広報さがみはら No.1515 令和5年(2023年)10月15日号 2面 ---------- 練習を重ね 音を合わせ ハーモニーを作る 一般公募で結成される市民合同演奏会合唱団と、市内在住者が中心となって構成される市民交響楽団が合同で演奏します。本番に向けて練習中の両団体に、音楽に対する思いを聞きました。 問い合わせ 文化振興課 電話042−769−8202 市民合同演奏会合唱団 スタートは「相模原市民第九をうたう会」。一度きりの演奏会で解散はもったいないと思ったメンバーが残り、活動を続けて50年近くになりました。演奏会ごとに公募で集まる団員たちは、演奏会に向けて音合わせをしています。 いろいろな人が集まる そこにハーモニーが生まれる 団員の中には音楽のプロもいますが、企業に勤めている人、教師、医師など、職業はさまざま。いろいろな分野の人が100人くらい集まって合唱します。 同じ音階でも、100人規模の音が重なるとバーンと前に飛び出すような感覚です。これが市民合同演奏会合唱団のハーモニーです。 練習は、女声と男声のパート別から始めて、合唱の全体練習、交響楽団との合わせなど、本番までに20回程度を重ねます。頑張って練習を続け、本番で舞台に立ったときに得られる感動は、言葉にならないほどです。 歌が好きな方は一緒に参加してみませんか。100人規模の合唱団で、しかもオーケストラの演奏で歌うチャンスです。 実行委員長 江成正幸さん 設立当初から参加し、平成19年から実行委員長を務める。演奏会の運営に長年携わっていることを称え、令和元年度に市政功労表彰を受けている 女声、男声、それぞれのパート別の練習を重ねて音を作っていく 来年の演奏会メンバー募集は、令和6年4月ごろに本紙でお知らせします。今年とは違う楽曲を合唱する予定です。 ※応募者多数の場合は抽選となる場合あり 市民交響楽団 市民合同演奏会合唱団の発足と同時に立ち上がった、市内在住者を中心に構成されたアマチュアの楽団。 年齢層は幅広く、大学を出たばかりの人から80歳近い人までいます。 技術だけを追い求めない 個性があるから面白い 私は直接、楽器を弾くわけではないので、奏者のパワーを引き出し、音楽という一つの目標に向かって導いていくのが役目です。 この楽団は単に技術を追い求めるのではなく、いろいろな人がいて腕前も違う、価値観もばらばら。でも、そこが面白い。奏者の個性を生かします。いろんな人が影響し合うと、自分一人では出せない何かがあると思います。 演奏を、ぜひ生で聴いて欲しいです。音圧が違います。音の波動や会場の雰囲気、演奏に引き込まれるライブ感。奏者と観客が一緒に公演を作っているような感じを体験してください。 演奏会を開催する相模女子大学グリーンホールは、とても響きのよいホールです。音圧を感じに来てください。 指揮者 田代俊文さん 市民交響楽団常任指揮者。ミュージカル『ミス・サイゴン』『レ・ミゼラブル』などの大作ミュージカルの指揮者に抜擢されるなど数多くの指揮経験を持つ 合同演奏会へ向けた練習は7月から始まる。週1回・3時間ずつの練習で、指揮者の指導の下、テンポやリズム、音の強弱などを合わせていく 音楽の感動をぜひ会場で 今年のプログラムはヴェルディとプッチーニ Conductor 田代俊文さん 前半 市民交響楽団公演 ●ヴェルディ 歌劇『運命の力』序曲 ●ヴェルディ 歌劇『アイーダ』第2幕より、凱旋(がいせん)行進曲、バレエ音楽 後半 市民合同演奏会合唱団と市民交響楽団の合同公演 ●プッチーニ 『グローリア・ミサ』 日時 12月17日(日曜日)午後2時から4時 会場 相模女子大学グリーンホール 費用 指定席2,500円、自由席2,000円〈前売りと当日券あり。学生券500円(当日券のみ。要証明書)〉 申し込み 電話でチケットMoveへ 電話042−742−9999 問い合わせ 市民合同演奏会実行委員会の稲垣さん 電話090−8433−4044