無量光寺(むりょうこうじ)山門とお髪五輪塔(おはつごりんとう)を訪ねて(鮎川宜正さん)

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ページ番号1011280  最終更新日 平成30年1月12日

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かながわの景勝50選の一つ、「時宗」の開祖である一遍上人の縁(ゆかり)の寺として知られる当麻山無量光寺(南区当麻)を訪れました。当麻山無量光寺は、JR相模線「原当麻駅」より西へ約1kmのところにあり、多くの木々に囲まれた自然豊かなお寺です。
参道を進むと「当麻山」と書かれた大きな額が掲げられた山門(市指定文化財)が見えてきました。山門の間口は約3.6m、柱高は約3.9m、親柱約46cmもあり、大寺にふさわしい堂々たる門です。
この門は高麗門と呼ばれる形式の門で17世紀初めの建築物と推定されます。当形式の門は神奈川県内では少なく、最大で最古の門とされるなど、とても貴重な建築物とのことです。
山門をくぐり参道を進むと仮本堂があります。明治時代、火事によって本堂が焼失したため、現在の本堂は仮本堂といわれています。左手奥に進むと、二基の五輪塔(ごりんとう)がありました。徳川家康の先祖である世良田左京亮有親、松平太郎左衛門尉親氏父子が、戦に敗れ、この寺に入り出家、剃髪をした時の髪をこの塚に埋めたと伝えられ、村人はこの五輪塔を「お髪五輪塔」と呼ぶようになったそうです。「お髪五輪塔」の脇には、お髪塚の起源が刻まれた「お髪塚縁起」の碑文があります。
皆さんも一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
(平成26年7月 26年度市民カメラマン 鮎川宜正さん)

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