アートスポット展示「Collection Viewing奥津国道のワザ 取材旅行記より」
相模原市民ギャラリーでは、アートスポット展示「Collection Viewing奥津国道のワザ 取材旅行記より」を開催いたします。
相模大野に在住していた画家・奥津国道氏(1932~2016)は、平凡出版社(現マガジンハウス)でアートディレクターを務めた後、油彩による女性像を手掛けた画家、水彩による風景画を手掛けた画家として知られていました。
本市の収蔵美術品や関連資料を紹介するミニ展示である本展は、ご遺族から作品及び関連資料をご寄贈いただいたことを受け、そのなかから奥津氏が足しげく通っていたフランスへの取材手記などを中心に、画家の絵画制作の裏側に迫ります。
日時
会期:令和6年4月18日(木曜日)~令和6年7月16日(火曜日)
時間:午前9時~午後5時(水曜日休館)
会場
相模原市民ギャラリー アートスポット ※通路に面したミニ展示コーナーです。
観覧料
無料
展示作品
本展では、本市に寄贈された6点の絵画作品のうち、3点の油彩画並びに手記を抜粋したパネルとその原本、5点のスケッチ、取材先での奥津氏を写した写真パネルを展示します。
奥津氏の代名詞とも言える女性像をご覧いただく他、指南書の刊行やメディアでの水彩画講座に出演するなど、水彩画として活躍した時代の奥津氏の足跡に触れていただく機会となれば幸いです。
奥津国道(おくつ・くにみち)氏 略歴
- 1932年 神奈川県秦野市生まれ。
- 1948年 宮永岳彦に出会い、仕事を手伝いながら絵画の指導を受ける。
- 1951年 二科展に入選。二紀会の研究会に参加する。
- 1952年 東横百貨店(現東急百貨店渋谷店)宣伝部に入社
- 1953年 ユニバーサル映画宣伝部に入社。映画ポスターや新聞広告を制作する傍ら、国鉄や交通事業会社の観光ポスターを手がける。
- 1955年 平凡出版社(現マガジンハウス)に入社。「平凡」「週刊平凡」などのデザイナーとなる。
- 1964年 アートディレクターとして「平凡パンチ」の創刊に携わり、ロゴタイプをデザインする他、複数の雑誌のアートディレクターを兼任する。
- 1970年 初の欧州周遊。この頃からディレクター業の合間を縫って油彩画の制作を始める。この頃より相模原市に転居したとされる。
- 1977年 平凡出版社を退職し、画家として独立。以後、各地のギャラリーで個展が開催される。
- 1980年 日動画廊主催の「第1回現代の裸婦展」で奨励賞を受賞。以後、女性像を手がける画家として人気を博す。
- 1993年 水彩による風景画を手がけ始めるとともに、2000年から2009年にかけて『水彩画プロの裏ワザ』(2002年、講談社)等、複数の技法書を刊行。
- 2016年 逝去
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相模原市民ギャラリー
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