令和7年度 10月定例記者会見(令和7年10月20日)
- 日時 令和7年10月20日(月曜日)午後1時30分~午後2時25分
- 場所 市役所第2別館3階第3委員会室
(市長)
【あいさつ】
皆さん、こんにちは。10月も中旬を過ぎ、ようやく秋らしく過ごしやすい季節となってまいりました。朝晩など肌寒い日も増えてまいりましたので、ぜひご自愛いただきたいと思います。
さて、本日の案件は2件で、1点目が江東×相模原ミライスケーターCUPの開催について、2点目がさがみはらリニアフェスタ2025の開催についてとなります。
まず1点目、江東×相模原ミライスケーターCUPについてです。パリ2024オリンピックのスケートボード競技におきまして、本市出身の吉沢恋選手と、江東区出身の堀米雄斗選手が金メダルを獲得したことは記憶に新しいと思います。お二人の素晴らしいご活躍をきっかけに、本市と江東区との共催で11月9日(日曜日)午前9時30分から、江東区の夢の島スケートボードパークにおいて、小・中学生を対象としたスケートボード大会を開催します。大会には吉沢選手と堀米選手をスペシャルゲストにお招きし、本市からの参加者8名を含む、総勢58名の小・中学生が、予選・決勝ラウンドで得点を競います。この大会から将来のオリンピアンが誕生するかもしれないと考えると、今からワクワクしてきます。観戦は無料で、事前申込も不要となっており、ご来場された先着250名の皆様に、吉沢選手と堀米選手をモチーフにしたオリジナルステッカーを配布いたしますので、ぜひ多くの皆様に会場にお越しいただきたいと思います。こちらがステッカーです。ぜひ記者の皆様、後ほどまた、お手元でご覧いただきたいと思います。なお、来年度のミライスケーターCUPは、令和8年3月にリニューアルオープンを予定している小山公園ニュースポーツ広場で開催したいと考えております。今後の展開につきましてもご期待ください。
2点目は、さがみはらリニアフェスタ2025についてです。橋本駅南口で工事が進むリニア中央新幹線(仮称)神奈川県駅におきまして、神奈川県、JR東海と本市の共催で、10月25日(土曜日)、26日(日曜日)の2日間にわたり、さがみはらリニアフェスタ2025を開催します。駅地上部にステージ等を設け、25日のオープニングセレモニーでは、県立相模原弥栄高等学校による吹奏楽の演奏を行うほか、日没後には、地下工事現場を活用したライトアップや演奏会を実施いたします。また、両日にわたって、地元で活動している団体等のダンスやパフォーマンスを実施するなどお子さんから大人の方まで楽しめる内容となっております。入場は無料で、事前にWEBサイトからの入場申込を行っていただきますと、当日の入場手続きがスムーズとなります。工事の進展をご覧いただける貴重な機会ですので、多くの皆様にお越しいただきたいと思います。
なお、会場に隣接するファンタステックラボにおいて、10月25日(土曜日)午後3時30分から、市内スタートアップ企業、株式会社PXPの次世代型太陽電池「カルコパイライト」を設置する、実証開始式が行われます。私も出席しますので、ぜひご取材をお願いいたします。
続けていくつかお伝えいたします。お手元にそれぞれ資料を配布しておりますので、詳細につきましては資料をご確認ください。
まず、本市出身バンド[Alexandros]が主催する野外音楽フェス、「THIS FES ’25 in Sagamihara」の開催が、11月1日(土曜日)、2日(日曜日)と近づいてきました。今年も会場となる相模原ギオンフィールドに、多くの素晴らしいバンドの皆様が集まり、最高に盛り上がる二日間となることを期待しております。
次に、きこえない・きこえにくい人のための国際スポーツ大会である「東京2025デフリンピック」が、日本では初めて、11月15日(土曜日)から開幕します。本市ゆかりの選手として、棒高跳びの佐藤湊選手ややり投げの川口穂菜美選手、サッカーの桐生聖明選手、水泳4×100メートルメドレーリレーなどの野村空和選手の出場が内定しており、10月28日(火曜日)の午後2時20分から市役所本庁舎本館1階ロビーにおいて壮行会を行いますので、ぜひ熱い応援をよろしくお願いします。
最後に、児童虐待の防止についてです。今年の11月もオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーンを実施いたします。今年度は、和泉短期大学や相模女子大学などの学生との協働が特徴で、大学生が考えたメッセージ入りの啓発グッズなどを学園祭や商業施設で配布するほか、ホームタウンチームの試合会場での啓発も行います。私もキャンペーンに訪問したいと考えております。多くの皆様に児童虐待問題について関心を持っていただき、ご理解をいただきたいと思います。
私からは以上です。
