平成27年度「さがみはら生物多様性シンポジウム」を開催しました。
「さがみはら生物多様性シンポジウム」を開催しました。
平成28年2月13日(土曜日)午後2時30分から、相模原市民会館第1大会議室で「さがみはら生物多様性シンポジウム」を開催しました。市内の人をはじめ多くの人が来場し、会場はほぼ満席の状態。予想を上回る盛況ぶりでした。
シンポジウムは、「地域で取り組む生物多様性の保全」をテーマに、専門家お二人による基調講演と市内で活動する2つの団体の人による事例発表、最後に出演者4人と会場のトークセッションというプログラムで行いました。
基調講演(1)「相模原における蝶類多様性と外来種問題」
日本大学生物資源科学部教授 岩野秀俊さん
市内で見られる様々な蝶のなかには外来種も含まれ、分布が拡大している様子であること、生物多様性の保全のためには生きものの生息状況の把握が重要であり、情報収集や管理のあり方について検討していくことが重要であることなどをお話しいただきました。
基調講演(2)「これぞ相模原!生物多様性から見た地域のセールスポイント」
相模原市立博物館学芸員 秋山幸也さん
相模原市には絶滅危惧種に指定されているような希少な生物が数多く生息・生育しているだけでなく、市内各地に貴重な自然環境や特徴的な自然環境があり、それこそが地域の多様性であるということをお話しいただきました。
事例発表(1)「木もれびの森の保全活動について」
NPO法人相模原こもれび 海野基之さん
市街地に残された貴重な森である木もれびの森を明るく健全な森として保つために、間伐や草刈りなどの活動を続けていること、それが様々な生きものの生育・生息にとって大変重要であることなどを発表していただきました。
事例発表(2)「田んぼとゲンジボタルの保全について」
田名・望地のゲンジボタルを守る会 小野慎一さん
活動場所である望地河原には、ゲンジボタルをはじめ水生昆虫やカエルなど様々な生きものが生息しており、それらを守るための活動をしていること、これからも周囲の環境を保全していくことが大切であることなどを発表していただきました。
トークセッション
最後に出演者4人が壇上に上がり、参加者とのトークセッションを行いました。参加者から「田んぼにいるカエルはどこからくるのか」「山でヒルの被害にあわないためにはどうしたらいいか」といった質問が出され、生きものの話題が飛び交いました。
まだまだトークセッションを続けたい雰囲気でしたが、予定の時間がきたためやむなく終了。2時間半にわたるシンポジウムは、相模原市の生物多様性について考えるとても内容の濃いものとなりました。
生物多様性シンポジウムは来年度以降も行う予定です。今回参加できなかった人も、次回のシンポジウムにはぜひお越しください。
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