耕作放棄地の再生利用による企業の農業参入(平成24年度からの取組)
新たに農業に参入した法人に対し、中央区田名において、耕作放棄地の再生利用を支援したものです。
再生農地を利用した酒米の栽培
中央区田名地区では、日本酒の製造を行うA社が耕作放棄地再生利用事業で再生した農地を含む、約1.1ヘクタールの農地を利用し、日本酒の原料となる酒米の生産を始めました。
- 酒造りは米作りから
おいしい日本酒を造るためには、良質なお米を作らなければならない。フランスのワイン工場を視察した際、工場とブドウ畑が一体となってワインが造られていることに刺激を受け、「酒造りは米作りから」をモットーにA社は田名地区の水田でお米作りを始めました。日本酒造りだけでなく、お米作りにも相当なこだわりを持つA社は、余計な肥料を使わない農法を確立し、神奈川県のエコファーマーの認定も受けています。 - 農地の多面的機能
この田名地区は、相模川のきれいな水と豊かな緑に囲まれており、初夏には無数のホタルが夜空に舞い、準絶滅危惧種に指定されているトウキョウダルマガエルやアカハライモリなども生息しています。また、周辺にはキャンプ場や遊歩道が整備されており、市民の憩いの場となっております。今回の耕作放棄地の再生によって、農地が適切に管理、利用されることは、良好な周辺環境の保全にもつながっています。
STEP1 農地の再生(平成24年3月)
雑草に覆われていた耕作放棄地が、優良な農地として復元されました。
STEP2 田植え(平成25年6月)
6月中旬に再生された水田で田植えが行われました。
収穫は10月下旬。収穫されたお米、そして、それらを使って製造する日本酒の完成が楽しみです。
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