質疑応答
さがみはらリニアフェスタ2025について
(NHK記者)
まずさがみはらリニアフェスタなのですけれども、今年の見所と言いますか、初めてやることとか何かおすすめのポイントがあれば教えていただけますか。
(市長)
担当からも詳しく追加していただきますが、これまで令和4年度から(さがみはらリニアフェスタ等、様々なイベントを)神奈川県やJR東海、相模原市の三者共同で行ったり、本市単独(協力:JR東海)で行ったりしてまいりまして、延べ約1万6,500人の方々が、これまでリニアの現場にお越しいただいて、エンターテインメントとか、様々な趣向を凝らした地元のダンスとか演奏会とかご覧いただいたわけでございます。本市は神奈川県で唯一のリニア駅ができるところでありますけれども、そういった中で、やはり工事の見える化というのは、ずっと私たちもJR東海に対してお願いをしてまいりました。そういったことも踏まえて、こうした工事現場で色々なイベントを行うというのも、多分全国でもないのではないかなと思っていまして、昨年は約6,000名の方に(さがみはらリニアフェスタに)お越しいただいて、事前申し込みもあったのですがすぐに満員になったと。今年は事前に申し込みいただければスムーズに中に入場できるということと、当日も現地に来て入場申し込みを行うと入れるということで、大分また入りやすくなった反面、昨年度やった地下で、河村隆一さんのコンサートがあったりとか、橋本小学校4年生の「ぼくらのまちOh!」だったかな、歌を披露したりとか、地下の工事現場に降りられたのですが、今年度はちょっと地下に降りられないのですけれども、特に25日の初日は、午後8時までということで、日没後、ライトアップをしたり、音楽家の方々が地下30メートルで演奏いただいて上からご覧いただくというふうに、ちょっとまた凝らした趣向もあるのかなと思っていますし、あとはやっぱりロボット産業特区などで色々と出したイベントや、施工会社とか、JR東日本にも参加をしていただきますし、あらゆる方々が参加をされてワクワクするようなイベントになるのではないかなと思っています。
(NHK記者)
それに関連してなのですけれども、リニアのこの県のエリアでの工事の進捗状況、その辺はどうなっているのでしょうか。
(市長)
現在は地下30メートルまでの掘削という作業が終わりまして、縦約680メートル、幅約50メートル、深さ約30メートルの工事が今進められているところで、地下の軌道部分ができ上がってきたような話を伺っておりますので、私もちょっと最近、見ておりませんが、そのように伺っています。担当からもし詳しくあれば。
(都市建設局長)
今、市長からもお話がありましたとおり、地下3階のうち、リニア車両が停車する一番下のホームが形になってきているという状況であると伺っているところです。
(NHK記者)
各地で進捗の遅れみたいな話も聞かれるのですけれども、今この辺りというのはどうなのですか。
(市長)
私どもは2034年以降の供用開始に向けて鋭意工事を進めていると想定しております。そうした中で、【今年度末の完了を、目標にして施工しているトンネルの工事とか、起工式も行っていない橋梁工事もあるのですが、】そういった中で年度末が迫ってまいりましたから、今後、どういうような状況かもう少し把握していかなければいけないなと思っています。
(NHK記者)
あとですね、この供用開始までに、県の方で少しイベントとかでの活用も検討できないかみたいな話も聞いたことがあるのですが、その辺り市の方でのお考えはいかがなのでしょうか。
(市長)
黒岩知事が、昨年【末】だったと思いますが、神奈川県民ホールの一時休止もありまして、エンターテインメントをやる場所がなかなかないということで、県幹部の皆さんとリニアの工事現場に来られまして、その時にやはりエンターテインメントがこの地下工事の地下30メートル部分でできるだろうというお電話を私も当時いただいて、本当にできるのかなという最初思いもあったのですが、さすが神奈川県ですね。強いリーダーシップによって、昨年は地下でも河村隆一さん、県の観光親善大使をやられている方のコンサートがあったりとか、色々とエンターテイメントもやって、最近では何かこの会でご披露されるそうですが、県の観光親善大使の上野水香さんですかね、あの方のプロモーションのバレエを撮った【動画】もあるそうで、確かこの日にご披露されるようなことを聞いたことがあります。ですから今後、神奈川県がそういった様々なエンターテインメントに取り組んでいき、現場の状況によって、今、都市建設局長が言ったように地下3階部分、30メートル部分の姿が見えてきましたが、これからだんだん上に上がってくるのですね。工事が進むと、地下2階部分、1階部分ときますから、そうなってくるとまたね、姿、様相も変わってまいりますので、その時々に合ったパフォーマンス、エンターテインメントが発揮できるように、これは県とまた協力しながら取り組んでいきたいと思います。相模原としては、比較的うちの方は地上部でやるイベントが多いものですから、もしそういった駅工事現場の地下の中でやるとなると、神奈川県とJR東海のご理解をいただく中で検討していきたいと思います。
