施設案内 史跡勝坂遺跡公園
- 名称
かっさかいせき - 種別
史跡(国指定) - 指定年月日
昭和49年7月2日
昭和55年10月22日(追加指定)
昭和59年1月11日(追加指定)
平成18年1月26日(追加指定)
令和元年10月16日(追加指定) - 所在
相模原市南区磯部1780ほか - 概要
縄文時代中期(約5000年前)の大集落跡です。大正15(1926)年、考古学者大山柏氏による発掘調査で発見された縄文土器は、立体的な装飾の文様や顔面把手(がんめんとって)(顔を表現した取っ手)などによって注目をあび、後に「勝坂式土器」として縄文時代中期のめやすとされました。
また、同時に発見された多くの打製石斧(だせいせきふ)を、土を掘る道具と考えて原始農耕論が提唱されたことは、我が国の考古学史上、極めて重要です。
昭和48(1973)年の発掘調査で発見された集落の一部、勝坂遺跡D区が昭和49年に国の史跡として指定され、昭和55年、59年、令和元年に追加指定を受け、D区の国指定面積は42,951平方メートルとなっています。
D区の東方、谷を隔てた台地に位置する大山柏氏の調査地点、勝坂遺跡A区では平成17(2005)年の発掘調査で発見された集落の一部、磯部字中峰2097番1ほか4,104平方メートルが平成18年1月26日、令和元年に新たに追加指定され保存されました。
勝坂遺跡周辺は起伏に富んだ自然地形に、緑豊かな斜面樹林(段丘崖)、こんこんと湧き出る泉など、縄文人が長く暮らし続けた豊かな自然環境が今なお残されています。平成21年度には「大自然の中の縄文時代」を体感できる遺跡公園として整備しました。園内には縄文集落の雰囲気を再現し、土葺きと笹葺きの竪穴住居2棟を復元しているほか、周辺には竪穴住居廃絶後の窪地なども復元しています。また集落の終末期に登場する敷石住居のレプリカも屋外展示しています。公園内の管理棟には小スペースながら勝坂遺跡出土品やパネルの展示を行っています。
史跡勝坂遺跡公園の基本情報
- 所在地
- 〒252-0327 南区磯部1780ほか(管理棟の住所は磯部1822)
- 電話番号
- 042-769-8371(文化財保護課)
- ファクス番号
- 042-754-7990(文化財保護課)
- 開館(所・園)時間
- 入園自由
管理棟の利用、竪穴住居内の見学は、水曜日~日曜日の午前9時~午後4時(月曜日、火曜日が祝日等の場合は開放)
※トイレは1月1日を除いて午前9時~午後4時まで利用可 - 休館(所・園)日
- 12月29日から1月3日
- 交通アクセス
- 史跡勝坂遺跡公園
「相模線下溝駅」下車徒歩約20分
下溝駅下車すぐ「下溝」から
(台14)相武台前駅行バス(座間経由) 乗車約2分 上磯部入口 下車5分
(台14)相武台前駅行バス(座間経由) 乗車約3分 勝坂入口 下車5分
※管理棟、トイレ、駐車場、敷石住居へは「上磯部入口」バス停が便利です。
※竪穴住居(復元)へは、「勝坂入口」バス停が便利です。 - 駐車場
-
午前8時30分~午後5時
32台
地図
施設概要
敷地面積
4.29ヘクタール(国指定史跡部分43,951平方メートル含む)
主な施設
竪穴住居(笹葺)、竪穴住居(土葺)、敷石住居(レプリカ)、縄文生活林、埋没谷、廃絶住居(窪地)、管理棟(住所は磯部1822)、土器野焼き場、トイレ、駐車場
管理運営
- 相模原市公園課
(注)管理棟や展示物の日常管理は教育委員会文化財保護課
参考文献
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
文化財保護課
住所:〒252-5277 中央区中央2-11-15 市役所第2別館5階
電話:042-769-8371 ファクス:042-758-9036
文化財保護課へのメールでのお問い合わせ専用フォーム