令和4年度 歴史的公文書から見るさがみはらの歴史「公文書館KOBORE話」
イベントカテゴリ: 講座・講演 展示会
開催エリア:緑区
1冊の歴史的公文書を取り上げ、その公文書が作成された時代背景や関わる出来事などを”こぼれ話“としてわかりやすく解説します。
令和4年度は、年間を通じて、育林やそれらに関連する歴史公文書を取り上げ、シリーズ「流送と育林」としてこぼれ話を紹介します。
開催日時・テーマ
日程
- 第1回 令和4年5月18日(水曜日)
- 第2回 令和4年7月20日(水曜日)
- 第3回 令和4年8月17日(水曜日)
- 第4回 令和4年9月21日(水曜日)
- 第5回 令和4年10月19日(水曜日)
- 第6回 令和4年11月16日(水曜日)
- 第7回 令和5年1月18日(水曜日)
- 第8回 令和5年2月15日(水曜日)
※6月、12月、3月は除く
時間
いずれも午後2時から2時30分まで
テーマ・概要
回 | テーマ | 概要 |
---|---|---|
第1回 |
シリーズ『流送と育林』 大倉組の伐採・流送事業1 |
戦前の財閥の一つである大倉組(大倉商事)の伐木所が青根神ノ川と三ヶ木道志川にあり、神ノ川流域の山々から木材を伐採、道志川を流送していた。大倉組とはどのような企業か。地元青根村議会の対応をいかに・・。 |
第2回 |
シリーズ『流送と育林』 大倉組の伐採・流送事業2 |
材木の流送は県の許可となるが、大倉組(大倉商事)が道志川を流送するため、村の承認を経て提出された許可申請を津久井郡役所文書から見る。 |
第3回 |
シリーズ『流送と育林』 八木製材の電柱販売 |
一方、地元企業である八木製材(津久井製材の前身)も同様に木材を伐採、道志川を流送しており、それらの木材は電柱として用いられていた?! |
第4回 |
シリーズ『流送と育林』 東本願寺御影堂二番虹梁の伐採検討 |
鳥屋字奥野には、「大虹梁(おおごりょう)」という地名があり、京都東本願寺の二番虹梁に使うケヤキを伐採したと伝えられていた。鳥屋のケヤキは東本願寺の虹梁となったのか。 |
第5回 |
シリーズ『流送と育林』 東本願寺の伐採計画余波、ケヤキ山事件へ |
鳥屋山にある木材(ケヤキ)の利用価値が再認識され、多くの販売計画が立案されたが、輸送面で実現していない。明治36年になり神戸の豪商に売却が決まるが、売却代金の扱いで村を二分する論争となった。 |
第6回 |
シリーズ『流送と育林』 関東大震災の影響と植林事業の開始 |
(調整中) |
第7回 |
シリーズ『流送と育林』 戦後の事業 パルプ材の伐採と津久井製材 |
(調整中) |
第8回 |
シリーズ『流送と育林』 企業庁の植林事業と水源林保護 |
(調整中) |
定員・申し込み
- 場所 相模原市立公文書館 展示閲覧室
- 定員 各回20名程度
- 解説 市立公文書館学芸員
- その他 申し込み不要です。直接、市立公文書館へお越しください。
録画で「公文書KOBORE話」
令和3年度に開催した「公文書館KOBORE話」〈録画〉が公文書館内でご覧いただけます。
希望される方は、直接、公文書館までお越しください。
予約不要です。
なお、視聴時間等が重複した場合は調整させていただくことがあります。
第1回『相原村の電気事情1』〈令和3年7月21日開催〉
明治40年、駒橋発電所が竣工し、さらに、明治45年7月には谷ツ沢(現・上野原市)に発電所を設けられ、発電を開始します。この八ツ沢発電所から淀橋変電所に至る送電線の一部が相原村を通ることになります。この送電に関わる相原村の取組や出来事を解説しています。
第2回『相原村の電気事情2』〈令和3年9月15日開催〉
明治45年、相原村で電灯設置の要望が出てきます。相原村では、前年まで電線設置で関係の深い東京電灯株式会社に照会を重ねますが、なかなか返事がもらえずいました。そこで、相原村では村議会で交渉委員を選考し、交渉に臨みますが・・。相原村の電灯設置に向けた取組や出来事を解説しています。
第3回『昭和15年の税制改革」〈令和3年10月20日開催〉
昭和15年に行われた税制改正で、町村に独立税として町村民税や自転車税などの課税権が認められたことはあまり知られていません。この時認められた独立税には、「扇風機税」や「犬税」などの今はない税目もありました。村会会議録から税制改正の内容や時代背景などを解説しています。
第4回『アンゴラ兎の飼育』〈令和3年11月17日開催〉
戦争中、子どももできる副業として兎の飼育が奨励されたという話が典拠不明でありました。兎飼育に関わる資料はあまり残っていませんが、飼育する兎がアンゴラ兎へ移り変わっていくなど、市内で行われていた養兎事業を解説しています。
第5回『尾崎咢堂うまれち記念事業』〈令和3年12月15日開催〉
緑区又野にある尾崎咢堂記念館は、昭和32年に開館しました。咢堂が11歳まで過ごした生誕地に計画された尾崎咢堂記念館建設に向けた募金活動は、市域から県域を超え、全国の募金活動に展開していきます。尾崎咢堂記念館建設に関わる人々や出来事などを解説しています。
第6回『相原村の神社合祀』〈令和4年1月19日開催〉
相原村の神社合祀は、明治41年に就任した相澤村長の下で進められましたが、相原八幡宮の氏子が難色を示し、賛成派と反対派に分かれ、氏子同士が訴訟・陳情合戦を行うことになります。そして、その結末はいかに。
第7回『二つの薬師堂~仏堂をめぐる事例』〈令和4年2月16日開催〉
神社だけでなく、薬師堂(仏堂)の合併も進められました。
網上薬師堂(中央区田名)と下磯部薬師堂(南区磯部)では、30年余の時を経て、「合併」と「再建」といった異なる結末(取扱い)を迎えることになりました。
第8回『大野村長の決断と神社合祀のまとめ』〈令和4年3月16日開催〉
新しい村での1村1社の動きは民衆からの反発が大きく、うまくいきません。そんな機微を巧く捉え、「合併見込み無し」として意見具申した大野村長の決断。そのほかの村の取組など相模原市域の神社合祀をまとめます。
関連情報
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