ダニ媒介感染症
ダニ媒介感染症とは
ダニ媒介感染症とは、ウイルスや細菌等の病原体を保有するダニに刺咬されることによって起こる感染症のことです。国内では日本紅斑熱やつつが虫病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)等の発生が認められています。
一年を通じて発生するおそれがあります。マダニは、特に春から秋にかけて活動が盛んになるため、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、4月から10月の発生が多くなっています。また、つつが虫病は、発生の多くなる時期が2つあり、春から初夏、晩秋から冬となっています。
予防が大切です!ダニに咬まれない、刺されないために
ダニ媒介感染症にかからないためには、野外でダニに刺咬されないようにすることが重要です。
野外に生息するマダニ類やツツガムシ類は、動物の体液を吸って生活しており、草むらや藪等に多く生息しています。野外作業や農作業、レジャー等で、ダニの生息場所に立ち入ると、ダニに刺咬されることがあります。
- 草むらや藪、森林等で長時間地面に直接寝転んだり、座ったりするのは止めましょう。
- 草むら等に入るときは、長袖、長ズボン、手袋、長靴等の足を完全に覆う靴(サンダルは避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌が露出しないようにしましょう。シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れましょう。
- ダニを目視で確認しやすいので、服は明るい色のものがおすすめです。
- 肌の露出部分や服には有効成分が含まれた虫除け剤を使用しましょう。ただし、目、口、耳、傷がある部位、皮膚が過敏な部位には使用しないようにしましょう。乳幼児、小児に使用する場合は注意が必要です。説明書のとおり使用してください。
- 屋外活動後は入浴し、ダニに刺咬されていないか確認しましょう。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)等がポイントです。
啓発ポスターをご活用ください
- 「ダニ」にご注意ください(厚生労働省)(外部リンク)

- 今年もあなたの血を狙って奴らがやってくる!~ダニ・蚊の襲来に備えよ~(厚生労働省)(外部リンク)

- マダニに注意ダニャン!!(厚生労働省)(外部リンク)

- マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構(JIHS))(外部リンク)

ダニに咬まれた、刺されたと思ったら
- ダニの種類により、長時間(数日から、10日間以上のこともある)吸血することがあります。
- マダニは、無理に引き抜こうとすると、一部が皮膚内に残ることがあり、病原体が含まれるダニの体液が体内に入ってしまう可能性があります。
- 吸血中のマダニに気が付いた際は、潰さないよう気を付け、かかりつけの医療機関や皮膚科等に相談をしましょう。適切な処置(マダニの除去や消毒等)を受けるようにしましょう。
- ダニに刺咬されたら、数週間程度は体調の変化に注意しましょう。数日から2週間程度して、発熱、発疹、下痢等の消化器症状等の症状が出た場合は、早めにかかりつけの医療機関や皮膚科等に相談しましょう。その際に、ダニに刺咬されたことを医療機関にお伝えください。ダニやダニに刺咬された部分の写真があればとっておき、診察時にお伝えください。
- ダニに刺咬されても、痛みやかゆみがあまりなく、気づかないことも多いです。ダニが生息する場所で活動した後に上記のような症状が現れた場合も、活動場所や活動内容を伝え、早めにかかりつけの医療機関を受診しましょう。日本紅斑熱やつつが虫病には有効な治療薬があります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
- 重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。SFTSを発症している動物との接触により感染することもあります。
- 6日~2週間程度の潜伏期の後、発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主徴とし、時に、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状等を伴います。
ダニ媒介脳炎について
- ダニ媒介脳炎ウイルスを病原体とする感染症です。主にダニに咬まれることによって感染し、発熱、頭痛等で発症し、髄膜脳炎に進行します。ヨーロッパやアジアに広く分布し、日本では極東亜型のウイルスによるダニ媒介脳炎が報告されています。
- 感染者の70%から98%は発症せず無症状です。潜伏期間は2~28日で、発熱、頭痛等の症状が出た後、髄膜脳炎へ進行します。
日本紅斑熱について
- 病原体(リケッチアの一種リケッチア・ジャポニカ(Rickettsia japonica))を保有するダニに咬まれることで感染します。
- 2~8日の潜伏期の後、頭痛、発熱、倦怠感が現れます。発熱、発疹、刺し口が主な三つの特徴でほとんどの症例にみられます。
- 発疹は、体幹より四肢に強く出現すると言われています。
つつが虫病について
- つつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)を保有するツツガムシに刺されて感染します。
- 5~14日の潜伏期の後、全身倦怠感、食欲不振とともに頭痛、悪寒、発熱等を伴って発症します。発熱は、数日で40℃に達することがあります。
- 刺し口は、皮膚の柔らかい隠れた部分が多いです。発熱する前からリンパ節が腫れることがあります。症状が出てから、3~4日後から、顔面、体幹に不定型の発疹が出現します。四肢には少ないと言われています。
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