ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオの予防接種
ジフテリアは、ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。症状は、高熱・のどの痛み・犬吠様のせき・嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。
百日せきは、百日せき菌の飛沫感染で起こります。普通のかぜのような症状で始まりますが、乳幼児はせきで呼吸ができず、けいれんを起こしたり、脳症などの重い合併症を起こすなど、命にかかわることもあります。
破傷風は、土中の菌が傷口などから体内に入ることにより感染します。最初は口が開かなくなるなどの症状がでて、やがて全身のけいれんを起こすようになり、治療が遅れると死に至ることもあります。
ポリオ(急性灰白髄炎)は「小児まひ」とも呼ばれますが、大人もかかる病気です。ポリオウイルスが口に入って感染し、1,000人~2,000人に1人の割合で手足のまひを起こします。まひは永久に残ることもあり、症状が進行すると呼吸困難により死亡することもあります。
対象年齢
- 1期:生後2カ月~7歳6カ月未満
- 2期:11歳~13歳未満
※1期については、令和5年4月1日から「生後2カ月」から接種できるようになりました。
※1期で接種したワクチンの種類にかかわらず、2期では二種混合ワクチンを使用します。
接種回数
1期
(初回)20日から56日までの間隔で3回
- 標準的な接種期間 生後2カ月未満から12カ月未満
(追加)1期初回(3回)終了後、6カ月以上(標準的には1年から1年半)の間隔をあけて1回
2期(二種混合)
1回
- 標準的な接種年齢:11歳
ワクチンの副反応
四種混合ワクチン
- 主な副反応:注射部位の紅斑・硬結・腫張、発熱、気分変化、下痢、鼻漏、咳嗽、発疹、食欲減退、咽頭紅斑、嘔吐
- 頻度不明:ショック・アナフィラキシー様症状、血小板減少性紫斑病、脳症、けいれん
不活化ポリオワクチン
- 主な副反応:注射部位の疼痛・紅斑・腫張、発熱、傾眠状態、易刺激性、けいれん
- 頻度不明:ショック、アナフィラキシー様症状
二種混合ワクチン
- 主な副反応:注射部位の発赤・腫張・硬結、発熱
- 頻度不明:上腕全体の腫張
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