日本大学の学生の皆さんが将来の「淵野辺のまち」を考えました-日本大学「まちづくりワークショップ」(全3回)を振り返って-
1 ワークショップの概要
本年5月から7月にかけて、淵野辺地区のまちづくりをテーマに、日本大学理工学部まちづくり工学科主催により、学生(約40名)が参加する全3回の「まちづくりワークショップ」が開催され、学生グループでの現地まち歩きや、学生と地域の皆さんや市関係職員との意見交換等が行われ、最後に学生が考える将来の「淵野辺のまち」について、検討成果の発表がありました。
2 各回のワークショップの様子
第1回ワークショップ
- 日時:令和7年5月17日(土曜日)午前9時~正午
- 場所:大野北公民館大会議室及び淵野辺駅南口周辺
- 出席者:日本大学学生約40名、教員3名、市関係職員10名(都市計画課、公園課、生涯学習課、建築政策課、相模原駅周辺まちづくり課等)
- ワークショップの当日の様子について
前半は、市関係職員により、座学による講義を行い、市の人口の動向、観光、経済、交通等の市の概要を説明した後、淵野辺駅南口周辺まちづくり事業について、これまでの取組やまちづくりビジョン及びプランの概要のほか、今後のスケジュール等について説明しました。
後半は、市関係職員が淵野辺駅南口周辺まちづくり事業の対象となる施設(市立図書館・視聴覚ライブラリー、大野北まちづくりセンター、大野北公民館、さがみはら国際交流ラウンジ、鹿沼公園、淵野辺駅南口第1・第2自転車駐車場及び駅前広場等)を案内し、まち歩き調査を行いました。


- まち歩き調査
- Aルート(3グループ、学生約20名)
- 大野北まちづくりセンター・大野北公民館
- 淵野辺駅南口駅前広場
- 淵野辺駅南口第1・第2自転車駐車場
- 鹿沼公園
- 市立図書館・視聴覚ライブラリー
- さがみはら国際交流ラウンジ
- Bルート(3グループ、学生約20名)
- 大野北まちづくりセンター・大野北公民館
- さがみはら国際交流ラウンジ
- 市立図書館・視聴覚ライブラリー
- 鹿沼公園
- 淵野辺駅南口第1・第2自転車駐車場
- 淵野辺駅南口駅前広場
- Aルート(3グループ、学生約20名)

説明を受ける学生の皆さん

第2回ワークショップ
- 日時:令和7年6月7日(土曜日)午前9時30分~午前11時30分
- 場所:大野北公民館大会議室
- 出席者:日本大学学生約40名、教員2名、地域の皆さん6名(大野北地区自治会連合会等、大野北地区を中心に活動する4団体)、市関係職員13名(政策課、都市計画課、公園課、生涯学習課、建築政策課、相模原駅周辺まちづくり課等)
- ワークショップの当日の様子について
6班に分かれて、それぞれ検討してきたテーマを元に、地域の皆さんに各班に入っていただき、ワークショップを行いました。学生たちからの質問や相談に対し、地域の皆さんから、まちづくりを考える上でのアドバイスやヒントとなる点が伝えられ、それを受けて学生たちから新しいアイデアが提案されるなど、どの班も活発な意見交換が行われました。
班 |
テーマ |
コンセプト |
---|---|---|
1 |
鹿沼公園ラーニングパーク計画 |
新図書館=知識拠点、鹿沼公園=体験拠点として連携し、学びと遊びを往復できる「屋内キャンパス」を形成 |
2 |
鹿沼公園アクティベーション・プロジェクト |
新設図書館で得た知識や交流を「5分散歩」で鹿沼公園へつなぎ、イベントの拡充×回遊性の向上×魅力度アップを同時に実現 |
3 |
こまちフェスネットワーク構想 |
町内会・サークルの小イベントを新ライブラリー前広場→鹿沼公園へとステップアップさせ、年間循環型の「コミュニティ・フェス」を育む。 |
4 |
自転車で巡るサイクリンガルシティ淵野辺 |
駅や地域を自転車専用レーンで循環し、新図書館や駅前駐輪場を繋ぐサイクル拠点、鹿沼公園を休憩・体験ポイントとする回遊ネットワークを構築 |
5 |
リニア三拠点アクセスポータル |
橋本=ビジネス、相模原=行政、淵野辺=文化学術に分担。淵野辺側の核として「新図書館×鹿沼公園」が文化・市民活動を受け止める。 |
6 |
知識創造キャンパス・淵野辺 |
新図書館を「オープンラボ」、鹿沼公園を「リビングラボ」に見立てて、大学・JAXA・住民が共創する知識と交流の拠点を形成 |
第3回ワークショップ
- 日時:令和7年7月26日(土曜日)午前9時30分~正午
- 場所:青少年学習センター ホール
- 出席者:日本大学学生約40名、教員3名、地域の皆さん3名(大野北地区自治会連合会等、大野北地区を中心に活動する2団体)、市関係職員10名(政策課、都市計画課、生涯学習課 建築政策課、相模原駅周辺まちづくり課)
- ワークショップの当日の様子について
学生たちは、現地を歩き、地元の方の声を聞いたり、市の計画や文献などを調べたりして把握した淵野辺の現状や課題・特徴を踏まえ、より良いまちづくりに向けて、更に魅力を高めた「淵野辺のまち」の絵姿をポスターにして、班ごとに発表しました。
同じ淵野辺というまちを舞台にしながらも、各班の着目した点や設定したテーマごとに、まったく異なる「淵野辺のまち」が披露され、参加者全員が興味深く発表に耳を傾けました。
発表後には市関係職員及び地域の皆さんから講評を行い、良かった点として現状分析をしっかりと行っている点や総合計画などの関連情報を押さえている点、また様々な視点から課題の解決策を提案している点などが上げられ、改善点として提案内容・課題抽出の更なる掘り下げなどが伝えられました。
学生たちは、他の班の発表内容や講評内容について熱心にメモを取ったり、地域の皆さんや市関係職員からの質問に対して、自分たちが発表した「淵野辺のまち」の考えを説明するなど活発な意見交換が行われ、実りのある発表会となりました。


- 班ごとのテーマ
-
1班発表内容 宇宙と知の森「淵野辺プラザ」鹿沼公園の拠点化と駅前道路の整備(PDF 2.1MB)
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2班発表内容 まちの縁側-まちの内と外、淵野辺駅と鹿沼公園をゆるやかにつなぐ-(PDF 28.1MB)
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3班発表内容 ふちのべのわ世代間リレー(PDF 1.6MB)
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4班発表内容 漕ぐほど暮らしが廻るまち-淵野辺自転車まちづくり提案-(PDF 1.9MB)
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5班発表内容 「働く・支える・暮らす」が完結するまちづくり-商店街から広がる暮らしの輪-(PDF 2.2MB)
-
6班発表内容 未来の学園都市(PDF 1.8MB)
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