大山参りの道標(どうひょう)を訪ねて(小俣勝美さん)

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ページ番号1011182  最終更新日 平成30年1月12日

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平成26年度市民カメラマン
小俣勝美さんのリポート

  • 道標の写真1
  • 道標の写真2

緑区原宿にある「大山参りの道標(どうひょう)」を訪ねました。国道413号線沿い、原宿自治会館の敷地内にあります。
伊勢原の大山信仰が盛んな江戸時代、庶民が家内安全や商売繁盛を祈願して大山詣りを行ったとのこと。その当時各地には、「大山みち」が開かれ、参詣者への道案内として「大山道」の道標が置かれるようになりました。
原宿自治会館内の「大山参りの道標」は、参詣者らが高尾や八王子を経て小倉付近まで到着し、その後、舟で相模川を渡り、厚木・大山方面に向かうための いわば「目印」となっていたようです。
ここにある道標は、不動明王座像の台座です。台座の正面には「大山 石尊大権現 大聖不動明王」、向かって左側には「小くら渡場道」、右側には「西 津久井みち 東江戸八王子道」と刻まれており、大山方面へと進む道しるべとなっています。当時の旅人は、どのような気持ちでこの道標を見ていたのでしょうか。
現在、道標は、その役目を果たし、フェンスで囲まれて道路からは見えにくくなっています。しかしながら、不動明王は時空を超えて、今もなお、人々を優しく見守り続けています。皆さんも、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(平成26年12月 26年度市民カメラマン 小俣勝美さん)

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