広報さがみはら No.1481 令和4年(2022年)5月15日号 2面 ---------- 一般廃棄物最終処分場 紙上見学会にGO! 「普段は見られない施設の内部ってどんな感じ?」 一般廃棄物最終処分場(以降、処分場と表記)は、衛生的な生活環境を保つために大切な施設です。処分場の役割や維持・管理方法などを紹介します。 問い合わせ 清掃施設課 電話042−769−8246 気になるポイントを聞いてみよう! Q 燃え残った灰などはどうやって埋めてるの? A ショベルカーで平らになるように埋め立てています。北・南清掃工場から処分場に運ばれる灰などの量は、1日に10tトラック約10台分です。 Q 埋め立て地の横にある建物はなに? A この建物は「浸出水処理施設」といいます。「浸出水(処分場内に降った雨が浸透した水)」を薬品などで処理し、安全基準を満たしてから下水道へ放流するための施設です。貯水量は、最大で1,300万ℓに上ります。(25mプール24個分!) 地下水の水位などを常時監視。内部には資料展示コーナーもあり Q 埋め立てが終わったらどうなるの? A 埋め立てた跡地は、有効に活用します。第1期整備地はメガソーラーを導入し、太陽光発電で再生可能エネルギーを作っています。また、全国的には、公園として利用している例もあります。 約8,000枚の太陽光パネルが並ぶノジマメガソーラーパーク 「みんなの役に立つ施設になるんだね!」 資料展示コーナーもあります! 「処分場のおかげで街や道路をきれいに保てるんだね」 「しっかり安全対策をしてるんだ」 さまざまな安全対策 現在埋め立て中の第2期整備地でも複数の安全対策を実施し、周辺地域の衛生環境や安全性の確保に努めています。 一般廃棄物最終処分場第2期整備地の断面 地下水を定期的に測定 月1回、処分場の敷地内外で地下水を測定・分析し、処分場内の地下水が外に漏れていないかなどを検査しています。 灰などの飛散防止 埋め立てた後は、その日のうちに土をかぶせ、上から水をまいています。 2重3重の防水対策 処分場下部に遮水シートと不織布、さらに、処分場を取り囲むようにセメントの壁を地下30mまで設置し、地下水の流出を防いでいます。 「周りの環境にも配慮してるんだ!」 実際に見たい人はこちら 一般廃棄物最終処分場見学会 施設職員の解説を聞きながら、処分場について学べます。 日時 6月11日(土曜日)午前11時から正午〈小雨決行〉 会場 一般廃棄物最終処分場 定員 30人(申し込み順) 問い合わせ 5月19日から31日に、直接か電話、Eメールに住所、氏名(ふりがな)、電話番号、「最終処分場見学会」と書いて、清掃施設課(電話042-769-8246 Eメールseisou-shisetsu@city.sagamihara.kanagawa.jp)へ 一般廃棄物最終処分場の過去→今→未来 ごみの減量化の取り組みなどで埋め立て量が減少し、当初計画より約5年間長く、埋め立て可能になりました。 過去 第1期整備地 昭和54年 埋め立て開始 平成20年 埋め立て終了 平成26年 ノジマメガソーラーパーク利用開始 第2期整備地 平成20年 埋め立て開始 当初の計画では、令和14年まで利用予定 今 令和4年 地表面近くまで埋め立てが進む 今年度から、埋め立て容量を増やす工事を段階的に実施し、令和19年度途中まで利用予定 市「ごみDE71(でない)大作戦」イメージキャラクター レモンちゃん 「施設を長持ちさせるには、ごみ自体を減らすことが必要。資源として活用できるものを分別することが大事だよ!」 令和19年度ごろまでに新しい最終処分場が必要です 市では、整備に向けて準備を進めています。 3年度 基本構想を策定 審議会で候補地を選定〈緑区根小屋、南区麻溝台(各2カ所)〉 今後の予定 地域の皆さんへの説明会など 最終候補地の決定や用地取得 19年度ごろ 供用開始 処分場は、市民の皆さんが住みやすい環境を作るために、必要不可欠なものです。ご理解とご協力をお願いします。