(NHK記者)
せっかくなので相模原市の方でも何かできたら良いですね。
(市長)
そうですね。担当の職員も、色々と今年も趣向を練ってリニアのイベントも行いましたので、そういった意味ではまたチャレンジをしていきたいと思っています。
(毎日新聞記者)
リニアフェスタは、これからも毎年秋に県と一緒になって、JR東海に開催をお願いしていくというか、その工事進捗の見える化ということであれば、毎年1回同じ時期にというのは大事ではないかと思うのですが、これはお願いしていく感じですか。
(市長)
そうですね。市民の皆様に工事の見える化をと、ずっとJR東海にもお願いしてまいりまして、あとはやはりリニアに対するご理解をまだいただかなくてはならない方々もいらっしゃいます。例えばリニアに対して慎重な方とか反対の方もいらっしゃるので、どんな工事が行われているかということは、やはり、広く皆さんにご覧いただいた方が良いなと思っていますので。あと機運醸成ですよね。そういった意味では、JR東海にお願いももちろんしていくのですが、JR東海、そして神奈川県、相模原市と三者の合同でやってまいりましたので、来年度もこの時期になればお願いしていきたいと思っています。工事も時々によってやっぱり進め方が違いますから。さっき言ったとおり、今は地下3階が見えますが、これから地下3階の床ができると地下2階以上になってまいりますからね。そういった意味では色々な絵が変わってくるでしょうから、それをまたご覧いただく良い機会だと思いますので、本市としては神奈川県、JR東海の方に引き続き三者でこのイベントを続けていきたいということは伝えていきたいと思います。
(毎日新聞記者)
地下が見えるかどうか、その進捗状況によって変わるとしても、三者の枠組みでやっていきたいという形でよろしいですか。
(市長)
そうですね。またあとNHKの記者さんから言われたように、市単独でも今後、私たちができるところでまた考えていきたいと思いますので、とにかく多くの皆さんに、この現場をご覧いただき、神奈川県で唯一できる(リニア中央新幹線)神奈川県駅(仮称)が相模原にできるということを知っていただく良い機運醸成にもなってくると思いますので、色々なチャレンジを考えていきたいなと思います。
(神奈川新聞記者)
リニアの関係ですけれども、これ、今回で2回目のフェスタだと思うのですけれども、予算的な部分というのはどこが出しているかとか、市の負担みたいなものはあるのでしょうか。
(シティプロモーション戦略課長)
チラシなどを作成する費用に関しては市で持っておりまして、それ以外の部分につきましては、概ね神奈川県に持っていただいているところです。
(神奈川新聞記者)
フェスタの全体の事業費的なものは、県ということですか。
(シティプロモーション戦略課長)
基本的には県の方で持っていただいております。
(神奈川新聞記者)
JR東海の負担というのは特にないのでしょうか。
(シティプロモーション戦略課長)
詳細につきましては確認してお伝えさせていただきます。
(神奈川新聞記者)
初開催は確か去年の同じ時期だったと思うのですけれども、だいたい年1回くらいのペースで来ていると思うのですが、基本やっぱり工事現場ということで頻度はもっと頻繁にやったりとかは難しいものなのでしょうか。
(市長)
そこは私も詳しくは承知をしていませんけれども、おそらく年に1回やるということも、今、奥村組さんを中心に三社JVで確か工事が進んでいると思うのですけれども、なかなか大変な、週末とはいえ、その前にも準備があるでしょうから、やはり工事現場の進捗の相談をしながらというふうに思っていますので。年に2回、3回とできれば一番良い話でもありますけれども、おそらく工事現場の進捗状況にもよるでしょうから。今後、私たちも市単独でもやっていきたいなという思いもありますし、より多くの皆さんにご覧いただくことが大事だと思いますので。何か地上部から掘割でやっぱり長さ680メートル、幅50メートル、深さ30メートルという工事は、世界を見てもない工事だそうで、掘割で下から上げていくというものですね。ですから、多くの方に知っていただければなと思っていますので、そういった工事現場だということを私たちも発信する良いチャンスだと思いますので、今後検討していきたいなと思います。
次世代型太陽電池実証開始式inFUN+TECHLABOについて
(朝日新聞記者)
