広報さがみはら No.1473 令和4年(2022年)1月15日号 2面 ---------- 「共に生き、学べる社会 」に必要なこと インクルーシブ・プログラムの参加者と相模女子大学の学生・教員に話を聞きました。皆さんも「誰もが共に生きることができる社会」とは何かを考えてみませんか。 問い合わせ 市発達障害支援センター 電話042−756−8411 プログラム参加者に聞きました! 当たり前だと思うので「共に生きる」とわざわざ言わなきゃいけないことがおかしい。これまでは、発達障害の人と関わる機会がなかったから、どこかで見掛けてもどうしたらよいか分からなかった。 このプログラムは、関わる良い機会、良い取り組みだと思う。 相模女子大学3年生 下斗米若菜(しもとまいわかな)さん 障害があるから「あの人にはできない」と言われ、希望していない選択肢を与えられてきた。しかし、障害のある人でもチャレンジしたい気持ちや、可能性の幅を広げて行きたいと前向きな気持ちを持っていることを分かってほしい。 プログラム参加者 岩本健吾(いわもとけんご)さん 社会人になると学校で学んだことのアウトプットばかり。社会人だって学ぶことは大切。障害を理由に嫌な思いをしたこともあるけど、こういうプログラムは障害に対する理解が深まると思う。 差別をする人が少しでも少なくなってほしいな。 プログラム参加者 今藤孝拓(こんどうたかひろ)さん 「障害がある」ってなんだろう…個人の特性として認められるべきだと思う。対等でいたいと思うし、友達でも障害のある人でも「これ苦手なんだよね」と言ったら助けたいと思う。その気持ちは何も変わらない。 相模女子大学3年生 千早佳音(ちはやかのん)さん 大学で障害のある人の学びを考えるなら、学生と障害のある人に話を聞くべきだと思い、両者が協力して活動できる場を作ることを意識した。お互いに理解が深まっていく姿を見られてうれしかった。 誰かが肯定してくれると、どんどん自分のことを出せる。出したらみんなが受け止めてくれる。そういう環境づくりがとても大切。“障害”の多くは社会に問題があると感じている。 「障害のある人」ではなく「〇〇さん」と出会い、「一緒に過ごし楽しむ」が大事なこと。「人と人が関わって、楽しい」の延長に、共生社会があるのではないかと思う。 相模女子大学准教授 狩野晴子(かのうはるこ)さん 「インクルーシブはイノベーション(新しい発見)」と皆さんから教わった。さまざまな特性がある仲間が共に関わり合うことで、新しい発見がたくさん生まれた。 共に生き、学べる社会を、相模原から始めていきたい。 市発達障害支援センター 小林太郎(こばやしたろう)主任 学生たちの取り組みや声をもっと知りたい人はこちら! オンライン インクルーシブ・プログラム開発事業報告会 オンライン 市職員やプログラム参加者、教員などの実施報告のほか、神戸大学教授の津田英二さんによる講演 日時 2月12日(土曜日)午後1時から4時 ※ツールはZoom(R)を使用 定員 250人(申込順) 申し込み 2月4日までに相模女子大学ホームページから 問い合わせ 相模女子大学生涯学修支援課 電話042−747−9047 9面にセミナーの情報あり 発達障害を知ることから始めませんか? 聞いて知る 講座「ライフスキルの獲得度と就労との関係性の実際」 学齢期のうちに身に付けておきたいライフスキルと将来の就労との関わりについて、就労支援の担当者などを交えて学ぶ 日時 2月8日(火曜日)午前10時から正午 会場 陽光園 対象 発達障害やその疑いのある小学生・中学生の保護者・家族 定員 20人(申込順) 申し込み 2月2日までに、市ホームページから 問い合わせ 陽光園 電話042−756−8410 オンライン講演会 医師による発達障害における思春期の対応方法について 二次障害を中心に考える オンライン 思春期に生じ始める「二次障害の芽生え」の見つけ方や、その対応方法を、最新情報を交えて講演 日時 2月19日(土曜日)午前10時から正午 ※ツールはWebexを使用 講師 神谷俊介さん(北里大学病院児童精神科医)ほか 定員 100人(申込順) 申し込み 2月17日までに、市ホームページから 問い合わせ 陽光園 電話042−756−8410 オンライン 発達障害連続セミナー オンライン 困ったことを人に相談できるようにする方法、成人期の充実した毎日を過ごすための方法など 日時 2月19日(土曜日)、3月12日(土曜日)午後1時30分から3時30分 ※ツールはZoom(R)を使用 講師 梅永雄二さん(早稲田大学教授)ほか 定員 各250人(申込順) 申し込み 2月14日までに、市ホームページから 問い合わせ 市発達障害支援センター 電話042−756−8411 発達障害啓発週間について詳しくはこちら 本で知る 発達障害に関する本の紹介 掲示コーナーもあり 日時 3月1日(火曜日)から4月8日(金曜日) 会場 市立図書館(中央区鹿沼台)、橋本図書館、相模大野図書館 問い合わせ 市発達障害支援センター 電話042−756−8411 発達障害啓発週間について詳しくはこちら 映像で知る 青色は自閉症のシンボルカラー ライトアップ動画を相模原チャンネルで配信 さがみ湖リゾートプレジャーフォレストで、青色にライトアップをした様子を動画で配信 日時 3月9日(水曜日)から 問い合わせ 市発達障害支援センター 電話042−756−8411 発達障害啓発週間について詳しくはこちら 青を集めよう(写真展) 作品募集中!詳しくは市ホームページをご覧ください。 青色にちなんで撮影した写真の作品展を開催します。一足先に応募写真の動画を相模原チャンネルで配信 展示 日時 3月28日(月曜日)から4月8日(金曜日)予定 会場 市役所本庁舎 動画配信 日時 3月9日(水曜日)から 問い合わせ 市発達障害支援センター 電話042−756−8411 発達障害啓発週間について詳しくはこちら