広報さがみはら No.1482 令和4年(2022年)6月1日号 6・7面 ---------- みんなで考えよう!ワクワクするさがみはら 公共施設マネジメントでもっと便利でもっと楽しいまちに! 日頃、皆さんが利用している公共施設。その多くが老朽化し、維持していくためには多額の改修・更新費用が必要です。本市では、これまで公共施設で提供していたサービスや施設の在り方を見直し、限られた財源の中でより多くの人に必要とされ、喜ばれる公共施設について考える取り組み(公共施設マネジメント)を進めています。 問い合わせ アセットマネジメント推進課 電話042−769−8257 市の現状と将来を知ろう! 公共施設の老朽化率 学校の60%以上全体でも35%が老朽化 改修・更新が必要! 公共施設の延床面積の割合(令和2年4月時点)延床面積:約168万u 学校46.2% うち、築40年以上62.8% 市営住宅11.0% うち、築40年以上7.2% その他42.8% うち、築40年以上13.0% 公共施設の改修・更新にかかる費用 「4年度に実施する公共施設の改修・更新にかかる費用は92億円だよ!(3年度12月・3月補正予算に計上した費用を含む) 今後も施設の老朽化が進むので、必要な費用がもっともっと増えてしまうよ!」 公共施設の改修・更新にかかる費用の見込み(試算額) 費用は右肩上がり! 参考:市行財政構造改革プラン(3年4月)より抜粋 人口推移 45年後には、約25%減少! 2020年 約72万人 2065年 約54万人 約4分の3に! 参考:2015年国勢調査に基づく相模原市の将来人口推計(詳細版)(平成30年3月) 多くの公共施設の老朽化が進んでいる 多額の改修・更新費用が必要 人口減少や少子高齢化が進むことで税収は減少 財政状況は一層厳しくなる!全施設を現状のまま維持するのは困難 集約・複合化、長寿命化などでコストを抑える より使いやすい形に施設を見直す ことで、 便利なまちの実現&必要なサービスの提供が可能に!! 市民全体の資産である公共施設を、社会のニーズや時代の変化に合わせて、これまで通りではない、新しいサービスの提供方法とそのために必要な場所を考えることで、施設の在り方を抜本的に見直していく必要があります。 「安全・安心な施設、適正なサービスを将来も維持するために、公共施設のマネジメントが必要なんだね!」 公共施設をマネジメントするとどんなまちになる!? た・と・え・ば… 例1 学校施設の長寿命化で安全・安心に! 計画的な改修工事で、80年間使用できる安全・安心な施設にする 例2 庁舎+保育園+協働テラスで便利!楽しい! 目的が違う施設を組み合わせる、使わなくなった建物や土地をイベントなどに活用することで、“みんなが”便利で、好きな場所になる 例3 スポーツ施設の民間運営でより良いサービスを! 民間の知識やノウハウを効果的に取り入れることで、効率的・魅力的な、もっと使いたくなる施設にリニューアル 例4 図書館+カフェで、自然とみんなが集まる! 公共施設と民間施設を併設(共存)することで、誰でも気軽に利用できる開放的な場所になり、活動や交流が活発になる 例5 道路の補修で、安全な道を確保! 例6 遊具の更新や樹木の管理で、安心して使える公園に! 「みんなの好きな場所、便利な場所が合わさって“みんながつながる”場所になるといいなぁ!」 マネジメントされたさまざまな施設 相武台まちづくりセンター・相武台公民館 閉校した旧磯野台小学校校舎を改修。相武台まちづくりセンター、相武台公民館、相武台地域包括支援センターを移転し、複合整備 緑区役所青根出張所・青根公民館・津久井消防署青根分署 それぞれ老朽化が課題となっていた、目的が違う3施設の機能を併せ持つ複合施設として、移転・集約して整備 実際に進んでいます!みんなで考えるこれからの“施設”のカタチ 市では、公共施設の老朽化や小学校の再編をきっかけに、施設の再編・再配置の検討を地域の皆さんと一緒に進めています。 現在は、将来に向けて目指すべき姿を共有し、今後の計画や方針などに反映させるため、市民の皆さんとのワークショップやパネルなどを活用したオープンハウスなどの取り組みを実施しています。 光が丘地区の公共施設の再編 ◆光が丘地区の現状と課題 小・中学校の児童生徒数が減少し、7年4月をめどに青葉小学校を閉校し、光が丘・陽光台・並木小学校の学区を再編する方針が決定 陽光園や陽光台保育園など、子どもに関する公共施設が老朽化 閉校することになる青葉小学校の学校跡施設を利活用した公共施設の再編に取り組みます。 ワークショップでは地域の魅力や課題を共有。「どんな場所にしていきたいか」を話し合った 青葉小学校を見学。見学時に感じたことや参加者自身の学校での思い出が再編の検討に生かされた 津久井総合事務所周辺の公共施設の再編 ◆津久井地区の現状と課題 建設から間もなく60年を迎える津久井総合事務所や周辺の公共施設が老朽化 津久井総合事務所を中心とした公共施設の再編に向けて取り組みます。 ワークショップを実施。さまざまな立場の人になりきってどんな機能があると便利かなども話し合った 4日間にわたるオープンハウスで延べ約360人にアンケートを実施。施設周辺エリアの魅力や課題、再整備時に必要と感じるサービスなどを調査 淵野辺駅南口周辺の公共施設の再編 ◆淵野辺駅南口周辺の現状と課題 市立図書館、大野北公民館、大野北まちづくりセンター、鹿沼公園など、多くの公共施設が老朽化 市民検討会などでの検討を踏まえ、公共施設の老朽化などの課題解決や新たな魅力を創造できるよう、駅南口周辺のまちづくりに取り組みます。 市民検討会ではグループワークを実施。周辺地図やブロックを使って、施設の配置や機能の組み合わせ案を検討した 「市公共施設マネジメント推進プラン・アクションプログラム」を策定予定! アクションプログラムは、平成29年3月に策定した、市公共施設マネジメント推進プランに基づいて策定するものです。公共施設の適正化に向けて、11年度までに実施する対策内容を示すとともに、光が丘地区や津久井地区での具体的な再編・再整備の構想などを定める予定です。 プログラムの策定に向け、今後、市民の皆さんの意見をパブリックコメントで広く募集していきます。 「意見募集については今後、本紙でもお知らせするよ!みんなで一緒に将来のことを考えていこう!」 公共施設のことを学べるカードゲームもあります! 公共施設マネジメントの取り組みなど、詳しくは市ホームページへ ---------- 市コールセンターFacebookページ「ちょっとおしらせ相模原」 @oshirase.sagamihara コールセンターからちょっとおしらせ 市LINE公式アカウント(LINE ID:@sagamihara_city)で、市からのお知らせや防災情報などをお届けしています。ぜひ友達登録をして利用してください。