令和8年度相模原市民ギャラリー自主企画展「上條陽子 1960-2000 原点回帰・苦労と喜び」
無名の新人画家ながらも「画壇の芥川賞」と呼ばれた安井賞を女性で初めて受賞し、美術界に新風を巻き起こした上條陽子。古代中国の『易経』に由来する「天地玄黄」の世界に近代美術の表現主義的な手法を融合し、人間の持つ不安や苦悩などを染み入るように表現して一躍注目の的となりました。
その後、大病を患い、夢とも現実とも分からない奇妙で奇天烈な世界をさまよったことから作風は、激変。過激なまでに誇張された形態の人体や謎の動物などが、刺激的な黄色を背景に躍動する作品群を生み出します。さらにその形態は、より抽象化し、バラバラに解体され、それらを紙の断片にして貼り合わせて再生する半立体作品に移行。この「ペーパーワーク」の技法により、世界各国を駆け巡り、特にパレスチナの難民キャンプで美術活動を続けたことから、今や「パレスチナ支援の美術家」として広く知られるようになっています。
本展では、画家として活動し始めた1960年代からその作品の激変により誰もが驚いた1980年代、さらにユーモラスな半立体作品からパレスチナ支援に目覚める2000年頃までの上條陽子の刺激的な制作活動を、一連の作品を通じて紹介します。
- 日時
会期:令和8年8月1日(土曜日)から8月23日(日曜日)【水曜日休館】
時間:午前10時から午後6時(入場は午後5時45分まで) - 会場
相模原市民ギャラリー展示室 - 観覧料
無料 - 主催
相模原市 - 関連イベント
- 作家によるギャラリートーク
上條陽子氏が作品や画業について語ります。- 日時
令和8年8月9日(日曜日)午後2時から午後3時30分まで - 会場
市民ギャラリー会議室 - 申込
不要。直接会場までお越しください。【先着40名】
- 日時
- 担当スタッフによる作品ガイド
展覧会の担当者が作品説明を行います。- 日時
令和8年8月2日(日曜日)、8月16日(日曜日)、8月23日(日曜日)いずれも午後2時から(30分から45分程度) - 申込
不要。直接会場までお越しください。
- 日時
- アート・スポット展示
展覧会の別会場として通路のアート・スポットにもドローイング等の小作品を展示します。
- 作家によるギャラリートーク
上條陽子 略歴
1937(昭和12)年 横浜市に生まれる
1955(昭和30)年 相模原市に転入
1978(昭和53)年 作品「玄黄」にて第21回安井賞を受賞
1992(平成4)年 相模原市教育員会主催「招待作家美術展 上條陽子・遠藤彰子二人展」
1999(平成11)年 パレスチナで開催の「東京からの七天使」に参加
2006(平成15)年 相模原市教育委員会主催「上條陽子展―厚紙平面大劇場」
2010(平成22)年 相模原市民文化表彰
2015(平成27)年 相模原市主催「抽象―2つの感性―上條陽子 真島明子展」
2022(令和4)年 令和4年度文化庁長官賞受賞
2023(令和5)年 令和5年度神奈川文化賞受賞
現在、相模原芸術家協会名誉顧問
主な収蔵先
- 東京国立近代美術館
- 相模原市
- 石川県立美術館
- 横須賀美術館
- 田川市美術館
- 池田20世紀美術館ほか
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相模原市民ギャラリー
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