多数傷病者対応訓練を実施しました(津久井消防署・北消防署合同)
北消防署・津久井消防署合同で、令和4年5月18日(水曜日)から5月20日(金曜日)までの3日間、相模補給廠一部返還地において多数傷病者対応訓練を実施しました。
19日(木曜日)の訓練には北消防署管内の災害拠点病院である相模原協同病院DMAT(災害派遣医療チーム)にも参加していただきました。
訓練の目的
この訓練は、平成28年に相模原市緑区の障がい者施設で多くの死傷者が発生した事件からマニュアルを見直し、対応力を強化するため毎年行っているものです。
今回は「マイクロバスが高速走行で壁に激突し、負傷者が多数発生」という想定のもと、指揮命令系統の確立、部隊間の連携強化、情報伝達、適確な救出・救護と傷病者トリアージの確認を行いました。
訓練の内容
最先着の救急救命士がトリアージを行い、緊急度や重症度を判断し搬送順位を決めます。傷病者1人あたりのトリアージにかける時間は約30秒。多くの傷病者を迅速・的確に把握します。
災害現場近くに現場指揮本部、救急指揮所、現地救護所(エアーテント)を設営、現場指揮本部において災害状況の把握、出場部隊への任務の下命、救急指揮所で搬送先医療機関の選定、現地救護所において応急処置を実施します。
現地救護所に入る前にトリアージポストを通り、傷病者を把握します。
トリアージポストでは2分程で全身観察を行い、現地救護所内に搬送し、救急救命士、医師がトリアージを行います。
救急指揮所で傷病者情報の管理にあたります。
指令課職員も仮想の指令室として訓練に参加し、現場からの報告を無線で受けます。
訓練後は参加した医師、看護師と活動の振り返りを行い、意見交換を行いました。
参加した隊員からは部隊間のみならずDMATとの連携強化も図られ、大変有意義な訓練になったとの声があがる一方、改善点も多くあげられました。今回の訓練を生かし、災害対応能力の向上に努めてまいります。
令和4年6月20日
北消防署警備課大沢分署 2部消防 鈴木 比呂子
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