広報さがみはら No.1518 令和5年(2023年)12月1日号 2・3面 ---------- 活動エリアの魅力を熟知した7人の市観光マイスター マイスターとは、ドイツ語で名人、巨匠を表す言葉で、親方のような意味合い。市観光マイスターは、市内の自然環境や歴史・文化を、温かい「おもてなしの心」を持って、観光を通じて来訪者に伝える役目を持っています。 問い合わせ 観光・シティプロモーション課 電話042−769−8236 活動エリア 相模川・大島 井上安邦さん Yasukuni INOUE キャンプ場の管理人としての経験を生かし、アウトドアライフを紹介するほか、緑区大島地区の遺跡や寺社などの文化遺産の魅力を伝えている 活動エリア 津久井湖城山 秋本敏明さん Toshiaki AKIMOTO ツアーガイドの経験があり、津久井地域の歴史や名所を紹介するおもてなしができる。まだ知られていない場所を観光の名所にするべく活動中 活動エリア 陣馬・高尾山 小林 滿さん Mitsuru KOBAYASHI 藤野地域の豊かな自然を生かし、竹細工、うどん打ち、お茶摘みなどの体験型の観光プログラムを提案している 活動エリア 相模川・新磯 川崎喜代治さん Kiyoharu KAWASAKI 190年もの伝統がある相模の大凧(おおだこ)を保存・継承する活動に携わる。ミニ凧作りなどを通じて大凧の制作技術の魅力を広めている 活動エリア 相模湖 永井 充さん Mitsuru NAGAI 本陣建物が県内に唯一現存する小原宿本陣と周辺の古民家を活用した地域づくりのほか、小原宿本陣祭のPRに力を入れている 活動エリア 津久井湖城山 天野暁子さん Kyoko AMANO 長年、市民カメラマンとして活動する経験を生かして、青根地域の自然や人々の写真で地域の魅力を発信している 活動エリア 津久井湖城山 柳川 勝さん Masaru YANAGAWA 城山湖周辺地域のハイキングコースを通して、コースの良さや眺望の素晴らしさ、風光明媚(めいび)なところが首都圏の近くにあることを伝えている [市観光マイスターが本市の魅力を語ります]インタビュー 地域に残る伝統や都市と自然の融合が本市の魅力 小林 都市部と中山間地域や里山地域が近くにあるところが本市の魅力だと思います。都市部の人でも、ちょっと行ったら自然あふれる所に行けるのがよいところです。 柳川 住宅が密集した所から近い所に大自然があるのが本市の特徴ですよね。高尾山の年間登山者数はとても多いけれど、龍籠山(たつごやま)からの眺望の方がよいと思う。住宅地から近い所に風光明媚な場所があることを伝えることで、たくさんの人に訪れてもらいたいです。 龍籠山展望台からの眺望 龍籠山展望台から望む風景。龍籠山展望台は、比較的きつい山登りをすることなく、絶景を見ることができるポイント。快晴の日なら、遠く東京スカイツリーまで見ることができる 川崎 生まれたときから当たり前に相模の大凧(だこ)揚げが身近にありました。地域に伝統が残っていたことが、地域の仲間意識になり、財産になっていると思います。 永井 地元の食。グルメにも魅力がありますよ。相模湖や私の地元の小原宿周辺には、おいしいお店がたくさんあります。 相模の大凧 190年ほど続く伝統行事。毎年、その年の文字が書かれた凧を一から制作する。若い世代に相模の大凧の伝統を引き継ぐため、小学校などの講習会でミニ凧作りを実施している 愛着ある地域の魅力や観光をどのようにアピールするか日々模索中 秋本 関東大震災で山津波が起きた緑区鳥屋の地震峠を若い人に知ってもらうため、地元の高校生や高校卒業生と共同で『百年の時を超えて繋(つな)がる命』という漫画を作成しました。若い人たちが実際に地震峠を訪れ、当時の話を聞き作成してくれたんです。悲しいだけの場所ではなく、生きていることの大切さを知る場所として広めています。 天野 私は地元の写真を数多く撮影しています。その写真を見返してみたら猿の横顔に見える写真がありました。猿顔の岩としてアピールしています。地元のことで、今まで当たり前に見ていて気付かなかったものの中に、他の地域の人から見たら魅力と思える場所があるのではないかと思うし、それをみんなに知ってほしいです。いやしの湯に入った後に散策して、探してみるとよいと思いますよ。 井上 大島観光協会のホームページに『管理人親爺(おやじ)の徒然(つれづれ)日記』というコーナーがあり、キャンプ場でのアウトドアライフとか、大島エリアの自然などを紹介しています。今後は、相模川沿いにある大島水場のヤツボをアピールしていきたいです。ホームページで、いろいろと発信していこうと思ってます。 地震峠 関東大震災で山津波が起こり、地形の変化によってできた峠。震災の記憶や教訓を忘れず、伝承していくための慰霊碑が設置されている 猿顔の岩 猿が温泉の中でほっこりしているように見えるという岩。岩に雪が積もると猿の顔がさらにくっきりと見える 大島水場のヤツボ 清水が湧いていて、飲料水として使っていた時期もあった。養蚕が盛んな頃は、道具を洗うなどにも使っていた(井上さん談) おもてなしの心 永井 ぜひまた来ていただきたいなというおもてなしの心が来る人に伝わって、また来たいなって思いにつながっていくことが大切だと思う。「また来てくださいね」「また来たいな」という気持ちをお互いに持てることをとても大事にしたい。 そんな地域、そんな相模原になっていけばいいのかなと思います。 小林 来訪者への接客をいろいろやっているけれども、私も常に思っているのは、来た人が今度は友達を連れて来たいなと感じてくれるのが、相手に伝わる接客なのかなと思っています。そういうところを心掛けてやっています。 マイスターが連携すれば、さらに魅力をアピールできる可能性が広がる 柳川 eバイクを活用した体験ツアーづくりを城山エリア限定でやっていますが、eバイクなら山あり谷ありの所も行けるので、大島の諏訪森下とかを含めたツアーや、津久井城をはじめ、小松城など点々とあるお城を巡るツアーもできそうですね。 秋本 観光マイスターが協力したら、活動エリアを超えた観光の可能性が広がりそうですね。 こんなところを見てみたい! こんな体験をしてみたい! 相模原の観光に携わりたい! 興味を持ったら観光・シティプロモーション課へ 観光のプランや、地域に合わせて、観光マイスターへとつなぎます 電話042−769−8236 ファクス042−753−7831 ---------- 相模原市PR動画 「はい。その答え 相模原で見つかりました。」 市シティプロモーションX(Twitter) 「相模原市シティプロモーション」@Sagamihara_PR アクセスしてね♪