュース「相模線への新型車両の投入について」より抜粋 沿線地域がさらに発展するために  県、沿線市町・経済団体では「相模線複線化等促進期成同盟会」を結成し、全線複線化の早期実現と沿線地域の発展を目指して、関係機関に対する要望、調査研究や普及啓発などの活動をしています。 活動内容は同盟会ホームページ「GO!GO!相模線」で公開 あなたはいくつわかる? 相模線マニアクイズ Q1 相模川沿いを走る相模線。でも相模川の雄大な景色が車窓から見えるのは1カ所だけ。それはどこ? Q2 行先表示器には、相模線以外に2つの路線の行き先が収録されている。何線と何線? Q3 橋本駅相模線ホームの待合室に描かれているのは、緑区キャラクターのミウルとなに?  Q4 平成28年に改築された下溝駅は、どこの名所をイメージしてデザインされた? Q5 新型車両の車体や座席に採用される青色のイメージは「湘南の海」ともう1つはなに? 回答 Q1 相武台下から下溝(一瞬です!見逃さないでください) Q2 横浜線と中央線 Q3 ハマの電チャン(JR東日本横浜支社マスコットキャラクター) Q4 三段の滝(南区磯部) Q5 相模川の豊かな流れ クイズの旅はまだ続きます。8月15日号をお楽しみに! ---------- 市シティプロモーション Facebookページ 「相模原市シティプロモーション」 @sagamihara.pr 市シティプロモーション Twitter 「相模原市シティプロモーション」 @Sagamihara_PR