日本脳炎の予防接種
日本脳炎ウイルスに感染しているブタなどの動物を吸血してウイルスを保有した蚊に刺されることで、人に感染します。人から人への感染はありません。
感染者のうち100~1,000人に1人が、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎を発症します。死亡率は20~40%ですが、神経の後遺症を残す人が多くいます。
日本脳炎ワクチンの公費(無料)接種期間が広がりました
平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれの人は、案内通知の発送を見合わせていた期間中に対象年齢に到達したため、予防接種を受ける機会を逃している可能性があります。このため、規定の回数(1期3回、2期1回)を接種していない場合は、不足している回数分を、公費(無料)で接種できるようになりました。
また、平成19年4月2日から平成21年10月1日生まれの人は、1期の対象年齢の期間中に規定の回数を接種できなかった場合、2期の対象年齢の期間中に、不足している回数分を公費(無料)で接種できます。
母子手帳等で接種歴をご確認いただき、必要な場合は直接協力医療機関へお問い合わせください。
対象年齢
- 1期:生後6カ月~7歳6カ月未満(標準的な接種年齢:3歳)
- 2期:9歳~13歳未満(標準的な接種年齢:9歳)
※平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの方は20歳未満まで
接種方法
以前に使用されていたワクチンで重い健康被害が発生したため、国の方針により平成17年度から平成21年度まで予防接種の案内通知の発送を見合わせていましたが、平成21年6月から新しいワクチンが使用されるようになり、現在は標準的な接種年齢で予防接種が受けられるようになっています。
標準的な接種方法
1期初回
・対象年齢 生後6カ月~7歳6カ月未満
・標準的な接種年齢 3歳
・接種方法 6日から28日までの間隔で2回接種
1期追加
・対象年齢 生後6カ月~7歳6カ月未満
・標準的な接種年齢 4歳
・接種方法 1期初回2回目接種後、おおむね1年
2期
・対象年齢 9歳~13歳未満
・標準的な接種年齢 9歳
・接種方法 1回接種
平成7年4月2日~平成19年4月1日生まれの方の接種方法
対象年齢:20歳未満まで(できるだけ標準的な接種方法に合わせるのが望ましい)
1期(3回)を未接種:回数は4回、 6日から28日までの間隔で2回接種後、おおむね1年後に1回、おおむね5年後(9歳以上)に1回
1期で1回接種済み:回数は3回、接種間隔は医師にご相談ください。
1期で2回接種済み:回数は2回、接種間隔は医師にご相談ください。
1期(3回)接種済み:回数は1回、接種時期は医師にご相談ください。
注意事項
- 第3期日本脳炎予防接種(対象年齢:14歳以上16歳未満)は、予防接種法施行令の一部を改正する政令の公布に伴い、平成17年7月29日付けで廃止になっています。
- 平成7年4月1日以前生まれの人が1期、2期の不足分を接種する場合、任意(有料)接種になります。
- 平成19年4月2日から平成21年10月1日生まれの人は、1期の対象年齢の期間中に規定の回数を接種できなかった場合、2期の対象年齢の期間中に、不足している回数分を公費(無料)で接種できます。
- 平成21年10月2日以降生まれの人は、対象年齢を超えて1期、2期の不足分を接種する場合、任意(有料)接種になります。
- 予防接種には原則として保護者の同伴が必要ですが、日本脳炎予防接種を13歳以上で接種するときは、保護者が署名した同意書及び予診票をお子さんが持参することで、保護者が同伴しない場合でも予防接種を受けることができます。同意書が必要な場合は、次のリンク先からダウンロードしてご利用ください。
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このページに関するお問い合わせ
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電話:042-769-8346(予防接種班)
電話:042-769-8324(難病対策班)
ファクス:042-750-3066
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