広報さがみはら No.1477 令和4年(2022年)3月15日号 2面 ---------- 6 作者/シェン・シャオリャンさん(台湾)(2004年) 7 作者/ムネム・ワシフさん(バングラデシュ)(2010年) 8 作者/アミット・メーラさん(インド)(2009年) 9 作者/マニット・スリワ二チプーンさん(タイ)(2020年) 10 作者/イン・アンさん(シンガポール)(2012年) フォトシティさがみはらで知る 写真を見る楽しみ・撮る楽しみ 写真の楽しみとは一体なんでしょう?きれいな写真を見ること?かっこいい写真を撮ること?その前に、「良い写真」とは一体何なのでしょうか。 たくさんの写真が身近にある現代ですが、あえて1枚1枚の写真をじっくり眺めて、この写真の良さはなんだろうと考えてみませんか。 作品の細かな特徴や、自分自身のものの見方に気付けるかもしれません。 問い合わせ 相模原市民ギャラリー 電話042−776−1262 写真を見る楽しみ 距離を変えて見てみる はじめは遠くから。次は近づいて。作品の全体像を眺めた後に、細かな映り込みや陰影などを見てみましょう。実物ならではの発見がそこにはあります。 その発見をもとに、写っているモノの様子や人の表情から、「なぜ?」という想像力を働かせてみましょう。きっと、さらに多くのものが作品から見えてくるはずです。 調べてみる 作品が撮られた場所や人物には、それぞれの歴史や背景があります。気になった作品があったら、それにまつわるものを調べてみましょう。 物語を知ることで、また違った見え方が開けることがあります。 比べてみる 作品のテーマは、その国独自のものでしょうか?それとも自分たちにも共通するものでしょうか?あるいは、過去の出来事なのか、今も続くものなのか? 地理や時間といった部分から、作品と自分自身を比べてみると、自分を取り巻く世界の広さと深さが見えてくるかもしれません。 写真を撮る楽しみ ひとつの被写体やテーマを追い続けてみる 展示されている作品の解説を見ていくと、時間をかけてひとつのテーマを撮り続けていることが分かります。同じものの時間の変化を記録していくと、目では見えなかったものが浮き出てきます。 ゆっくりと、時間をかけて写真を撮ってみるのも楽しみ方のひとつです。 真似(まね)してみる 「学ぶ」の語源が「まねぶ」であるように、何事もまねしてみるのは重要です。展示を見て気になった作品があったら、構図や撮る角度などを真似してみましょう。 新たな創作のヒントが得られるかもしれません。 フォトシティさがみはら 〈写真アジア賞〉創設20周年記念展 カレイドスコープ-アジア写真の輝き 今回紹介した作品を含めた90点の写真を展示。それぞれの写真についての解説も楽しめます。 日時 3月27日(日曜日)まで 午前10時から午後6時(水曜日休館) 会場 相模原市民ギャラリー 所在地 中央区相模原1−1−3 シティ・プラザさがみはら(セレオ相模原4階) 各作品のタイトルはこちら 1 衝突と反動  2 アウトサイド・ルッキング・イン・クアラルンプール  3 二面の海  4 農民工  5 魂の道  6 映像・南方澳 7 ソルト・ウォーター・ティアーズ  8 インディア、永遠の祝祭  9 極彩色のバンコク 10 あなたはここが安全だと思うだろう