広報さがみはら No.1478 令和4年(2022年)4月1日号 6.7面 ---------- 市の主な取り組みと予算のポイント 「相模原市総合計画推進プログラム」を策定しました! 相模原市総合計画推進プログラム(以降、推進プログラムと表記)は、令和2年に策定した市総合計画を戦略・効率的に推進するためのもので、 今後3年間の市政運営についての基本的な視点や主な取り組みを定めています。推進プログラムに基づいた4年度の主な取り組みと予算の概要を紹介します。 問い合わせ 主な取り組みについて 政策課 電話042−769−8203 予算のポイントについて 財政課 電話042−769−8216 金額は4年度の事業費 SDGsの17のゴール 1 貧困をなくそう 2 飢餓をゼロに 3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 6 安全な水とトイレを世界中に 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8 働きがいも経済成長も 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 10 人や国の不平等をなくそう 11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 14 海の豊かさを守ろう 15 陸の豊かさも守ろう 16 平和と公正をすべての人に 17 パートナーシップで目標を達成しよう 各分野の取り組みが関連するSDGsの主な目標(ゴール)を各項目に表示しています。 4年度は新規事業に積極的に取り組みます! 今年度は、以下の基本的視点の下、特に重点的に取り組む3つのテーマを中心に、新たな取り組み(40事業・12億円規模)を実施します。 また、3つのテーマに加え、基本的視点にあるSDGsや気候変動対策の推進のため、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを一層加速化していきます。 分野横断的に取り組む重点テーマ 少子化対策 中山間地域対策 雇用促進対策 + 脱炭素社会の実現に向けた取り組み 基本的視点 SDGsを踏まえた施策の推進 シビックプライドの醸成 行財政構造改革プランの着実な推進 ポストコロナのまちづくり 自治体DXの推進による市民サービスの向上と事務の効率化 顕在化する気候変動の影響への対応 本市の転入超過数が全国10位に!選ばれた理由は? 新型コロナウイルス感染症の影響で、居心地や子育て環境を重視して住まいを選ぶ傾向が強まっているみたい。本市の子育てやシビックプライド向上に向けた施策の効果が出ていると考えられているよ! (参考:総務省住民基本台帳人口移動報告 2021年(令和3年)結果) 主な新規事業(17事業) 少子化対策 図書館による電子書籍の導入やこどもセンター向け児童書などの充実 SDGs目標 4 3,795万円 中学生全員への給食の提供実現に向けた調査や検討体制の整備 SDGs目標 2、3、4 3,651万円 子育て世帯の育児・家事への訪問支援 SDGs目標 3、10 2,182万円 子どもの遊び場を移動式で提供 SDGs目標 4  289万円 アーバンスポーツ(スケートボードなどの都市型スポーツ)を楽しめる施設の整備 SDGs目標 4、11  5,026万円 国民健康保険税の均等割額の減額を18歳以下までに拡充 SDGs目標 1、3 1億1,296万円 子育て世帯等向け中古住宅等購入・リフォームへの補助 SDGs目標 11    4,000万円 中山間地域対策 森のイノベーションラボFUJINOでの交流促進、ビジネス支援など SDGs目標 8、9、17  1,988万円 中山間地域木材ガードレールの設置 SDGs目標 11、12、15  2,240万円 雇用促進対策 起業家の育成 SDGs目標 8、9  2,000万円 脱炭素社会の実現に向けた取り組み 市内全ての公園や緑地内の照明のLED化 SDGs目標 11、12  3億円 再生可能エネルギー促進区域設定に向けた取り組み など SDGs目標 7、12  4,408万円 その他の新しい取り組み 下溝防災消防訓練場の機能を拡充する再整備 SDGs目標 11、13  2億3,784万円 障害のある人が利用できるテニス場の整備 SDGs目標 3、10  1億11万円 医療的ケア児等コーディネーターの配置 SDGs目標 3、4、10 400万円 さがみはらSDGsまなべるトラベル(SDGsを体感的に学べるスポットめぐり)の開催とマップの作成 SDGs目標 17    704万円 ソーシャルメディアの活用などの情報発信力の強化 SDGs目標 17  2,093万円 そのほかの主な取り組みを市総合計画の「目指すまちの姿」に合わせて紹介! 