ペットの重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
SFTSとは
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。潜伏期間は6日から2週間程度で、発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)を主徴とし、ヒトの致命率は約10~30%程度とされています。
ペットが感染すると
犬や猫も感染します。市内でも感染事例が報告されています。犬や猫もSFTSウイルスに感染すると、発熱や消化器症状など、ヒトと同じような症状を示すとされています。また、致死率が高く、ネコは約6割、イヌは約4割が死亡します。
ヒトがSFTSウイルスに感染し発症している動物の血液などの体液に直接触れた場合、SFTSウイルスに感染する可能性があります。実際に、過去には猫に咬まれたり、発症動物の体液等との直接接触したことが原因と考えられる感染事例が発生しています。
ペットをSFTSから守るために
- マダニに刺されないようにすることが重要です。
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まりますので、草むらや藪など、マダニが多く生息する場所には、なるべく近づかないようにしましょう。また、散歩後にマダニが付いていないかペットの体表をチェックし、目の細かい櫛をかけることも効果的です。 - 獣医師に相談し、駆虫薬を用いて定期的にマダニ予防をしましょう。
マダニが咬着している(しっかり食い込んでいる)場合は、無理に取らず、獣医師に除去してもらいましょう。 - 猫は屋内飼養に努めましょう。
SFTSだけでなく他の病気の感染や交通事故、迷子などの危険からも猫自身を守ることができます。
ペットからヒトへの感染を防ぐために
- 犬や猫を飼養している場合、口移しで餌を与えたり同じ布団で寝たりといった過剰なふれあいを避けるようにしましょう。動物に触った後は手を洗いましょう。
- ペットの健康状態をチェックし、体調不良の場合は、獣医師に相談するとともに、咬まれたり舐められたりしないよう注意し、体調がすぐれない場合は早めに医療機関を受診するように心がけてください。
日本でヒトへの感染に関与しているマダニ
フタトゲチマダニ
キチマダニ
もしも、ペットがSFTSと診断されたら
- ケージ内に隔離し、世話をする人を決め、限定しましょう。
- ペットの血液や体液、排泄物、嘔吐物にウイルスが含まれます。接触時や清掃時に感染する可能性があるため、マスクや手袋を装着し、絶対に素手では触らないようにしましょう。
- ペットの周囲は塩素系消毒薬で消毒しましょう。
- 感染対策せずに最後に犬猫に触れてから14日程度、健康状態の確認をしましょう。その間に症状が出なければ経過観察は終了です。
- 飼い主の体調に異常が見られたら、すぐに医療機関を受診し、医師に「ペットがSFTSと診断された」ことを伝えてください。
感染したペットの状態・対応
- 診断後、数日以内にけいれん発作を起こすことがあります。発作中に咬まれたり、飛び散った体液に触れたりしないように注意しましょう。
- 必ず動物病院を再診し、再検査によりウイルスが陰性になったことを確認しましょう。見た目には回復しているように見えてもウイルスの排泄は数週間程持続しています。
お問い合わせ先
ヒトへの感染予防に関すること
疾病対策課
電話:042-769-7201
犬・猫などペットに関すること
動物愛護センター準備室
電話:042-769-8347
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