今のご説明の中で、このリニアのフェスティバルと同じタイミングで、次世代型太陽電池の実証開始に向けた式典というのもあるようですけれども、これはどういったものなのかということを簡単で良いのでご説明があるとありがたいです。この実証実験そのものは、リニアの工事現場の近くの会場でやりますけれども、リニアとは直接関係あるのか全く別物なのか、その辺も含めて教えてください。
(ゼロカーボン推進課)
リニアの工事とかフェスタに関しては、直接関係ございません。今年度、相模原麻溝公園で自動販売機に次世代型太陽光パネルを付けるという本市と株式会社PXPさんの共同で、あとサントリーさんですとか、三菱商事さんも入っていますけれども、実証実験をスタートさせていただいたものの、第2弾という形になっております。付ける場所ですとか、付ける工法がまた自動販売機と異なりますので、その辺も含めて当日お披露目をさせていただくということで、ご承知いただければと存じます。
(市長)
これは県の事業でしたよね。
(ゼロカーボン推進課)
県から助成をいただいて、相模原市も入っているのですが、株式会社PXPさんとJR東海さんと日揮株式会社さんが入って申請をした事業になりまして、これが神奈川県の実証事業に認められまして、補助事業として今年度スタートする予定となっておりまして、ここでお披露目ということになっております。
(朝日新聞記者)
そうしますと、事前にどういう事業なのかということは教えていただけないですか。当日行かないと分からないということですか。
(ゼロカーボン推進課)
これは私ども過去に補助金に採択されましたと発表させていただいていておりまして、その資料をまた提供させていただければと思います。その正式なオープンという形となります。
(市長)
今言ったように、PXPとサントリーと三菱商事、四者連携で、市立麻溝公園のサントリーさんの自動販売機に、全面にカルコパイライト太陽光電池を貼らせていただいて、世界初の太陽光発電の自動販売機ということで、一度ご披露させてもらいました。多分まだ(記者が)変わる前だったと思います。市としては1回それをやらせていただいています。今回は2回目なのですが、県の(補助)事業でやらせていただきます。
江東×相模原ミライスケーターCUPについて
(神奈川新聞記者)
競技は全部、ストリート競技のみの大会なのですよね。
(市民局長)
小中学生を対象とした、ストリートの大会となります。
(神奈川新聞記者)
吉沢選手はホームタウンアスリートではないのでしょうか。
(市長)
ホームタウンアスリートの6人目の方でありまして、今、大会の競技の関係もストリートという話でしたけれども、予選ラウンドは、グループごとに決めた時間内で自由にコースを滑走しながら、連続的に繰り出すランを1本実施して、男女各上位8人が決勝戦にいけるということで、決勝ラウンドはラン2本とコース内の特定のセクションを使って単発の技で勝負するトリック5本を行って、ランの得点が高い1本とトリックの得点が高い2本の合計点で競い合う大会となるそうです。
(神奈川新聞記者)
相模原の子どもたちも参加すると思うのですけれども、市としてこういう大会に力を出されて、どういう思いがありますか。
(市長)
パリ2024大会の女子スケートボードストリートで金メダルを取られた吉沢恋選手、当時は中学3年生、今は高校1年生になられましたけれども。私たちの小山公園ニュースポーツ広場で、子どもの頃から実践をしてきた吉沢選手とか、また、先日のフランス大会で3位になった白井空良選手とか。本当に名だたる方々が相模原市の地で育ち、そして世界に羽ばたいている姿を見て、この大会に58名の小・中学生が参加しますが、市内から8名、江東区から5名参加して、それから周辺の自治体からいらっしゃるのですけれども、おそらく皆さん、将来の堀米選手とか吉沢選手を夢見て参加されるのだろうというふうに思いますので、この中からもしかしたら将来のオリンピアンが出てくる可能性だってあるのではないかなと思っていますから。そういった意味では吉沢恋選手も、お兄さんが最初に小山公園ニュースポーツ広場でやっていたのを見て、そのお兄ちゃんの背中を追いかけて続けたそうですから。逆にね、こういったお兄ちゃんお姉ちゃんである吉沢選手とか堀米選手の活躍に刺激を受けて、子どもたちに頑張れば夢が開けるチャンスがあるんだということを知っていただけるような機会、大会になれば良いなと思っています。
(神奈川新聞記者)
相模原市がスケートボード大会とかを主催したり共催するというのは、今まであったのでしょうか。
(市長)
