広報さがみはら No.1495 令和4年(2022年)12月15日号 2面 ---------- 子どもたちにたくさんの本を 図書館では「図書館で借りる以外の本の楽しみ方」を提供しています。今回紹介する2つのサービスは、子どもたちにたくさんの本と出合ってもらうきっかけづくりを目的としたサービスです。 問い合わせ 市立図書館 電話042-754-3604 くるくる としょかん 司書(本の専門家)が選んだ30冊の本を1セットとして、市立の保育園や児童クラブなどで定期的にセットを移動し、子どもたちにいろいろな本との出合いを提供しています。届ける本は、対象、年齢(学年)に合わせて選定しています。 司書が選書中… 「どの本にしましょうか?」 「紙芝居も人気ですよね~」 梱包(こんぽう)中…司書たちの思いを込めて 「この本はすごく人気」 「楽しんでくれるといいね!」 手作りのポスターも合わせて届けます 施設に向けて搬送 麻溝台保育園では 読み聞かせの時間に紙芝居を活用。保育士の声色を変えた演出に、子どもたちはくぎ付けに 「紙芝居はこれでお・わ・り」 「この紙芝居は保育園の玄関で借りられて、家でも読めるよ」 「やったー!他のも読んでー」 保護者の声 ●子どもの好みがより分かるようになった ●親子の会話の“タネ”になる ●本の数がもっとたくさんあるとうれしい ●子どもが「新しい本が増えたよ」と教えてくれる ●自分の好きなものに偏らず、いろんな本を選ぶようになった ●見たことのない本がどんどん来るので楽しい 小・中学校の電子書籍(でんししょせき)サービス タブレットPCなどから電子の本を読むためのサービス。音で聞ける本や動く絵本などがあり、文字を読むことが苦手な子どもでも読書を楽しめます。また、調べ学習に役立つ本もあります。 麻溝小学校では 授業や朝読書などで活用。各自の好きな本を、タブレットPCを使って読みます。タブレットPCの画面を読むことが苦手な子は、読み上げ機能を活用して聞く読書をしています。 電子書籍はここが便利 ●読み放題の本はみんなで一緒に読める ●探したい本・読みたい本を検索できる ●途中まで読んでいたページをクリックするとすぐ開くことができる 麻溝小学校の児童がすすめる電子書籍 ●『天国に行った看板ねこ なな』 拾われて、おそば屋さんの看板猫となった「なな」。大きな地震が起きて、誰も店に来なくなった… ここがオススメ 命の大切さが分かるよ ●『氷の上のプリンセス』 フィギュアスケートを諦めかけていた主人公が、再びリンクに上がる物語 ここがオススメ イラストがきれい! ●『きみを変える50の名言』 冒険家や学者など、各界の著名人の名言を50紹介 ここがオススメ 考えさせられるよ 本の専門家 司書からのメッセージ 子どもがよく行く市の施設には、いろいろな本があります。子どもたちには、まずは手に取ってみよう!というきっかけから、たくさんの本に出合ってもらいたいと考え、選定しています。たくさんの本を手にすることで、子どもは自分がどんな本を好きなのかが分かっていきます。そして、子どもの頃に読んだ本を大人になったときに思い出してくれたらうれしいです。 その他最新情報は市立図書館ホームページをチェック 本選びに迷ったら図書館へ!