広報さがみはら No.1516 令和5年(2023年)11月1日号 2・3面 ---------- さがみはら発のテクノロジーが 未来を切り開く 高い技術力で新しいロボットを生み出している市内の企業や、ロボットを活用した市の取り組みを紹介します。 問い合わせ 産業支援課 電話︎042-707-7154 これまでの歩み 本市では、「さがみはらロボット導入支援センター」を開設し、企業の生産性向上に関する取り組みや、ロボット設備の設計・組み立てのプロフェッショナルを育成するなど、企業の支援や人材育成に力を入れてきました。 また、レストランでの飲食の運搬や施設内の案内など、暮らしの身近なところで活躍するロボットの開発も支援しています。 さがみはらが目指す未来 ロボット産業を盛んにすることで、生産の自動化や作業する人の負担を軽くするなど、企業の事業活動がスムーズになります。そして、市民の暮らしが豊かになることで、誰もが活躍できる環境を目指しています。 さがみはらのココがすごい さがみはら発のロボットを紹介 令和4年度 九都県市きらりと光る産業技術表彰受賞 ロボットベース(走行ロボット) 人口減少による労働力不足など、社会の課題を解決するロボットを提供。さまざまな用途にカスタマイズできる走行ロボットを開発しています。 POINT アイデア次第でカスタマイズ可能。可能性は無限大 振動や衝撃を吸収し、段差に強い走行性能 農薬散布ロボットや、配膳ロボットに変身 F-Design社長 藤本恵介さん「自動車部品の開発で培ったノウハウを生かし、設計から製造まで、さらには使い勝手やデザインにもこだわりを持って、カスタマイズロボットを作っています。皆さんの役に立つロボットが相模原の街中にあふれ、日本を代表する「ロボットのまち」になる未来を想像するとワクワクします。」 movBot(ムーボット)(車いすロボット) 身の回りの段差など、車いす利用者の心の負担になる「目線の違い」に着目。利用者目線の設計でスムーズな移動が可能な車いすロボットを開発しました。 POINT 世界初特許を持つ階段昇降技術 目線の高さを上げた設計で心の負担軽減 アクセスエンジニアリング社長 中村賢一さん「車いすを使う身内を助けたいと考え、商社としてこれまで培ってきたネットワークを駆使して開発を進めています。世の中にまだない、世界初となるロボットを相模原から生み出していきたいです。」 くびにかけるくん自動組み立て機(製品組み立てロボット) マスクを長時間着用しても耳が痛くならないアイデア商品「くびにかけるくん」。共同開発したロボットを活用して手作業を自動化したことで、生産性を向上 POINT スポンジ製品の製造自動化に成功 他の製品の生産に切り替えが可能。汎用性が高い 導入者 相模カラーフォーム工業社長 甲斐大輔さん「社員たちが積極的に意見を出し合うようになるなど、意識改革にもなりました。大掛かりな設備投資には不安もありましたが、開発者にすぐになんでも聞ける関係性があったからこそ踏み出すきっかけにもなりました。これからも地域との関わりを大切に、新製品開発に臨みたいです。」 開発者 シグマ工業社長 沼澤剛志さん、永進テクノ社長 鈴木道雄さん「日頃からパートナーシップ関係の3社で協力したことが、チャレンジ成功のカギになりました。相模原は他市と比べ、企業間での交流機会が多く、こうした連携をつくりやすいと思います。これからもさまざまなことに前のめりになって、挑戦していきたいです。」 ロボット関連企業はまだまだあります さがみはらロボット企業GUIDE BOOK 2022 高い技術力をもった市内企業などを掲載したガイドブック 支援機関・団体 さがみはらロボット導入支援センター 企業の生産性向上のため、専門家の相談受け付けやコンサルティングなどをする、本市のロボット産業振興の拠点施設です。ロボット導入を検討する企業への支援や、ロボットのシステムや設備の設計、組み立てなどロボット導入に欠かせないロボットシステムインテグレータの育成もしています。また、ロボット開発中の企業の実証実験も支援しています。 所在地 緑区西橋本5-4-30 SIC-2 R&D Lab.2113号室 ※相談や見学など詳しくは、Eメールでお問い合わせください。 Eメールrobot-center@sic-sagamihara.jp さがみはらロボットビジネス協議会 企業や大学などの研究機関、金融機関などが参画し、ロボット産業の振興に取り組む協議会です。企業間の交流等によって、新たな価値の創造に挑戦し、ロボット開発の促進や、市内ロボット企業の魅力を全国にPRするため、展示会への出展などをしています。 ドローンも活躍SDCMa(エスディーシーマ) 市内で活躍するドローン関連の企業がパートナーシップを結び、今年5月に一般社団法人を設立。 ロボット産業が盛んな本市だからこそ生まれた連携で、災害時の情報収集など、さまざまな活動をしています。9月1日の九都県市総合防災訓練にも参加しました。 庁舎内でもロボットが活躍しています! 市役所などの庁舎内では、ロボットが案内を手伝っています。 「ハナシカケテネ!」 相模原チャンネルでも紹介 市の施策やさがみはらロボットビジネス協議会の企業などを、動画で紹介しています。 さがみはら ものづくり企業支援サイト 企業向けの支援情報を集約した市のサイトです。本紙に掲載しきれなかったインタビューの内容もありますので、ぜひご覧ください。 さがみはらはロボットの特区!? さがみロボット産業特区では、ロボット開発に関する規制緩和や、市内には実証実験ができる県の施設「プレ実証フィールド(旧県立新磯高等学校)」があり、ロボット開発を支える環境が充実しています。また、普及・実用化に向けた取り組みにも力を入れています。 これまで実施した実証実験 ●ドローンを活用した災害時の情報収集 ●市内商業施設での品出し、買い物カート回収運搬ロボットの検証 など さがみロボット産業特区とは 本市を含む10市2町の区域は「さがみロボット産業特区」として、国から認定を受けています。私たちの暮らしのさまざまな課題に対応していくため、ロボットの開発や実用化の支援、普及に取り組んでいます。 ロボットを体感してみよう! ロボット大集合!inアリオ橋本 操作体験や展示、プログラミング教室など、先端技術に触れながら、ロボットを身近なものとして楽しめるイベントです。さがみはら発のロボットや大学などで研究しているロボットもたくさん出展します。 日時 12月9日(土曜日)・10日(日曜日)午前11時から午後4時 会場 アリオ橋本(緑区大山町) ※希望者は直接会場へ ※詳しくは、アリオ橋本ホームページをご覧ください。 ---------- 相模原市PR動画 「はい。その答え 相模原で見つかりました。」 市シティプロモーションX(Twitter) 「相模原市シティプロモーション」@Sagamihara_PR アクセスしてね♪