おそらく私も何度かここ数年お邪魔していますけれども、市のスケートボード協会などが主催したりとか、あとは単独で皆さんイベントを小山公園ニュースポーツ広場でやってきましたから、多分ないのではないかなというふうに思いますし、ただ、来年は江東区と一緒にコラボしまして、令和8年3月に小山公園ニュースポーツ広場が新たにリニューアルされますので、リニューアルした後に、第2回のミライスケーターCUP、これが相模原で実現できれば良いと思っていますので、ここは今、江東区と話を進めていますので、チャレンジしていきたいなと思っています。
(テレビ神奈川記者)
今のミライスケーターCUP関連で、11月に行われる当日、市長はいらっしゃる予定があったりだとか、共催の中で相模原市の独自の賞を設けたりだとかというお考えはあるのでしょうか。
(市長)
当日は行く予定でおります。多分市独自の表彰制度はないと思うのですけれども、当日、相模原のやはり推しをシティプロモーションしなければいけませんから、テントを出す予定でありまして、その相模原ブースで相模原津久井産材などを宣伝できれば良いなということで、話は聞いています。
(市民局長)
そこで津久井産材を使ったスケートボード(さがみん)のマグネットみたいなものを作って、配布しようと思っています。
(市長)
あと後ほどご覧いただきたいと思うのですが、今回の【ステッカー】、これもね、非常に江東区と相模原市の特徴が入ったものになっていますので、ぜひ、ご覧いただければなと思っていまして。うちでいうと、はやぶさ2があったり、リニアが入っていたり、それから江東区では「コトミちゃん」という、うちで言うと「さがみん」のようなキャラクターが出ていたり、あとは、有名な橋があるのですかね。この橋が江東区にあったりしておりますので。そういった意味では相模の大凧も入っていますし。色々な特徴を、本当にせっかく色々なところからいらっしゃるから、相模原がスケートボードの地に、また皆さんに広く知っていただけるようなシティプロモーションをしていきたいなと思いますので、当日はちょっとブースを出して、先ほど言ったスケートボード(さがみん)に、相模原津久井産材で作った(磁石)、この木はなんの木と言った時には、相模原って山があるんだねということを知っていただくことも大事だなと思っていますので、そういった取組をシティプロモーションしていきたいなと思っています。
(テレビ神奈川記者)
先ほど来年3月に小山公園ニュースポーツ広場がリニューアルされて、そのリニューアル以降に、今度はリニューアルされた小山公園で開催を今協議中というお話でしたけれども、これ例えば江東区と相模原で隔年でやっていくことを目指すとか、もう来年は相模原でやる予定で進んでいるだとか、もうちょっと踏み込んで言えたりするものなのでしょうか。
(市長)
現時点では来年度、うちでまず開催するということでありますが、その先はちょっとまだこれから江東区の大久保区長さんと議論していきたいなと思いますが、できればね、続けていければ良いし、次のオリンピックとか世界大会とか、色々その間にあるでしょうから、やっぱり機運醸成していくのに良いチャンスかなと思いますので。そしてまた、都県境を越えての開催というのはなかなか面白いのではないかなと思っていますので、そういったものを今後またしっかり連携していきたいなという思いです。
東京2025デフリンピック壮行会について
(東京新聞記者)
デフリンピックの壮行会なのですけれども、佐藤さんはこれ、結果的には大会には出られないということですか。
(市長)
棒高跳び女子の参加者の人数等が揃わなかった関係で、【内定】者にはなっているのですけれども、当日大会は女子の棒高跳びがなくなったということであります。ちょっと残念ながら過去3回デフリンピックに出場している選手ですけれども、今回はちょっと出場の機会がなくなりましたけれども、私たちはやはり、4回目のチャレンジを目指していた佐藤選手は、変わらないデフリンピックのアスリートだと思っていますので、ぜひお越しをいただいて一緒に機運を盛り上げていきたいなと思います。
(東京新聞記者)
聴覚障害のあるアスリートに対してとか、もしくは聴覚障害の方々で、相模原市で力を入れて取り組んでいるようなことがあればご紹介いただけますか。
(市長)
パラリンピックというのは、またデフリンピックと違いがありますよね。デフリンピックは聴覚障害に限定されている形で、パラリンピックは出場枠がないのですけれども、1924年、大正13年からこの大会が開催されて今回100周年目ということで、初めて日本で開催されるといった大変記念すべき大会だと思っています。その中で聴覚障害の方々には、聴覚関連の、うちは聴覚室があったりとかもしますけれども、最近これぜひ知っていただきたいなと、良い機会かなと思うのですけれども、実は聴覚に障害がある方から、私たちの防災訓練に参加をした時に、実際に何が起こっているのか、放送されていても聞こえないし分からないということで、防災訓練が終わった直後にご意見をいただきました。