白蓮の眠る石老山 顕鏡寺を訪れて(廣江幸子さん)

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ページ番号1011175  最終更新日 令和3年9月10日

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平成27年度市民カメラマン
廣江幸子さんのリポート

  • 顕鏡寺の写真

大正から昭和にかけて活躍した歌人・柳原白蓮(やなぎわらびゃくれん)が眠る石老山顕鏡寺(緑区寸沢嵐)を訪れました。
石老山の登山道の中腹に佇むこのお寺は、平安時代の貞観18年(876年)、源海法師によって創建されたといわれる真言宗の古刹(こさつ)。境内には、岩窟をはじめ、樹齢数百年ともいわれる根が巨大なヘビのように露出していることから蛇木杉(じゃぼくすぎ)と呼ばれる杉、かながわ名木100選にも選ばれた大イチョウなどの古木もあり、神秘的な雰囲気がします。
夫が相模湖周遊をした際に石老山に登ったことをきっかけに、白蓮もこの地を訪れ、相模湖や丹沢の山々など自然あふれる景色にとても感動し、この地に住み始めたそうです。白蓮は家族を大切にしながら、執筆などを続け短歌の普及に力を入れたといいます。その生き方は、同じ女性として共感する人も多いと思います。今は、長年愛した石老山の墓所に最愛なる家族と静かに眠っています。
春には新緑が美しく、秋には紅葉、石老山では美しい景色を楽しめます。山頂では相模湖や丹沢の山々を一望できます。
遠き昔に思いを馳せながら。白蓮も見たであろう石老山の美しい景色がそこにはあります。
(平成27年7月 27年度市民カメラマン 廣江幸子)

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