2008(平成20)年度自主企画展 片野湘雲とその一門展
きょうは信州、あすは東海 絵筆一本世間をわたる謎の遊歴画家 片野湘雲!!
昭和初期、現在の相模原市上溝に日本画の画塾が開かれました。塾生は吉川啓示・伊藤弘人・山本松枝ら後の院展画家。そして彼らが師と仰いだのが片野湘雲でした。
片野湘雲は明治8年、上溝の提灯職人の子として生まれました。ほぼ独学で日本画や書を学び、いつしか荒木十畝ら有名画家、さらには有力政治家や富豪とつながりを持つようになり、しばしば彼らと行動を共にするようになります。また、画家としての活躍も相模原市域に限ったものではなく、厚木や愛川、さらには遠く信州や東海にまで及び、むしろそちらでの活躍が語り草になるほどでした。
本展では、相模原の美術文化の礎を築きながら、人生の大半を他方の空の下で過ごし、多くの謎を残したまま他界した日本画家・片野湘雲の画業を、市内外の旧家や長野県の山村に残された掛け軸・襖絵、さらには遊歴(諸国を巡ること)の際の写生帖などから探ってみたいと思います。
酒が好きで住まいを転々としながら画業に明け暮れる…人間性溢れる大正期の日本画家の世界をご堪能ください。
展覧会概要
会期
- 平成20年11月1日(土曜日)から11月30日(日曜日)まで
- 午前10時から午後7時(入館は午後6時30分)まで
休館日
水曜日
観覧料
- 一般(高校生以上)300円
- 65歳以上の人150円
- ※中学生以下、障がい者及びその介添え者、ひとり親家庭の人は、無料でご覧になれます。(要証明書)
主催
相模原市
企画・制作
相模原市民ギャラリー
後援
- 神奈川新聞社
- 相模経済新聞社
- タウンニュース社
- tvk
- ジェイコム関東
- エフエムさがみ
協力
- 片野湘雲画伯顕彰会
- 天龍村教育委員会
- 読売センター相模原北部店
- 神奈川中央交通
- 相模神奈交バス
- 津久井神奈交バス
関連事業のご案内
講演会「片野湘雲の時代」
- 日時:11月2日(日曜日)午後2時から3時30分
- 講師:篠原 弘(美術評論家)
- 会場:相模原市民ギャラリー会議室
- 定員:30名(当日先着順、申込不要)
- 料金:参加無料(要観覧券)
担当学芸員によるギャラリートーク
- 日時:11月9日(日曜日)・30日(日曜日)午後2時から3時
- 料金:参加無料(要観覧券、申込不要)
- 会場:相模原市民ギャラリー
探訪会「湘雲ゆかりの地を訪ねて」
- 日時:11月16日(日曜日)午前10時(1時間程度)
- 案内:担当学芸員
- 定員:20名(抽選)
- 申込:ギャラリーに直接か電話でお申込ください。
※上溝周辺の湘雲ゆかりの地を歩きます。 詳細はお問い合わせください。
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このページに関するお問い合わせ
相模原市民ギャラリー
住所:〒252-0231 中央区相模原1-1-3 セレオ相模原4階
電話:042-776-1262 ファクス:042-776-1895
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