そこで、消防がこれ誰一人取り残さない市政を目指す相模原として、消防行政としては先月の(第6回相模原市消防)操法大会で、その時に初めてUDトークというものを入れて、いわゆる言葉を発したら、スマホに(文字に)変換されて日本語が出てくる、このサービスを始めたのですね。市民の皆さんからは、こんな声をすぐに形にしてくれる相模原はすごいですねと、私達、聴覚に障害のある一人一人に寄り添った対応をいただいているということで、大変ご評価いただいて、多分全国でもそういった声を形にしてUDトークを入れたところはないのではないかなという話をいただいたので。非常に消防局長を先頭に、素晴らしいことを、声を聞いて形にすぐやってもらいましたから、良かったなと思っています。相模総合補給廠跡地の総合防災訓練の時に市民の方から指摘されて、言われた声をすぐ形にしようと言っていましたから。その後、【第6回相模原市消防操法大会で】1回入れて、また【第42回自衛消防隊消火競技会】でも入れましたから、2回UDトークを入れて、そのUDトークのこともちゃんとパンフレットに書いていますので、QRコードにかざしていただくと繋がるようになっていますから。聴覚に障害のある方々に対する寄り添った対応を消防局の方で、早速もう2回ほどやっていて、市民の方から本当に感謝されましたね、そのことは。取組が早いし、多分色々な全国の自治体を見ている人も多分やってないのではないかなと言われていました。
新総裁について
(NHK記者)
今もう国政の方が、まさに今日、新たな合意へという動きになっていますので、この辺りについて少し伺いたいと思うのですけれども、この維新との連立政権が実質合意へという話が今出てきているのですが、これについて、市長としては、どのように受け止めていらっしゃいますか。
(市長)
政権を維持していくために、新総裁が決まって、やはりそのまま石破さんがやっても良かったのでしょうけれども、ここでお変わりになるということでありますので、やっぱり自民党としては政権を担ってきた政党として、やはり総理を取りに行くというのは非常に大事なところでありますので。昔は、先日お亡くなりになられた村山富市さんが首相になって、自社さきがけだったかな、ちょっと考えもしなかった連立の枠組みを作ったり。相模原市も過去、保守系の会派が分裂した時に、片方が共産党と組まれて、副議長を共産党の議員さんがやられていたという経緯もありますから、そこはさすが与党、自民党だなというふうに思います。やっぱり修羅場をくぐり抜けて、数が力だということもあるし、極論を言えば政策が一致しなければ駄目だという、まぁ綺麗事なところもありますが、まずは政権を取りに行くというのは大事な話でしょうから。そういった中では、今回維新と政策協定を結んで、高市総裁も総裁になられて、積極的に各政党と議論を、野党のトップである立憲民主党ともやっていましたし、それぞれ総裁自らお出ましになられて、昨日も日本保守党に電話されたとかいうニュースを見ましたけれども。やはり総裁自らが動かれて、勝ち取られてきた結果だろうなと思っていますので。元々維新の方々は自民党出身者も多いですしね。そういった意味では、副首都構想でしたっけ。それから議員定数削減というのを目玉にして、一緒にやっていくというのは一つの形でしょうけれども。今日は株価も4万9,000円台になって、過去最高の数字を打っていますよね。期待値で政権が安定すると、株にも跳ね上がってくるなと、日経平均株価ですかね、思いますけれども、いずれにしても自民党単独でなかなかこれから過半数を取れる時代があるのかないのか分かりませんけれども、おそらく世界の流れ的には、結構連立を組んで政権与党を維持している政権が多いなという中で、日本もそういう時代になってきたのかなという感じはしますね。
(NHK記者)
今ありましたけれども、まさに定数削減が話題になっていますけれども、議員定数削減についてはどのようにお考えですか。
(市長)
野党が皆さんから、与党間で決めるのは乱暴だという声も出ているようではありますが、やっぱりもともと維新さんは身を切る改革というのでずっと言われてきましたし、私はやはり、まずは改革をしていくのに身を切る改革で、自分たちの身を、議員定数削減をしていくというのは一番国民に分かりやすい姿なのかなというふうに思いまして、秘書とかそういうのは別にすれば、大体1人当たり立法事務費とか、昔でいう文書通信交通滞在費とか給与とかを入れれば、1人当たり4,000万円ぐらいですか。ですから、50人削減したら約20億円の削減らしいですけれども、そういった手法もあるし、私は旧文書通信交通滞在費をもっと明確化して、あそこを削減する方が先、例えば700人ぐらいの国会議員の、100万円毎月貰っているのを半分にしただけでも、かなりの額ですよね。かなりの数字になりますから、そういった改革も一つだなと思っていますが、今回、議員定数削減というのも一つの手法として実現できれば良いのでしょうけれども、ただ野党の皆さん、少数会派の人たちが言っているのは、ちょっと乱暴だという話もありますが、ただ改革は最後はやっぱりどこかで決めていかなければ、なかなか皆さんの意見を聞いて、どうですかとやっていたら改革できないと思うので、数が力というのは政治の常ですから、そういった意味では、過半数を維持できれば定数削減は私は一つの選択肢だなというふうに思っています。
