内部障がい・難病に起因する障がい
内部障がいには、7つの障がいがあります。
内部障がいの共通の悩みは、外見からは障がいがあることがわかってもらえない、いわゆる「見えない障がい」という点です。
そのために周囲の理解が得られにくく、電車やバスの優先席に座っていても、マナーを守っていないように見られて嫌な思いをすることがあります。
難病は、医学的に明確に定義された病気の名称ではありません。一般的には、原因や治療法が解明されていない疾病に対して使われます。病気の経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず、介護などに著しく人手を要するため、家族の負担が重く、また精神的にも負担が大きくなります。
難病のある人は、長期的な治療を必要とし、病名や病態が知られていないために周囲の人に理解されにくく、就業など、社会生活への参加が進みにくいこともあります。神経筋疾病、骨関節疾病、感覚器疾病などさまざまな疾病により障がいが生じます。
- 心臓機能障がい
全身に必要な血液を送り出すポンプの役割を果たす心臓の機能が、いろいろな病気により低下してしまい、日常生活に支障をきたしています。 - 腎臓機能障がい
いろいろな病気により、腎臓の働きが低下又は、機能しなくなり、身体にとって有害な老廃物や水分を排泄できなくなり、不必要又は、有害な物質が身体に蓄積する状態です。そのため、人工透析を行い、腕の血管(シャント)から血液を機械に通して老廃物・水分を取り除くことが必要です。 - 膀胱・直腸機能障がい
尿をためる膀胱、便をためる直腸がいろいろな病気のために機能低下又は機能を失った状態です。そのため、排泄物を体外に排泄するために人工肛門・人工膀胱を造設する方もいます。これらの人をオストメイトといいます。 - 小腸機能障がい
いろいろな原因によって、小腸が広い範囲に切除された場合と、小腸の病気によって働きが不十分になり、消化吸収が妨げられ、通常の経口摂取で栄養維持が困難な状態です。栄養の補給として鼻から胃や十二指腸までチューブを通したり、直接お腹から胃へチューブを通し、その管を使って栄養補給をします。 - ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がい
このウイルスは、発症するとリンパ球を破壊し、免疫機能を低下させ、発熱、下痢、体重減少、全身倦怠感などが現れます。
特定の症状が現れたときに、エイズ発症となります。 - 肝臓機能障がい
いろいろな原因によって肝臓の機能が低下した状態です。
肝臓の機能が低下すると、倦怠感、黄疸、浮腫(むくみ)、出血傾向(あざができやすい)、食道・胃の静脈瘤破裂による吐血、意識障がいなどが生じやすくなります。 - 呼吸器機能障がい
いろいろな病気により、肺の機能が低下して、酸素と二酸化炭素の交換がうまくいかずに酸素が不足する状態です。
こんなことで困っています(困りごとの説明)
- 身体内部の障がいのため、周りから理解されにくく、電車やバスの優先座席などで誤解されることがあります。
- 内部障がいが全身に影響し、疲れやすい状態にあります。
- 人工膀胱・人工肛門を使用している人(オストメイト)は、排泄物の処理やパウチ(尿や便をためておく袋)を洗浄できる多目的トイレが必要です。
こんなサポートがあると助かります(サポートの説明)
心臓機能障がいの人
重い物を代わりに持つなどの配慮をしてください。また、階段はなるべく避け、エレベーター・エスカレーターを勧めましょう。
心臓に刺激を与えて脈拍を正常に調整するペースメーカーを埋め込んでいる人がいます。携帯電話の電波は、ペースメーカーに影響を及ぼす危険がありますので、人混みや電車の優先席付近では電源を切りましょう。
腎臓機能障がいの人
人工透析治療を週3回、3時間から4時間かけて行うために、通院しなければならないことを理解しましょう。
文字を読んだり、書いたりする場合に、視力に問題がないか、確認しましょう。腎性網膜症、糖尿病性網膜症などにより視力が低下している人がいます。
膀胱・直腸機能障がいの人
プライバシーには十分配慮して、原因疾患などは聞かないようにしましょう。
ゆとりのある広めの洋式トイレに案内しましょう。設置してある場合は、オストメイト対応トイレに案内しましょう。
小腸機能障がいの人
栄養補給のために必要な時間に配慮しましょう。栄養補給などのために、決まった時間に注入しなければなりません。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がいの人
プライバシーには十分に注意しましょう。特に感染原因は聞かないようにして、個人情報が他に漏れないような配慮しましょう。
肝臓機能障がいの人
吐血や意識障がいを起こした時には、静かに側臥(そくが)位(い)(右または左を下にして寝た状態)をとり、血液がのどに詰まらないように注意して、できるだけ早く救急車を手配しましょう。
呼吸器機能障がいの人
話しをするときは、椅子を勧め、楽な姿勢でゆっくり話しをしてもらい、長時間にならないようにしましょう。呼吸器機能障がいのある人は、慢性的呼吸困難、息切れ、咳などがあり苦しい状態にあります。
難病の人
難病それぞれで特性が異なり、その特性に合わせた対応が必要です。
体調がすぐれないときに休憩できる場所を確保しましょう。通院ができるように配慮しましょう。
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