子育て・教育 夢と希望を持って成長できるまち 幼児教育・保育無償化の推進 SDGs目標 4、10  211億7,811万円 子育て世帯の経済的な負担を軽減するため、幼児教育・保育に必要な費用の給付 子育て支援 SDGs目標 1、3  24億7,025万円 地域で子育てを支援する環境の整備 子育て広場事業や小児医療費助成事業の推進 など キャリア教育の推進 SDGs目標 4  7739万円 小中一貫教育の推進や地域人材を活用した教育の充実 など にぎわいづくり 活力と交流が新たな価値や魅力を創造するまち 橋本駅周辺の整備促進 SDGs目標 8、9、11  1億4,439万円 リニア中央新幹線の駅設置を見据えた区画整理や、インターチェンジアクセスなどの街路整備 など  企業への立地に向けた支援 SDGs目標 8、9  4億6,910万円 新規立地する企業や工場を新・増設する市内企業に対する奨励金の交付 など 福祉 笑顔で健やかに暮らせるまち 相談支援の充実や医療・介護関係者の連携・協働のための包括的な支援 SDGs目標 3、10、17  12億112万円 地域包括支援センターでの相談支援の充実や、医療機関と介護サービス事業所などの関係者の連携・協働の推進 充実した救急医療体制の整備 SDGs目標 3  21億7,769万円 初期から三次救急医療機関まで、充実した救急医療体制を確保し、休日夜間の急病患者に医療を提供 環境 人と自然が共生するまち 地球温暖化対策の推進 SDGs目標 7、13  5,554万円 住宅用スマートエネルギー投資導入の奨励金交付 中小企業事業者への省エネルギー設備等導入の支援 など 魅力ある公園づくりの推進 SDGs目標 11  3億9,756万円 相模原スポーツ・レクリエーションパークの整備 など 安全・安心 安全で安心な暮らしやすいまち 感染症予防、まん延防止対策と保健衛生体制の強化 SDGs目標 3 11億6274万円 感染症発生状況の把握・調査、病原体検査の実施 など 地域防犯・交通安全活動の推進 SDGs目標 3、11  1億4869万円 市民の防犯・交通安全意識の促進 地域の防犯活動の支援 連携・協働 多様な主体との連携・協働により持続的に発展するまち 地域活動推進の支援 SDGs目標 11、17  2億2,696万円 自治会への補助金や市民の自主的な事業への交付金などでの地域活動の支援 など シビックプライドの向上 SDGs目標 11、17  730万円 本市に対する誇りや愛着の醸成、シビックプライドの向上につながる特設サイトの運用 など 令和4年度 予算のポイント 新型コロナウイルス感染症対策への継続した取り組み 分野横断的に取り組む重点テーマを中心とした新たな取り組み などに関する経費を計上しました。 当初予算の状況 一般会計の規模は3,112億円 〈対前年度比 123億円(4.1%)増〉 過去最大規模! 一般会計の予算規模は、過去最大規模となっています。 歳入(3,112億円) 市税 1,307億円(42.0%) 国・県からの補助金など 875億円(28.1%) 市債 236億円(7.6%) 譲与税・交付金 254億円(8.2%) その他(諸収入、繰入金、使用料など)440億円(14.1%) 歳出(3,112億円) 総務費 266億円(8.5%) 市民活動支援など。文化振興・市民生活の経費 民生費 1,365億円(43.9%) 福祉や医療など。障害のある人や高齢者、子どものための経費 衛生費 322億円(10.4%) 商工費 90億円(2.9%) 土木費 226億円(7.3%) 消防費 91億円(2.9%) 教育費 447億円(14.4%) 公債費 269億円(8.6%) 市債の返済。借金を返す経費 その他 36億円(1.1%) そのほか、議会や農業などの経費 ポイント1 市税収入の増加 昨年度大幅な減収見込みだった税収が、今年度は増収の見込みとなりました。市税全体の収入は1,307億円を計上しています。 個人市民税…約47億円の増収見込み 市税全体…83億円の増収見込み 市税収入の推移 平成28年度 1,127億円 29年度 1,143億円 30年度 1,279億円 令和元年度 1,311億円 2年度 1,311億円 3年度 1,224億円 新型コロナウイルス感染症の影響による大幅な減収の見込み 4年度 1,307億円 国等の支援策の効果などで増収の見込み ※2年度までは決算額、3・4年度は当初予算額。平成30年度から個人住民税所得割の税率2%相当分が県から税源移譲あり ポイント2 新型コロナウイルス感染症対策 新型コロナウイルス感染症対策として必要な経費を計上しています。 PCR検査体制や医療提供体制の確保 ワクチン接種などに必要な経費 経済対策や保育所等における感染防止対策に必要な経費 など ポイント3 「潤いと活力に満ち笑顔と希望があふれるまちさがみはら」の実現に向けて 市総合計画で描く本市の将来像の実現に向けた取り組みと、推進プログラムに基づいた「分野横断的に取り組む重点テーマ(少子化対策、雇用促進対策、中山間地域対策)」を中心にした経費などを計上しています。 ポイント4 市民のくらしの安全・安心の確保 公共施設などの長寿命化事業を着実に実施します。 また、災害救助費や災害復旧費は、所要額を計上しています。 ポイント5 扶助費 の増加 990億円(対前年度比2.8%増) 扶助費全体では約27億円の増加 主な増加項目 新型コロナウイルス感染症の影響による生活保護費(見込み) 障害児者介護給付費 教育・保育施設等給付費(施設型給付費、地域型保育給付費など) 扶助費とは 社会保障制度の一環として、生活困窮者、高齢者、児童、障害者などに対してさまざまな支援をする経費 扶助費の推移 平成25年度 651億円 26年度 683億円 27年度 744億円 28年度 770億円 29年度 800億円 30年度 826億円 令和元年度 876億円 2年度 922億円 3年度 963億円 4年度 990億円 ※2年度までは決算額、3・4年度は当初予算額 ---------- 市コールセンターFacebookページ「ちょっとおしらせ相模原」 @oshirase.sagamihara コールセンターからちょっとおしらせ 市営住宅入居者募集について詳しくは、本紙5月1日号でお知らせします。