(NHK記者)
与党の枠組みが変わることによって、地方議会の勢力図とか、これから選挙の協力体制も変わるかと思うのですが、相模原ではどんな影響が想定されるのでしょうか。
(市長)
自民党の議員さんは今【14】人ぐらい、維新が3人ぐらいいらっしゃるのかな。今までは、自民党の会派に維新の会派が全て乗っかっていたことはなかったですから、今後、12月定例会議でどんな枠組みになってくるのか。ただ、国でやっても地方ではそういった枠組みにいきなりはならないのかなという思いもありますけれども、私たちは今後、副首都構想とか、地方自治体としてどのような方向に首都機能が向かっていくかとか、非常に注目をしていきたいなと思っていますので、議員立法で出されるということですけれども、本当に新たな自治の選択の形ができるのかなという注目もしていますし、今のところ例えば総理が変わろうが、国が変わろうが、私たち地方自治体には大きな影響は今のところないと思っていますけれども、それからまた地方議会の方もどういう議論をしているか分からないので、議会は議会でルールがあるでしょうから。ただ今、私が感じているのは大きな枠組みが変わるという感じはしていません。
(NHK記者)
今はずっと枠組みの話を国政の方はしていて、なかなか参議院議員選挙の前から言っていた景気対策といったものが全然進まなくなっていて、東京は独自予算で夏にもやっていましたけれども、地方は結局、全然何も進めていないと。且つまたこの後も、新年度予算とかも遅れる可能性も出てくると影響が大きいのではないかなと思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。
(市長)
国会は空白期間が長過ぎるなというイメージはしています。やはり国会を開催して、国会の開催の場というのは野党の皆さんの活躍の場でもありますから、それまである程度、与党の枠組みで色々決めて国会に諮っていくのでしょうから、国会を開催しなければ野党の皆さんの活躍の場もないので、ぜひ、1日も早く国会を開催していただきたいなと思うのと、予算の遅れがあるのかないのかは、私もちょっと分かりませんが、その辺を念頭に置きながら今回、税制調査会長でしたっけ、宮沢さんから新しい方に変わったりしているでしょうから、その辺は織り込み済みでやられているのかなと思っています。ですから今現在、予算が本当に遅れるのかどうかというのは、大体クリスマス頃でしたかね、どうなるかちょっと想像はつきませんけれども。いずれにしても確かな運営をしていただいて、NHKの記者の方からもご指摘をいただいたように、地方に影響がないようにしてもらいたいなと。それから、私たちも国の物価高騰の交付金を使って、例えば医療の病院協会、ベッドがあるところに一床1万円という補助を今回初めてやりましたが、今回県では一床6万円だったかな。本来は国や県がやるべきことを、そうした物価高騰の交付金を使って先んじてやらせていただいたり、昨日も色々なお祭りを回っていて、やはり防犯対策が喫緊の課題でありまして、特に緑区で連続の窃盗事件がありましたよね。確か最近では郵便局に不審者が入って来たりとか、そういった中で防犯対策は喫緊の課題なので、これも物価高騰交付金を使って今回、最大2分の1、上限2万円で4,000万円の予算を組ませていただいたりしていますので、市単独の一般財源でという話ではありませんが、与えられた財源の中で、市民の皆さんに寄り添った対応を少しでもできるように、市としては図っているところです。
川崎市長選挙について
(タウンニュース記者)
近々に川崎市の市長選挙があります。横浜市、相模原市、そして川崎市で特別市について連携等されてきていて、そういった関係性の中で川崎市長が変わるということについて、本村市長のご意見と新しい市長に川崎市長に期待すること、求めたいこと等ございましたら教えてください。
(市長)
26日が投開票だと思いますけれども、変わるというのはちょっと断定できませんので、6人出馬されていて、川崎市民の皆様が選択される方が新たな市長になられると思います。私は個人的には現職の福田川崎市長と非常に懇意にしておりまして、福田市長の当選を願っていますし、これまで一緒にやってまいりましたからね、特別市も。万が一、変わるということになったとしても行政の継続性で、川崎、横浜、相模原と特別市の話は続けていきたいと思っています。本市は、あらゆるところで話を聞かれますけれども、特別市の法制度化には賛成ですけれども、相模原市が特別市になるということは現在考えておりませんので、新たな自治の選択の枠組みを国で作っていただくことには賛成していきたいと思いますけれども、相模原市はこれまでどおり、指定都市15周年を迎えて、もっともっと指定都市としての力をつけなければいけないという段階だなと思っております。そういった意味では、いきなり政令市になって特別市になるかと言われたらそうではなくて、まずは私たちは、政令市としての与えられた権限とか財源を十分に生かして、市民サービスが低下しないように、そして津久井旧4町の皆さんも、合併して政令市になって良かったねと言っていただけるようなまちづくりをしていかなければいけないなと思っていますので、私たちが今与えられているのは、法制度化には賛成だけれども、政令市としての実力を、もっともっと経験を積んでつけていくことだなと思っていますので、そういった意味では私たちはより頑張っていきたいなと思っています。
緑のラブレターについて
(神奈川新聞記者)
緑のラブレターについて伺いたいのですけれども、今、スケボーのステッカーにも描かれていて、やはり相模原のシンボルなのだなという思いもしたのですけれども、今、クラウドファンディング型のふるさと納税を使って修繕費を募っているという段階だと思います。かなり経年劣化が進んでいるということで募集されていますけれども、今回なぜ、クラウドファンディング型のふるさと納税を活用されたのかというのを教えていただけますか。
(市長)
今回600万円のクラウドファンディングをかけていまして、本市としても(作者の)高橋さん、去年、市民文化表彰を受賞されまして、やはり本市のシンボルの一つだと思っています。その中で、一般財源を充てるというのは一つの手なのかもしれませんが、より多くの皆さんにご理解とご支援をいただいて相模原のシンボルを継続していきたいという思いの中で、クラウドファンディングという形を取らせていただきました。現在、本とかペットとか、それから大凧が入ってきて4つのクラウドファンディングを行っていますよね。これから年末にかけて、税の問題もあるので、駆け込みというかここでもっと私たちも宣伝して集めていかなければいけないなと思っていますので、そういった意味ではクラウドファンディングという新たな集める手法を取らせていただいておりまして、中央高速を通っていても見えるではないですか、国道20号でも見えるし、「あれなんだろう」と言って高橋さんの作品が幾つかありますよね、山の中に。そういった意味では、本当に皆さんに親しまれ愛されている緑のラブレターをより多くの市民以外の皆さんにもご理解いただきたいなと思って、今回やっております。
(神奈川新聞記者)
より多くの協力を募るということで理解したのですけれども、金額的な修繕費の負担の大きさというか、今回600万円ということですけれども、その辺の負担の大きさというか、一般財源では厳しいというような判断というのはあったのですか。
(市長)
一般財源でやれないことはないと思います、600万円と決めれば。ただ、やっぱりさっき言ったように、市民の皆さんの財産の一つのシンボルになっていますから、より多くの皆さんに知っていただこうということでクラウドファンディングをかけている部分もありますので、例えば一般財源でやるということも、もし集まらなかった場合は今後検討しなければいけない部分もありますが、やっぱり緑のラブレターは本市の誇りの一つだと思っていますから、シンボルですね。より多く知ってもらうためにも、クラウドファンディングをかけて、皆さんに協賛を募った方が良いなという思いでやっております。
(神奈川新聞記者)
12月まで募集されてということで、今ちょっと集まり具合が目標600万に対して今日時点で4万円弱という感じだと思いますが、今後、目標額に達しない場合というのは、今おっしゃられたように、何か市として予算付けなり、またふるさと納税とは別の形での方策というのは考えていかれるのでしょうか。
(市長)
市民文化表彰を取られた高橋さんの作品でもありますし、個人の作品でもありますが今や市民全体の誇りの芸術品だと私は思っていますから、そういった意味では集まらなかった場合には議会案件にもなってくるかもしれませんが、やはり一般財源を使うなり、何か検討しなければいけないなとは思っています。
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- 質疑応答中の市長回答【 】の部分は広報課で修正しています。
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